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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
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理由は……思いと願い

「…………やはりいい脚だ……」


ケイゴは、屋敷にある噴水にある女性の像を見ていた。


「……これが……プロの技か……すらっとした脚だが! 太もものふくらみをしっかりと削ってあるからか、石なのに柔らかそうな印象を受ける……


……ふむ……すばら「……何気持ち悪いこと言っているのよ……」しぃ……………っ!」


ケイゴが、顎に手を添え気持ち悪いことを呟いていると……すぐ後ろに盾士ちゃんが立っていた。


「…………」


「…………」


盾士ちゃん……気配だしてよぉ……恥ず!


綺麗な脚があったら挟まれたい!!


「……石像に欲情してるの?」


盾士ちゃんは、ニヤッとこちらを見ていう。


「……い、いや……なかなか綺麗な噴水だなって……」


……顔見れねー……てか……今日も可愛い服だな……


盾士ちゃんは、ピチッとなったジーパンと花柄のTシャツを着ていた……胸の強調がやべ……


「……ふ〜ん♪ わかったわ……石欲ん」


「……せきよ君……」


……なんか変なあだ名つけられちゃった……石像に欲情だからかよ……さっきの俺……だきゃ! マジだきゃだわ!


「……ふふ♪ 今日は顔を出してるのね?」


「…………あ、はい……フード被っている方がいいですか?」


……俺のブス顔見たくないだろうしなぁ……実際その方が落ち着くんだよなぁ……怪しいからしないだけで……


「……ううん……顔見える方が話しやすいわ」


盾士ちゃんは、屋敷の方に歩いていく。


「……ほら! 掃除するんでしょ? 石欲ん♪」


盾士ちゃんは、俺の横を通るときニコッと笑った……その笑顔……せきよくんでええや俺……


ケイゴは、盾士ちゃんの後を追った。






「……シロフワさん……お! やっぱり♪」


「……ヒカルンじゃないの? 何でそれで出てくるのよ……」


ケイゴと盾士ちゃんは、屋敷に入ったが暗かったのでシロフワさんを召喚した。盾士ちゃんはシロフワさんを、ツンツンしてそう言った。


「……さぁ……自分も分かんないです……」


「……術者が分かんないって……はぁ……」


ケイゴと盾士ちゃんはそのあと、この前の分担で、物を浮かす盾士ちゃん、掃除をしていくケイゴで別れ着実に掃除が進んで行った。


「……石欲ん? あなたって、何の職業を目指しているの?」


盾士ちゃんは、椅子に脚を組みそう聞いた。


「……えっと……盾士を目指そうかなって……」


俺は、雑巾で拭きながら言う。


「………盾士……ねぇ〜……どうして?」


盾士ちゃんの声は、何となくだが真剣な感じがしたので俺は、盾士ちゃんに振り返る。


「…………」


……どうして俺は盾士になりたいのか……それは……






……チョロ虫!



……はい? 何でしょうか……



……早くしないと、また麻痺させるから!



……チョロ虫! 手が止まってる!



……は、はい! すぐ終わらせます!



……終わりました……



……本当トロイ……デブって……ふん!



……す、すいません……光……ありがとうございました……



……無駄な魔力使わせないでよね



……はい……



「……自分に合わない職業教えてくれた人がいたんです……ちょっとビリビリと厳しかったですが……」


「……ビリビリ?」


「……はい……」








……ケイゴさんのおかげで、どうしていけば良いのか見つけられたような気がするんです……



……ケイゴさん……これを……



……これは?



……最初はケイゴさんに見せたいって思ってたんです……準備が出来たらお教えしますので……持っててもらえませんか?



……自分は……字が読めないんですけど……



……はい……分かっています……明日、いつもの時間に来てください。もう許可はギルマスから取ってますので……



……分かりました……いつもの時間に来ます……



……まだ……人が多そうなので……薬ソウネの見分け方をお教えしますが……聞いて行きますか?……ケイゴさん



……あ、はい……よろしくお願いします……先生



……分かりました……私の話をしっかり聞くようにしてください……ケイゴさん




「……職業の大切さ……冒険者になった時に必要な知識を教えてくれようとしてくれた人がいるんです……」


「……そう……」






…………回復瓶です……私が作ったんです……



……えっ? お、俺に?



……先生につくり方教わりながら……


……ロデーブさんの傷が少しでも早く治ると思って……ちゃんとした回復瓶は高くて買えなかったから……



……あ、ありがとうございます……すごく嬉しいです



……あっ! そろそろ授業の時間だ……ごめんなさい! ロデーブさん……私行かないと……



……これありがとう……大切に使わせてもらうよ……勉強頑張って



……はい! ロデーブさんも頑張ってください!






「……自分だけが辛い訳じゃない……困難に対向かう勇気をくれた子が居たんです……


……その子は、自分より辛い思いをしながらも、手を差し伸べてくれた……こんな強い人になりたいと……」


「…………」







……門番である私は、ライトセルに住む皆んなを守って……冒険者になるケイゴは……


……私を含めてライトセルを守ってほしいわ



……え?



……でも……あの時の約束破ったら許さないから……必ず帰ってくるって……



……あなたを……信じさせて? ね?




