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 南海孤島より帰り、二学期になっても咲夜は我が家に居候を続けた。

「……あのよ、なんで咲夜は今も、朝芽さんの家に居候をしてるんだ?」

 二学期に初の昼休み。私たちはいつもの如く屋上の定位置に集まり、お弁当をかっ込みながら、駄弁っていた。ちなみに、咲夜はあれからは普通の男子の制服を着ている。

「……なんで、つっても、両親から「今暫く、お世話をお願いします」って、朝芽の両親に言ったらしくてよ。それで、だ」

「まあ! 咲夜さんったら、なんでズルい……ではなく、大変なんですのね」

「彩ったら、本音だだ漏れ」

 和気あいあいと進むお昼の時間。そんな中、

「でも、驚きましたわ。咲夜さんが髪を切ってイメチェンとは」

「確かにな。だがよ、そっちの方が似合ってるぜ。

 なあ、朝芽さん」

「……そうね。」

 私は外方を向いて、チラチラと咲夜を見ながらそう曰う。



 ──さて、これとはまったく別に、デバイス無しで魔法が使える事についてだが、だいたい一ヶ月で結果が出た。

 その内容は、

「──おそらく、これは異世界でのウイルス感染が原因ですね。」

 だとか。

 しかも、普通であれば魔法を使うと、カードの魔法陣のように高熱が発生するようなこともなく、実質、無限に使えるというオマケ付き。

 これにより、私は国が秘密裏に指定する“国家研究対象”に選定され、扱いはVIP対応である。



 ──さてさて、ガラリと変わってしまった、私の周囲。はてさて、この先、どうなることやら?





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