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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
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3話 始まりの始まり2

 勇者がチートじゃなくて、魔王がチート持ってるって……なんだよそのゲーマー用のシステムわ!


「私も困っていまして…前の魔王は、温厚な方だったので勇者もニートしてたんですが、今の魔王は戦いに飢えてまして、冷戦状態であったのを無理やり破棄しちゃったんですよ…」


「魔王何してくれてんだよ……てか勇者ニートだったのか〜」


「今の勇者は、ニートではないですよ?」


 俺がもらうはずだったポジション……世界に一つしかない聖剣とか使えるってかっこよくね?


「でも……今の話聞いて、自分が行く必要あるんですか? だって、そんな強い魔王がいて弱くない勇者もいる……絶対、俺より適任者は沢山いたはずですよね?」


「…まぁそうですね…ケイゴさんより、強い方や賢い方は山ほどいますね」


「じゃぁ、どうしてですか?」


「でも…関係ないんですよ、そんなことはね? 貴方は今、話を聞いて、どうしたいって思いしたか?」


「う〜む……魔王って悪いやつなのかなーとは思いましたね、戦いたいだけならまだ人だって似たような人いますし……」


「そう思う人が、どれだけいるか分かりませんよね? 他に違うことを言う人だっています…例え、ケイゴさんより強く、聡明な人を選んでも、その世界を救いたいと思わない人であれば意味がないのです」


「でも、俺が救いたいとおもうわけじゃないじゃないてすかぁ〜」


「本当にそう思えるんですか? ケイゴさん」


 魔王がチート……そんな奴を倒せと言う女神様……俺はどうする? これは夢、夢だから別に救わなくてもいいんじゃないか?

 俺は……そんなこと思える訳ないじゃないかよ! それに異世界だぜ? もしかしたらチートもらえるかもしれねーし……


 俺つえー!

 チーレム! できるかもしれんじゃん!


「一つだけ、ケイゴさんの望むものを与えることができますよ?」


 ほら〜な〜? 女神様も言ってるぜ? これは乗るしかないんじゃないかな?  異世界に!


「答えが決まったようですね♪… (チョロい♪)」


「おう! 俺は異世界に行くよ! たとえこれが夢だったとしても、困ってる人が俺でも救えるって言うなら! ……最後何か言いました?」


「いえいえ♪ 救ってきてくださいますか?」


「だって俺だぜ? 女神様ならわからますよね?」


「当然です! 私は女神ですもん!」


 大きな胸を張り笑顔で言う女神様………


 まじ女神様!


「では、望むものを一つ与えましょう! 魔力でも、スキルでも、貴方が手にしたいものを♪」


「お、おおー!! とうとうきたようだな! おれの時代がー!!」


 でだ、何にするかな?

 魔力を沢山手に入れて、魔法で蹴散らすのもカッケーし……スキル強いので無双ってロマンあるよなー!


 でもね? でもね? 俺はそれが出来ると思うかい? デブでブスの俺がさ?


 例えば……魔力得て蹴散らそうとした時に、死角から攻撃されてみ? 死ぬぜ?


 スキル、そうスキルを手に入れよう。でも、一つのスキルでやってけるほど、異世界は甘くないだろ? 現実世界でこれだけ大変なんだ! 異世界も甘くないだろ! 絶対! そうそれは……


 だって俺なんだからさ………


 今まで俺は無力だった、いや無気力かな? 生きる理由は、正直あるような、ないようなそんな感じでさ? 小説を読むの好きで、ファンタジー系。後はアニメくらいだし……薄っぺらい人間で何をするにもうまくいかない、見た目もブスでデブで身長は168と日本の平均169らしい……それで俺の取り柄は健康だったのに、これだぜ?


 もう適当に生きてきて、そして平均年齢80歳を20歳くらい下回って朽ちると思ってたのに……これだぜ? ハァ〜こんな夢だって見てる俺って……


 ……まぁそんなことは今はいいや、望むものは、もう決まったよ! 簡単な話さ死角から攻撃されても、スキル一つだけでもなく!


 カンストだよ! カンスト!


 死角からも攻撃されようが、ステータスが上なら耐えられる!


 スキルなかろうがゴリ押しできる! それが……


 か、ん、す、と


 最強さ!

 ゲームとかでも自分のキャラは、まず防御固めてからやるタイプだしね。


「どうやらきまったようですね? レベルをカンストさせるでいいでしょうか?」


「うん!♪ レベルカンスト、ステータスオール999でお願いします!」


「…ステータス999でよろしいのですか?」


「それでいいです!!」


「…分かりました。では、レベル99のステータス999にしてあげましょう♪」


「よろしくお願いしますぅー♪」


「楽しそうですね? では…ハイ♪ これでなりましたよ」


  女神様は俺に手をかざしただけだった


「えっ? もうなったんですか? はやくね?」


「私、女神ですよ? ふふ♪」


「そうしたわ♪ 舐めてましたわ……実際舐めたい」


「はいはい。女神だからって、セクハラはいいって訳じゃないですよ?」


 なんかすごく怖い……威圧感かこれが……


「では、ケイゴさんの第2の人生が素晴らしいことになるよう、頑張ってくださいね♪」


「はい! 魔王倒してやりますよ! できれば結婚してみたいなーなんてね? 無理だと思うけど、俺だし……」


「ふふ♪ 大丈夫ですよ! ……きっとね? 転移します! では、応援して待ってます♪」


「えっ?!おっわー!……」










「行っちゃいましたね…ケイゴさんはこれから沢山怖い思いや、辛いことを経験するでしょう。でも、諦めないで下さいね? 私が選んだんですから♪」


 女神様は、少し間を置き続けた。


「どうして貴方を選んだか…貴方のような方は地球に57.833人いますよ、その中で選んだ理由は…」


















「女神のみぞ知ることです♪」

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