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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
187/335

結末……

「……モキュアキュドクドックキュン」


……やばい……ソウネ嫌いになりそう……


ケイゴは、ソウネを千切っては食べ、千切っては食べを繰り返し早、午後5時……


「…………」


シロフワさんを胸に抱き、片腕をシロフワさんと自分の胸の間に突っ込んで誰にも見えないようにしながら撫でて、ケイゴを睨むミナさん。


「……毎日毎日同じ作業で飽きるわ〜」


「本当それ! でも一番楽なのはこの仕事だけだから最悪」


「……おっもしろくない……」


囚人の女性達は、たまに話したりしながらゆっくり着実に進めていく。


「…………」


296番は、休まずマイペースに進めていた。


「……もぐもぐ……」


……ソウネ選別をああも出来るんだ……皆んな今日やそこらの歴じゃなさそうだ……だが……今一番多くソウネの山を作っているのは……


「……このお「私語は慎みなさい! クズ!」………はい……」


……誰か……褒めて?


ケイゴは、自分を自分で元気付ける為の行いを封じられる。


「……負けないで頑張りなさい……あなたの頑張りは私が知っているわ」


盾師匠は、ケイゴを慈愛の眼差しで見守っていた。


「……てか……俺の目標ってどんくらいだ?」


ケイゴは、顎に手を添える。


「……可愛いわね……」


ミナは、シロフワさんを肩に乗っけた。


「……あの……」


ケイゴは、ミナの方を向き声をかける。


「…………っ?!?!」


ミナは、ビクッとなりケイゴの方を見た。


「……あ、あの……」


……やっべ! びっくりさせちったか……怒られるのかな〜やだな〜呪いかけられたりしたらやだなぁ……


「……何」


ミナは、肩に乗ったシロフワさんをどけようとしたがケイゴの目を気にして、手が宙を迷う。


「……その、自分の目標を聞きたいのですが……」


……シロフワさんが肩に……もしかして……


勝手に乗っちゃったか♪ あるある! よく乗ってくるよな! なぜそんなビックリしたのか分かんないけど……彼氏とか夫とかの事考えていたとか?……俺が固まっている時は、大体小説書いていたから、その内容を考えていたり、ヒロインやっぱ可愛いわ〜とか自分の妄想に走ってる場合が多い……聞いてないか!


「……そう言えば言っていなかったわね……1日の目標……他の囚人は、600本の選別でクズは、1200本の選別よ!」


ミナは、高らかにシロフワさんを頭に乗せ言う。


「……はい、分かりました……」


……マジかよ……1200って……


……数数えてないぞ! どど、どうしよう!


……てか、シロフワさんを自分で頭に乗っけてなかったか?


「……な、何?! こ、これは勝手に頭に乗ってきたのよ!」


ミナさんは、迷惑そうな顔で俺に言う。


「……あ、はい……」


……いや流石に……頭に乗ってくる事……


あったわ! 張り付いてくるよね〜めっちゃ気持ち分かるわ〜可愛くてついつい放置しちゃうんだよね〜うんうん♪


ケイゴは、一人納得し頷いていた。


「「「「「…………」」」」」


(……自分で乗っけてたよ確実に……)


囚人達は、言うとペナルティーが来るので言わなかった。


「後30分ほどでその時間が来るわ〜気を抜くんじゃないわよ! 囚人達! ……クズには言ってない!」


「「「「……はい!……」」」」


囚人達は、返事を返した……2人を除いて……


「……モキュアキュドクドックキュン」


……これ終わるのか? 1200……先生なら……いや! 今はいない……縋るな! もう……先生と呼ぶことも無いのだから……


ケイゴも、ラストスパートをかける。




そして……その時間になる





「……今回一番多く選別できた296番よ。はい、タプ」


「…………」


296番は、タプを受け取る。


「……クズ……」


ミナは、俺を見る。


「……はい」


……296番流石だな……ずっとやってたもんな……俺は休む暇すらないからするしかなかったけど……トイレはちゃんと行ったよ? めっちゃ汚かった……ウンコとか漏れてて、避けながらした。


「……これがクズのタプ」



ガシャン!



ミナはタプの入った袋を放り投げた……俺の届かない位置に……はぁ……


「……クズはクズだったのよ」


ミナは歪んだ笑みをした。


「…………」


……まさか……


「……どうしたの? そんな顔をして♪ 私が言うことが分かっているような顔ね」


「……あらあら♪」


「……ほら、行った通りじゃない……」


「……おっもしろ♪」


囚人達はクスクスと笑い始める。


「……目標……1200……」


ケイゴは、両の掌を絡めて強く握る。


「……1007……618番あなたは! 奴隷になるのよ!」


ミナは、高らかに絶望を告げた。


「…………そん……なぁ……」


ケイゴは、膝をつき下を向く。


「……私が手を出すまでもなかったわ! あなたが言った通り邪魔はしてないわよ? 罪を償わせた! 朝からしていれば達成出来たかもしれないわね! クズ!」


ミナは、興奮しているのか頬を赤くしていた。


「……待って下さい! 続けさせて下さい! 必ず終わらせますから!」


……ここで、こんな所で終わるのなんて嫌だ! 俺はまだ果たせていない約束が沢山あるんだ!


ケイゴは、手を広げ声を張り上げる。


「……ダメよ! みんなそうやって奴隷になっていったのよ?! しかもクズにそんなこと許すわけないじゃない」


ミナは、指をさし言う。


「…………でも……」


……そうなんだよ……俺以外の人はきっと同じようにそして……奴隷になっていったんだ……俺だけとかそんな都合のいいことなるわけない……でも! それでも嫌なものは嫌なんだ!


「……クズはクズらしく捨てられるのよ……ゴミのようにね!」


「……くっぅ……」


ケイゴは両手をつき、涙を流すしかなかった。

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