約束……
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pv2万6000突破しました! はや!
ケイゴは、苦しみ辛い囚人生活……悩んでるんですよ……あれ? これからどうしよう!
はい! という事で、囚人ケイゴは自分の罪を償いそしてこの地獄から抜け出す事が出来るのか! 作者はまだ知らない。どうぞ!
「…………」
ケイゴは目を覚ました。
「……起きたようね……ケイゴ」
「っ?!」
ケイゴは、その声の主を確認するために顔をその向きに向けた。
「…………」
その人物は、全身に鎧を着込み顔だけが見える、それだけで分かる顔立ちの良さに、大人っぽくもあるが幼さの残る顔と白い肌、目の色は青で、見ていると溺れてしまうような感覚になる。兜から見える髪は綺麗な金髪で染めたような感じではなく自然な色でとても美しい、そんな人だった。
「……あなたに聞きたい事があるの……」
その人物は、無表情でとても冷たい声だった。
「……はい……」
ケイゴは、その人の目を離さずしっかり見て答えた。
「……あなたはどうしてそこに居るの?」
俺の好きな声でそう言う人物それは……
俺の好きな人、門番ちゃんだった。
「…………」
ケイゴは、休憩室ではない……牢屋の檻を挟み門番ちゃんと向き合っていた。
「昨日は、あなたはそこにいなかった……いつものケイゴで、そして私の信じれたケイゴだった……なのにどうして……そこに居るの……」
「……すいません……」
ケイゴは、頭を下げた。
「私は! 謝って欲しいじゃないの! なぜそこに居るかを聞いているの! あなたはそんな事する人とは思ってなかったわ! なのにどうしてよ!」
門番ちゃんは、苦しそうな顔で俺に言ってくる。
「……はい……ごめんなさい……」
「だから違う! 私が聞いている質問に答えて!」
牢屋に響く彼女の声が耳に入る。
「……約束……守れなくてすいません」
ケイゴはそれでも、しっかり彼女を見た。
「……謝るのなら何故そこに居るのよ……私はあなたを信じようとしたのよ? なのにこれじゃ、もう貴方を信じれないじゃない!」
(……違う……私はケイゴを最初から信じていなかった……)
「……約束しました……でも自分はこうも言いました……信じなくていいと……」
「……えっ?」
門番ちゃんは、ある日の事を思い出す。
……忘れてたじゃない……私、信じていいのよね? ……ケイゴの事……
……信じてほしいですが……信じなくていいです……
……えっ? それは、どう言う事?
自分は、自信がありませんから……今回だって……あの魔導士の女性が来なければ、今頃……土の中ですよ……でも……
……自分は、まだ死ぬわけにはいかないんです……
……恩を返したい人がいるから?
はい! ……それに……このライトセルを自分が守れるようになるって決めましたから!
「…………」
「……人をそう簡単に信じられるものじゃないです……私はそうなんですよ……昔っから、人に嫌われてきた私は……人を信じられなくなっていまして……」
「……そう……」
「……だから初めてなんです、信じてもらいたい人が出来たのが……生きてきて初めてだった……」
ケイゴは、自分の思う優しい笑みを作り喋る。
「……それって……」
「……でも……自信がない……自分は今まで約束を守れた試しがない……だから、誰も信じないし、自分も信じれない……」
……俺の思いを伝えるんだ……嘘をつかずに……もう貴方との関係は終わっているのだから!
「……何が言いたいの……」
「……だから1つだけ伝えたくて……それを聞いて欲しいんです……」
「…………」
門番ちゃんは、しっかりとこちらを見ていた。
「……自分を信じないでください」
「……えっ? 信じない?」
門番ちゃんは、驚いた表情になる。
「……はい、今この自分を信じないで欲しい……貴方にだけは……信じないで欲しいんです……自分は性犯罪を犯した……だから罪を償います、命にかけて貴方とした約束を守れなかった罪も含めて……自分は必ずここを出てみせます」
「……言ってる意味がわからないわ……貴方は何を言っているの? 信じないで欲しいって……普通は信じて欲しいと言うんじゃないの?」
(ケイゴが分からない……あなたは私に何を言いたいの?)
門番ちゃんは、困惑した顔で聞く。
「……普通ですよ……これが自分の普通なんです……今までと変わらない自分……
誰も自分の事は理解してくれないのは分かっています……」
ケイゴは、辛そうな顔で門番ちゃんに言った。
「……なんで貴方はいつも辛そうなのよ……」
「……自分は弱いから……貴方の約束が果たせない……誰も守れなかった……色々考えて行動に移しても……全て裏目に出てしまう……強くなりたかった……強かったらきっと守れた……その力が本当はあったはずだった……辛かった、苦しくて……いつも助けられていて……恩返しがしたかった……」
「…………」
「だから……自分はここに居るわけには行かないんです……約束を果たしたい沢山の約束を……守れなかった罪を今ここで償って……だから……自分を信じないで欲しい……」
ケイゴは、涙を流し訴えかけるように門番ちゃんに言った。
「……貴方の事余計分からなくなったわ……信じて欲しいと言ったり、信じて欲しくないと言う……弱いから何? 弱ければ約束を破っていいって事? わがままにしか聞こえないわ、犯罪者の言う事じゃない……それを私に言ってどうしたいのよ」
冷めきった声は、辛く心が痛い……けど……
「……ここに居る事に自分は、嘘偽りはありません……人を傷つけ貶した……でも……
……それは仕方なかったんです、自分にはそれしかなかった……そうするしか弱い自分には無理だった……
今でも忘れていません、貴方との約束は、このライトセルを守ると……」
「……信じれないわ……現に破っているじゃない」
「信じてくれなくていいです、信じてもらえると思ってませんから……立ち上がるために、生きるために言っただけです」
ケイゴは、己を奮い立たせ、負けてしまいそうな心を掴む。
「……そう……じゃあ信じないわ……ケイゴがこれから罪を償っていく事は、良い心がけだと思うけど、あなたの事は信じない」
「……っ……」
「……言っておくけど、ここを出る事はまず出来ないわよ?」
門番ちゃんは、無表情のまま言う。
「えっ?……」
「ここでは、罪はタプで返すの……あなたがしていたソウネの選別は、その為……精々頑張る事ね」
「……タプで返す……教えてくれてありがとうございます」
「別に教えてあげたわけじゃないわよ? 現実を見てからその言葉は言う事ね、あなたの罪は重い……一生かかっても返せないはずよ……」
「…………」
「……じゃ、私は門番の仕事があるから帰るわ……さようならケイゴ……猛毒になるほどソウネを食べるなんて馬鹿よ? キュアキュじゃなきゃ直せないんだから……」
「……そういうことか……」
ケイゴは、口に手を持っていく。
「…………」
すると門番ちゃんはそのまま歩いていく。
「…………」
……このままでいいのか……もう一生かかっても払えないと言われた罪……俺はこのまま牢屋で命を落とすのだろう……でもそれはそれで良いのかも知れない……だって生きてたって邪魔者でしかないのは事実だし……
ケイゴは、やっぱり好きなんだって言ってたよ〜♪ 諦めちゃうの? このままケイゴは良いの〜?
