第拾参歩 自分の進む道は……
皆さま! 読んでいただきありがとうございます!
pv2万9000突破! 凄い……驚きだ……
はい! という事で! 囚人ケイゴの補欠戦記は、これから考えていくんですが……ウズウズしてます♪
それと、小説情報を書き換えましたので見ていただきたいと思います……読む人減っちゃうだろうなって気持ちで書いている内容ですが書いとかないと後々読む人達が困っちゃうと思ったので書きました。どうぞ!
「……どうして……296さん……」
ケイゴは、抱き抱えられたままその髪で隠れた横顔を見ていた。
「…………」
バサッ!! バサッ!! バサッ!!
そう聞かれても何も答えず上を見て飛翔する。
「……自分重いですよ? 95キロ以上……だ、大丈夫ですか……その」
「…………」
紫髪の片翼さんは、上だけを見て飛んでいた。
「…………」
……どうしてあなたがここに……夢なんじゃないのか……それにそんな細い体で俺を抱えるなんて……
「……フーー……フーー………」
バサッ!! バサッ!! バサッ!!
「…………」
「……スフーー………スフーー………」
バサッバサッ!! バサッバサッ!!
「……あ、あの……」
「ススフーーススフーーススフーー」
バババサッ! バババサッ! バババサッ!
「……自分、降りた方がいいんじゃ……」
……呼吸が荒くなってきたし、羽ばたきもまるで強引に無理やり動かしてるかのようになってきた……スッゲー揺れだもん……
「…………」
紫髪の片翼は、明らかに口呼吸になりとても苦しそうな状態でありながら、それでも闇の中をケイゴを抱えなが飛翔する。
「ケイゴを助けてくれるの〜?」
光の人は、ケイゴに隠れるようにして顔を覗かせて296さんに言う。
「……気まぐれ……」
すると始めて声を発する。
「……ッッ?!?!」
ケイゴは、296さんの横顔を驚愕の顔で見た。
……喋った……しかも……とても優しい声だ……
「……もうちょっとで上に着く……そしたら私の事は気にしないで……」
紫髪の片翼は、そう言った。
「……それはどう言う……」
ケイゴは、その言葉の意味を理解しようとしたが。
「……ケイゴ〜光が見えてきたよ〜」
光の人は、上を指差しそう言った。
「……あ、本当だ……そのご迷惑をかけてしまいすいません……」
「……いい、気まぐれ……」
そして……
世界は闇から光へと移りケイゴは、また地獄の囚人生活2日目が始まる。
シャン! シャン! シャン!
「……う、ううん……」
シャン! シャン! シャン!
「……296さん……」
タッタッタッ! ガチャン! ギギー
「おはよう♪ 618〜朝だぞ〜♪」
シビュター1が、上機嫌で牢屋に入ってきた。
「……おはようございます……」
……今日はやけに機嫌がいいな……てかさ、囚人の牢屋に鍵かけないの? 最初きた時はかけてたのに……
「……さぁ♪ 今日も仕事だぞ〜張り切ってソウネ選別してこい♪」
シビュター1は、ニコニコ顔でケイゴに顔を近づけて言う。
「……そ、そうですね……」
……なになに? 怖いんですけど……昨日と全然、人が違くない? もっと普通の感じだったような……
シビュター1と話していると……
「296! 起きろ! 何無視してやがる!」
シビュター2の怒鳴り声が聞こえてきた。
「……またかよ……アイツはすぐ怒るからなぁ……」
「……チッ! おい、サイバ……こいつどう思う?」
シビュター2は、サイバと言われたシビュター1に聞く。
「……ん? ん〜〜どうだろうなぁ〜」
サイバは、その質問の答えを考えていた。
「っ?! な、何して……」
ケイゴは、その光景を見て目を見開く。
「……なんだよ618番、296がよ? お「違う!! そう言う事じゃない! そうじゃないだろう! やめろーー!!」きな……うっ!」
ケイゴが見たのは、ぐったりとした296の長い髪を掴み牢屋の外まで引きずっていたシビュター2を見たケイゴは、叫びシビュター2にタックルをかましていた。
バタンッ!
296さんは、ケイゴがシビュター2にタックルして一緒に転がったのでシビュター2が手を離した時に、30cmくらいの高さから顔が地面に落ちる。
「……何をしている! お前が悪いんだぞ!
[ 我は上者、底弱な物に罰を ジマレイド ]」
サイバがとっさにケイゴに呪いをかけた。
「……ううあーー!!」
ケイゴは、シビュター2の上で苦しみだす。
「……どきやがれクソゴミが!」
ガンッ! ゴロゴロ…ドサ
「うっ!! はぁ……くぅ……くるじい……」
ケイゴは、首輪と腕輪からくるなんとも言えない痛みに殴られた顔の痛みよりその方が何倍も辛かった。
「……囚人の分際で、シビュターに手をあげるとは……死にたいのか!」
サイバは、ケイゴに怒鳴った。
「……はぁ……はぁ…… 296…さん……」
ズル……ズル……ズル……
ケイゴは、痛みでサイバの言葉など耳に入っておらず、体を引きずり296さんのそばによりその細くか弱い体に覆いかぶさるようにして安否を確認する。
「……スー……ハ〜……スー……ハ〜」
髪に隠れた口元から息が吐き出される音が聞こえた。
「……良かった……」
……苦しい! 苦しい! 体が熱い!! クソ! 何で……何で俺はいつも……俺は何で!!
