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 明けて、翌日。

 私はいつもの如く、ふぁ~と、欠伸を噛み殺し、ベッドから抜け出る。

「おはようございますわ」

「ふぁ~、ふぁい、おはようございま……す?」

 私は時計を見る。


 ──『○六:三○』


 え? ええー?!

 ラジオな体操開始時間。既に彩は私の部屋におり、

「さあ、早く着替えてくださいまし。朝ご飯はお母さまから、こうしてお預かりしてますわ」

 そう言うや、彩はテーブルの横に置かれた布が被せてあるお盆が目にをやる。私は(おもむろ)にベッドから抜け出すと、いそいそと着替える。

「あら? 昨日よりも『痣』がくっきりしてますわ」

「え? マジ?」

 着替え終えて、私は席について髪を結い、テーブルの上に置きぱなっしの筆記用具を手に取る。まあ、酷くなるようなら、医者に診せた方がいいだろう。


「……うげー……。ひとまずは、終わった……」

 ……いや、まさか延べ二日で八割も終わるとは……。私は“うーん”と、背伸びして凝った筋肉をバッキバキと鳴らして解す。

「お疲れ様ですわ」

 さーて、今日の晩ご飯はなんだろうなー。私はそんな事を考えながら、部屋を出ようと扉を開けると、

「──おい、晩飯……──」

「──うにょわ!」

 ……あー、ビックリしたー……。そこには、咲夜がいた。ってかさ、

「なんで、マジで私とまったく同じなのよ?」

 この前は、私服が被ったのは偶然と思っていたが、まさかまたも同じとか、

「ないわー」

 だ。しかも、何故か髪も私と同じく無造作に後ろで括ってるとか、もうね、

「は? そっちが真似てるんだろうがよ!」

 うっきー、言うに事欠いて、何様のつもりじゃ、我!

「……はいはい、お二方とも、どうどうですわ」

 …………はふぅー……。あー、つい、気が立っていた。反省反省と。

 私は彩が合間に入ってくれた事にまたもや感謝。ってかさ、

「なんで、咲夜が晩ご飯の連絡してるの?」

 素朴な疑問を問う。

「……あ、いやさ、……えーっと、だな。今日はさ、りょ、料理、料理したから、お前らに早く食べさせたくってよ……」

 …………あー、うん。

 私と彩は頷くと、

「……咲夜、ありがとう」

「咲夜さん、ありがとうですわ」

 感謝の意を述べる。


 が、

「──ちょっ、なにこれ? 卵の殻が……」

「あら? これは、ちゃんと切れてませんわね」

「まあまあ、あらら? これは、甘いわ」

「はっはっは、何言ってん……ブヒーッ! ゲホゲホ、なんだ? この塩辛いのは?」

 等々の文句が、その日の晩ご飯に出たのであった。



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