「……約束したんです……この町……


……ライトセルを守ると……


……自分を……信じてもらうために……」


「…………守る?」


「……守るために……盾士を目指そうと思いました……」


「……言われたからとか言ってたじゃない……盾士に」


盾士ちゃんは、真剣な表情でこちらを見る。


「……はい……でも……守りたいと思う意思は……


……自分だけの物です……言われたとかじゃないです……それがいいと思いました……


……それだけです……石欲んだけに……」


……意思と石欲をかけてみました……


「…………おもしろくないわよ……ふっ……」


盾士ちゃんは、少しだけ目が泳いでいた。


「それに……助けられたらなって……自分じゃなくていいんです……誰でも……そう言う人が居るんですよ……この町に……」


「……ふ〜ん」







……私……ここに逃げて来たの……ここにしか居場所が無いの……



……えっ……そ、それは……



……ごめんなさい……これ以上聞かないで……思い出したく……ないの……


…………



……お、お願い……私を追い出さないで……ここにしか……



……分かりました



……えっ……本当に?



……ローゼさんには……内緒にします……だから……安心してください……



……ありがとう……







「……何変な顔して居るのよ……ほら続きやるわよ……」


盾士ちゃんは、組む脚を変えた……いい……


「……わかりました……」


ケイゴは、作業に戻る。


「…………」


(……この前……適当なこと言ってたから、もし同じこというようならまた物ぶつけようかなって思ってたけど……ケイゴもいろいろかんがえてたのね……)


「……この町を……ここにいる人々を守れる……世界を救うとかそんなことできないですが……盾士なら……出来ると思ったんです……」


「……そう……わかったわ……教えてくれてありがとう……ケイゴ」


「……いえ……大丈夫です」


「……盾士になりたい?」


盾士ちゃんは、優しく問いかける。


「……なりたいです……」


「……盾士必須 1 ! 身だしなみはいつも正しく保つ!」


盾士ちゃんは、大きな声ではっきりとそう言った。


「……え?」


俺は振り返る……いきなりどう言うこと?


「……盾士はね? 身だしなみが大切よ? 理由はわかる?」


盾士ちゃんは、人差し指を上に立てそう言う。


「……身だしなみ……」


……身だしなみ……身だしなみ……汚いと弱そうに見えるから? うーん……


「……遅い! 答えは……周りの人たちが安心して戦えるようによ……


……例えば……ボロボロの鎧を着た人とちゃんとした鎧を着ている人が……攻撃は、私が防ぐ! なんて言った時、どちらが信じれる?」


「……ちゃんとした鎧の人ですね……」


……そういえばそうだよな……その通りだ……


「……だから……身だしなみはいつも正しく保つ。これは、盾士にとって必要なことよ……ケイゴもまずは身だしなみを正しくしなさい……わかった?」


盾士ちゃんは、人差し指を俺に指して言う。


「……はい!」


……盾士必須 1……身だしなみはいつも正しく保つ! 覚えなくては!


「……私は、上級頑盾士……盾士の中で最上級職だったわ……あなたが盾士に本当になりたいなら……


……私が教えてあげてもいいわ……」


盾士ちゃんは、そう言った……


「……上級がんじゅんし……いいんですか?」


「……私が自ら言ったのよ? あなたにやる気があるなら……ね?」


盾士ちゃんは、真剣な目で俺をみた。


「……守りたいんです……この町を……守りたい人たちがいるんです……だから……


……よろしくお願いします……」


「……あなたが……思っているほど……ううん……分かったわ……私が教えるからには……あなたを本当の盾士……最強の盾士になってもらうから……いい?」


「…………うぅ……最強は……その……」


……最強は無理だろ……だって俺だぜ?


「……いい!? 良いならちゃんと返事しなさい! ケイゴ!!」


「……は、はい!」


……勢いで返事しちゃったよ……大丈夫かなぁ……


「……よろしい……続きするわよ……まずは掃除を終わらせなきゃね?」


「……はい!」


ケイゴは、掃除を再開する。







「……あなたが思っているほど……盾士は……


……守れるものじゃないのよ……盾士必須 5


……私はそれを知っている……から……」


盾士ちゃんは、ケイゴが汗を拭いて掃除してる姿を見てそう呟いた。


「……ケイゴ? あんたの使ってるその手拭い……随分可愛らしいわね……」


「……え? あ、あぁ……そうですね……」


ケイゴが持っている手拭いは、薄いピンク色で、色々な花びらがちりばめられていた。


そう……男が持っているにしては……おかしいものだった……


「……ケイゴって……もしかして……こっちの人?」


盾士ちゃんは、右手の小指だけを立てて、自分の口元に持っていった。


「……それは……なんていう……」


「……心は女性って意味じゃない……」


盾士ちゃんは、そのポーズのまま答えた。


「……いや……違いますよ……普通に男です……」


……ホモって言いたいんだね……よく言われましたよ……男としか話せなかったんですから……女性が寄ってこないんだからな!


……だって……俺だぜ?


「……そう……石欲んだものね♪」


盾士ちゃんは、笑う。


「……そ、そうですね……」


……俺……精神的に……ガチガチだよ……


……石だけに……


「……汗拭ければ、模様はあまり気にしないだけです……」


……この手拭い……ポケットに入っていたんだよね……助かるわ〜汗かきだからさぁ……


……門番ちゃんのかな? 本当このローブといい……女神のような人だ……


「……ありがとうございます……俺……


……毛が抜ける思いで……頑張ります……」


「……休まない! 体力も必要よ! 盾士は」


「……は、はい!」


俺は、汗をかいては拭いてを繰り返し掃除をした……手拭いも洗っちゃったみたいだから匂いが残ってね〜!! 勿体無いことしたわ……


ケイゴと盾士ちゃんは、掃除を再開した。


盾士必須……気になる……

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