今後悔しているんだ!!
「……お前らーー!! 何でこんなことが出来るんだ!! 彼女は、女の子なんだぞ!! うぅ……」
ケイゴは、呪いをこらえながら絞り出すようにして二人のシビュターに吠える。
……辛い!! 首が! 腕が!! 焼けるように痛いよ〜!! なぜ俺はいつも……
……助けるのを後悔しているんだ……
「……あ? こんなガリガリなやつ女と言えねーだろ? それにそいつは囚人だ、どう扱おうかは、俺らが決める!」
シビュター2は、起き上がりながら怒った表情でケイゴに言う。
「……そうだ、シビュターは囚人をただ管理する……それが俺らの仕事だ」
サイバは冷たく言い放つ。
「……それでも……女の子……俺は……女の子が傷つく姿は見たくないんだ……何で何だよぉ〜……何でそれが出来るんだ〜訳がわからないぅ……」
……彼女を助けようとしなければ俺はこんな苦しみを味合わなくて済むのに……どうしてまた俺はこんな目に……
ケイゴは、涙を流す。
……いい、気まぐれ……
[ ジマジョイカ ]
サイバは、呪いを解いた。
「……はぁ……はぁ……」
ケイゴは、呪いの痛みから解放される。
「……チッ! まぁでもそいつはもうダメだな……囚人は休みがない、今日このままって事ならそいつは目標を達成できないって事だ……俺的に? その方がかおをみなくてすむからいいがなぁ〜♪」
シビュター2は、本当に嬉しそうに言う。
「……はぁ、ほんと嫌いなんだな296が」
サイバは微笑み言う。
「…………」
……そんな事って……
「……スー……ハァ〜……スー……ハァ〜」
今にも消え入りそうな弱い呼吸
ケイゴは、ゆっくりと起き上がる。
「……それって、奴隷に落とされるって事ですか?」
ケイゴは、つま先を立てた正座で二人を睨みつけるように見るケイゴ。
「そう言うこった」
シビュター2は、素の顔で言う。
「…………」
ケイゴは、顔は見えないが辛そうな296を見る。
「……俺が上司に連絡しとこう……618番先に仕事場に行け……ミナがいる場所にな♪」
サイバは、ニヤッとしていう。
「…………」
……俺はもう辛い思いはしたくない……人を助けようとすればいつも俺が苦しむだけじゃないか……296さんだって別に……ソウネを見つけてくれたのは感謝しているけど……
ケイゴは、296さんを優しく抱き抱える、その時、紫の髪がサラサラと下に重力に負けていく。
「……待ってください……」
ケイゴは、真剣な表情でサイバを見た。
「……どうした? 早く置いて行け。目標達成出来なくなるぞ?」
「……彼女の分も……俺が稼ぐ!」
ケイゴは、そう言った。
「…あ? そんなの許される訳ないだろ? 何馬鹿なこと言ってんだ? 目標っていうのはな〜今まで人1人の仕事量の平均から出されたギリギリこなせるぐらいに設定してあるんだぞ? それを「待てよ……面白い……今まで他の他人の為に動こうとした奴がいるか? コイツはそれをしようとしている……やらせてみないか? 失敗すればどの道奴隷になるだけだ2人共がな?」……そう言われてみれば……賭けるか!」
「……お! いいねぇ〜」
2人のシビュターは笑い合う。
「……師匠……俺……やっぱ……弱い……
……結局いつも同じ方を選ぶんだ……めんどくさいから……そうめんどくさい方……
そっちがいつも……俺が避けて通る道……」
……でも結局……そっちの方がめんどくさい……
ケイゴは、296さんの顔を見た。
そこには、辛そうでほっそりとした女の子、綺麗なオレンジの色をした瞳がこちらを見ていた。
「……気まぐれですから、気にしないでください…… 296さん」
ケイゴは、助ける事による自分への苦悩と、ソウネを見つけてくれた、ただそれだけの事を天秤にかけて、自分に嘘をつくように、胸に抱くか弱い女の子に優しく笑いかける。
見捨てるか……守るか……気まぐれに選択した。
「……ソウネ選別より稼げる仕事をください!」
ケイゴは、シビュター2に聞く。
……俺はいつも間違える……楽な方楽な方に選んでも……結局そっちの方が大変で……でもね? その道を進んできた俺は……
……ここにいる……それって俺の唯一の自慢だ
……彼女は、俺のヒロインにする……好きでもない、見た目だって細すぎてタイプじゃない……けど……彼女を守る為に俺はきっと……
……ここに来たんだ!
ケイゴは、また間違える……彼女に関わる事による運命の選択は……間違えだと知らぬまま……
「……瞳がオレンジ色……キューシルナ族……
……ケイゴその子は……魔族よ……」
盾師匠は、驚愕の顔で見ていた。




