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大切な場所  作者: 緋絽
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少年少女+使い魔にいじめられるヴァンパイア

緋絽です!

私は今、地面に頭を突っ込んでいる。ちなみにヴィストだ。

見事、綺麗に突っ込んだ。

抜けない。

「ん゛ー、ん゛ーっ」

手をついて抜こうとするのに抜けない。

「あれ、なんだこれ」

ハッ!この声は――!

にっくき次期神のそばにいる赤毛の少年!

『人…かなぁ。何かちょっと違うような…』

「だよね、バース」

『うん』

「そうじゃないとしても、なんでこんなところに刺さってるのかって事よね」

『ミサイルみたいに刺さってるわね』

「やだ!ナミうまい!」

こっ、このゲラゲラ笑ってるのは赤毛と一緒でいっつも次期神のそばにいる金髪の少女!

「何かに巻き込まれたんでしょうか」

『リル様近づかないでください。何があるかわかりませんよ』

この声は!緑髪の少女!

なっなぜこいつらが…!!

「リュカ達どこいったんだろーなー」

「そうねー」

「またどこかでサボってるんでしょうか」

『うーん』

『足だんだんおちてきたわね』

『汚らわしい!』

汚らわしい!!いつでも私は血の匂いがするのだ!体もちゃんと洗っているのに!それが汚らわしいだとう!?

コノウラミハラサデオクベキカ!!

ズボンと頭を引っこ抜く。

髪がソフトクリームみたいになったが気にしない。

「キャッ」「こ、こいつ…」「青白いですわ!」

「リル…なんで“わ”?」

赤毛の少年が聞く。

「なんとなく、です!」

その手にはお嬢様と王子様の恋愛小説があった。

「カナタはどこ行ったのー?リュカは毎度のことだけど、カナタはめずらしい!」

「そうですね…」

カナタ!?魔王様の名を軽々しく呼び捨ておった!

「魔王様の名を呼ぶな!女~許さん!!」

ガバッと飛びかかる。

「キャッ」

カッと光が放たれた。

『レナに触れようなんて、いい度胸ね…』

「ギャッギャッ」

まぶしい!

女の使い魔がすごい顔で睨んでくる。

「そうですよ…女の子に手を出そうとするなんて…」

緑髪の女が髪を逆立ててケケケケケと笑った。

ヒィィィィィ!!

「目ん玉引きずり出して鼻の穴に棒突っ込んで腹わたかきだしてetc(あれやこれや)!!」

その女の使い魔も目をつりあげている。

少年は泣いていた。

た…助けてー!!


次は夕さん!

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