「……待ってください!」
ケイゴは、檻を掴み顔をすれすれまで近づけ叫ぶ。
「…………」
門番ちゃんは、振り返る。
「1つだけ……最後に1つだけお願いがあるんです……」
「……言ってみなさい……」
「……自分の職業を見て欲しいんです!」
ケイゴは、そう言った。
「……なっ! あなた、最後の最後に私にあれを見せるつもり?!
いや、でも、もう囚人になっているはずよね」
門番ちゃんは、顔を赤くしてモジモジしながらいう。
「……スタスオン! お願いします! 貴方に見てもらいたい! 門番の貴方に」
ケイゴは、カードを出すと、手を檻から鎖で引っかかる限界まで伸ばす。
「……分かった……それくらいなら良いわよ」
門番ちゃんは、ケイゴからカードを取りそれを見る。
「ありがとうございます」
ケイゴは、ニヤけた。
名前 ケイゴ 性犯罪 視姦 主に脚
職業 脚フェチ
( < 魔導士 > ) ( < 上級魔戦士 > ) ( < 上級頑盾士 > ) ( < 魔剣士 > )
レベル 15 ( 99 )
ステータス
体力 16800 ( 999 )
魔力 8690/10690 (799/999 )
攻撃力 7053 ( 999 )
魔攻撃力 15741 ( 999 )
物理防御 25069 ( 999 )
魔力防御 17325 ( 999 )
速さ 2300 ( 999 )
運 1296 ( 999 )
状態 奴隷の鎖輪
「…………」
「…………」
門番ちゃんはカードを見て固まった。
「…………」
……これが最後だ……俺はもう囚人としてここで暮らす事になるんだ……嫌だけど……しょうがない……
「……ケイゴ……なぜあなた職業が変わってないの……」
門番ちゃんは、カードから目を離し俺を睨むように見る。
「……あ、いや、それは……変更出来ないと言われたんです……それでそのままで……」
「……このカード他の人に見せたの?」
「いや、最近は誰にも見せてないです……」
「……そう……そうした方がいいわ……
……結局、あなたは今までと変わらなかったのね……」
門番ちゃんは、俺にカードを渡す。
「……私はあなたを信じない……
……罪を償って来なさい」
門番ちゃんは、そう言った。
「……はい、毛が抜ける思いで償って来ます」
「……毛が抜ける思いって意味わかんないわよ……」
門番ちゃんは、そう少し微笑み言うと去って行った。
「……さようなら……」
ケイゴは、門番ちゃんが見えなくなった後そう呟き、宙を見る。
「……シロフワさん……」
ケイゴがそう呟くと……
ポンッ!
ケイゴの頭から白く発光するフワフワが出てくる。
「……ここに来て……」
ケイゴは、座禅した脚を叩いて言うと、シロフワさんは、ゆっくりと脚の間に収まった。
「……俺……ここから出られないんだって……どうしたらいいの? 俺はまだ冒険したいのに……盾士にだって……謝れてもいないのに……おれぁ……もぉう……出れないんだぁ……ヤダよぉ……怖いよぉ……うぅ……」
ケイゴは、シロフワさんを抱きしめてその光に包まれながら涙を流した。
「……ケイゴを信じない……でも……門番は疑ってはいけない事があるの……
それはカードに記された事よ……
視姦は犯罪であるけど、囚人になるほどではないはずよ……確かめなきゃいけないわね……」
門番ちゃんは、信じられない事は多々あったが、今まで見て来たケイゴと、門番となって積み重ねて来たものを考えた結果……
「……ケイゴの言葉は信じないけど……ケイゴとの約束は信じてあげるわ……
約束は、相手を信じて初めて成立するんだから」
門番ちゃんは、今のケイゴを信じない事にして、過去に交わした約束を信じることにした。
……必ず……あなたに信じさせてみせます
……本当に?
……毛が抜ける思いで守ります!
…………ふふ♪ 毛が抜けるってよくわかんないわよ……でも……
……ありがと……ケイゴ……
「……嘘だったら許さないから」
門番ちゃんは、クロスボウが内蔵してあるコテを撫でた。
門番ちゃんが、ケイゴを全く信じずにさせるか、信じさせるか悩みました……
本当はどっちが良かったのかよくわかんない……
でもこっちの方が良い気がしました。




