表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大切な場所  作者: 緋絽
59/62

逆ドッキリと呟き

秋雨です!

~ガネルside~

「それもそうだけど……」

「このままじゃ、何か嫌なんですっ!」

俺もイヤだけどさー。どーにもなんないしー。

「あの2人をギャフンと言わせてやりたいわね」

ギャフン………。

「でも、あの2人結構手強いですよ」

だよなー。あの2人ががギャフンって言うのって………。

お、いいこと思いついた!

「逆ドッキリはどうだ?」

「「逆ドッキリ(ですか)?」」

「そっ!」

「…………いいわね、それ。こっちはいっつもされてたし」

「するならコテンパンにしてやりましょう。私達に隠し事をした罰です。これくらいはしてもいいでしょう。クククッ」

リ、リル…………。笑い声が怖い!

「でも、何するの?」

「向こうに乗ってあげるんです」

どーゆうことだ?

「向こうは多分、“避けられるだろうなぁ”とか思っているはずです。そこにつけこみましょう」

「つまり、2人を避けろってことね」

「そういうことです」

「いいわね、それ」

「でしょう?」

ククククッと笑い合う2人。

ゴメン、リュカ、カナタ。俺はもうこいつらを止めることはできない。

「題して“2人を騙して避けよう作戦”!」

「決行です!」

俺も入れてくれーぇ。


~リュカside~

ぼくらのことがバレて3日が経った。

あの日以来、ぼくらは3人と話をしていない。

正確に言えば、話しかけてるけど避けられてる。

「リューカ!」

肩が重い。

「カナタ………」

「暗い顔すんなよ!余計テンション下がるぞ?」

カナタはテンション高いね。

「なぁ、カナタ。ぼくらもう戻れないのかな」

「…………戻れない、かもな」

「いらずらPart3なんて、考えるんじゃなかったね」

「だな」

バラした本人は異空間で反省中。

「……………もう、帰っちゃおうかな」

「俺も」

3人がいなくなっただけで、世界が寂しい………。


~ガネルside~

「なあ、そろそろ許してやろうぜ」

「嫌です。もうちょっと痛めつけないと気が済みません」

リル様ぁーーーー。

「あのね、あたし、さっき聞いちゃったんだけど………」

おずおずとレナが言い始める。

「リュカ達、“帰ろっかな”って言ってた」

それは………。

「困りますね」

リル様ぁ、もういいでしょー。

「仕方ないですね。許してあげましょうか」

リル様最高!

「では、明日バラしますか」


次は緋絽さん!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