盾士とは……
「……はぁ……はぁ……」
「……あなた……体からゆげがたっているわよ……」
ケイゴと盾士ちゃんは、掃除を再開させたが、盾士ちゃんの指導は……キツイ
「……運動すると……はぁ……たまになるんですよ……はぁ……」
ケイゴは、可愛い手拭いで汗を拭いていく。
「……運動すれば……誰でもなるわ……なるのが早すぎってことよ……」
「…………」
……盾士ちゃん……厳しいよ……俺デブだもん……周りより運動してないんだから……しょうがないじゃん……
「……盾士は足腰から鍛えてくわ。強い衝撃が来た時に踏ん張らなきゃいけないんだから」
盾士ちゃんは、盾をポーチみたいな奴からいきなり出して、盾を持ち構える。
「……職業の中で一番の防御力を誇るのが……盾士……なら必然的に攻撃を受ける量も一番多くなる……例え相手が格上の相手でも、その攻撃を一度でも防がなくては盾士ではないわ……盾を持った人って事……」
盾士ちゃんは、盾を空中に浮かし椅子に座りなおした。
「……一度でも防がなくては……盾士ではない……」
……ロッパーのアッパーは……全く防げる気がしねー!!
「……そろそろ昼ね……休憩しましょ?」
盾士ちゃんは、ニコっと笑う。
「……そうですね……ちょっと休憩を……」
「……噴水の周り50周」
「…………えっ?」
「……師匠の言葉は、聞き逃さない! もう一度言うわよ?
……噴水の周り50周」
「……そ、それは……休憩をするんじゃ……」
「……えぇ……掃除の休憩をしましょって言ったわよ?」
「……なら……」
「……盾士になる為に私が教えてあげるって言ったわ……掃除を休憩して……
……指導を始めるって事よ……わかった♪?」
盾士ちゃん……いや……盾師匠は、またニコっと笑った……この笑顔……なんかマジ怖い……可愛いのに……
「……え……「返事! それも出来ないの!?」は、はい!」
「……やるわよ……ほら……あなたの好きな噴水で走れるの……嬉しいでしょ?」
「……う、うぅ…「返事!!」はい!!」
「……師匠の話は、返事をちゃんとする事! 拒否は許されないわ……いい?」
盾師匠は、こちらをじっと見る。
「……はい! じゅん師匠!」
「………そ、その呼び方……
……なんかいいわね……」
盾師匠は、少し頬が緩んだように見えた。
俺と盾師匠は、庭の噴水に来ていた。
「……よく見ると……噴水……でかい……」
「……走りたくなったでしょ?」
盾師匠は、嬉しそうに笑う。
「…………はい……「声が小さい!」はい!!」
……このテンションキツイ……容易に受けた罰か……
「……水飲みなさい……掃除をする時間が減るわ」
「……はい!」
俺は、水筒を取り出す……女神様からのプレゼント……また食べたいなぁ……
「……ケイゴ……なにそれ……水筒なの?」
「……そ、そうです……」
「……見ない形ね……ちょっと見せてよ」
盾師匠は、目を輝かせて俺の持っている水筒を見ていた。
「……はい……どうぞ……」
「……ありがとう」
そう言うと、水筒を宙に浮かして、じっくり見ている盾師匠……なんか可愛い……こう言うの好きなのかな? ……なぜなら……
……盾師匠の盾は……とってもカッコいいのだ……俺の身長くらいに縦にあり、横幅は俺でも入ってしまうくらいの大きさだ……だが! そういうことではない! 盾師匠の盾は十字みたいに上と下右と左に、トンガリみたいなのが生えている、そして模様! 均一なのだよ! 俺は均一なものが好きだ、丸とかね……
地味な色の線がクロスしたり、斜めにクロスしたり、縦にクロスした模様だ……ごめんなさい説明とか苦手なんだよ……だって俺だぜ? 盾の中心には、五つの四角い宝石みたいなのが埋め込まれている……カッケー
「……ありがとう……ケイゴ」
「……あ、はい……」
盾師匠は、水筒を返した。
「……その水筒すごいわね……」
「……え? すごいですか?」
……やっぱ地球の技術はすごいものなのだろうか?
「……浄水魔機ついてるわ……それも……一番強いやつ……」
「……浄水……魔機……」
……女神様……そんな機能ついてるのくれたの?……メギュイ! 超メギュイ〜!!
メギュイとは……女神様をギュとしたくなった瞬間のことを言葉で表した……ケイ語だ!
この言葉は、門番ちゃんも含まれる……が……レンさんがいるので使うことはないだろう……
「……あなたこれどこで手に……あ、そんな事はどうでもいいのよ! ほら! 飲め! そして走る!」
「……は、はい! ……ゴクゴク…ブフォ!」
俺は、急いで飲んだせいで吹いた……ヤベェ! 盾師匠にかかる!
「……なに吹いているのよ……」
「……ご、ごめんなさい……本当にすいません……」
盾師匠は、避けずにそのまま水を浴びた……が……濡れてはいなかった。
「……飲んだら行きなさい」
「……は、はい!」
……盾師匠……水が貫通してるように見えたんだけど……
……まぁ……気のせいか♪
ケイゴは、走り出す。
「……スッスッハァ〜……スッスッハァ〜」
……あ……もう辛い
その後、盾師匠に怒鳴られながらケイゴは、噴水50周を走り切ることが出来た。
最近……腹筋したんですよ……一回も出来なかった作者です




