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詩集  作者: 豊田直輝
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17/29

その17

【色】

みすぼらしい私のお気に入りは

冴えない色の洋服である

色の配色の好みが偏っており

芸術家としての色の識別力はかなり低い

世界の移り行く様はあまりに速く

時間の流れと色にこだわる私の平行線は

このまま相見える事はないのだろうとは思う。

雨が少し降ってきた。

【悲しみ】

あまりにも悲しい私の境遇は

誰にも理解されない運命なのである

運命とは

ただひたすらに私を翻弄させていき

ただひたすらに

私を亡き者にしようとしているのである

運命に逆らって

もがいているだけの私はもう嫌だ

あがくのを辞めて諦めの境地に入ろう

それが潔いのかもしれないから

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