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大切な場所  作者: 緋絽
19/62

悩みとストレス

秋雨です!

「――――はあ…」

『おいリュカ。何回ため息をついているんだ』

「今日はまだ10回目」

『……………』

あの日から、ぼくはカナタと会っていない。正確には、ぼくがさけてるんだけど。

だってさ、どんな顔して会えばいいかわかんないし……。

「………はあ」

なんかストレスたまってきた。

「あー、もーっ!」

髪をかきまわす。

なんであんなこと言ったんだ?

ぼくはただあの関係を壊したくないと思っていたはずなのに―――。

「くそっ」

ぼくはイスから立ち上がり、教室から出て行った。

「あの2人、ケンカでもしたのかな?」

「前はすごく仲が良かったのですが…」

「早く仲直りしてくれればいいけどな 」

レナ達は心配そうにぼくを見送った。


――森。

「あーあ…。もう、ダメだよな」

『何がだ?』

「カナタ」

それだけでミオはわかってくれたらしい。

気分転換に来たはずなのに、逆に重くなったよ…。

「はあ…」

「はあーっはっはっはあーっ!!」

……なんか来たよ。

軽くムシしてその場を去ろうとした。

「え?ちょ、ムシしないで!?」

ぼくの目の前に、あわてたヴィンドが出てきた。

「なんだよ…。ぼく、今、機嫌悪いんだけど」

「今日こそお前を倒してやる!我等が魔王様のために!」

ん?そーいや、元をただせば、こいつが来たからこーなったんだよな。

てことは、すべてこいつのせいってことか。

「ヴィンド、ぜーんぶお前のせいだったんだな」

「ヴィストだっ!」

「そんなことはどうでもいいんだよ」

「ど、どうでもいい…」

ヴィストはショックを受けた。いやそれよりも。

「覚悟はできてるよな?」

『ほどほどにしておけ』

「いやなこった」

【純白】を手に持つ。

「ひいぃぃぃぃ!」

15分後。

「ふー、スッキリした」

『おーい。生きてるかー?』

ボッコボコになったヴィストをミオがしっぽでたたいている。

「―――さて、カナタに謝ってこようかな」

『気持ちの整理ができたのか』

「ああ。謝って戻るかどうかわからないけど、ひどいこと言ったし」

ヒョイ、とミオを抱える。

「カナタ捜そう」

『ああ、そうだな』

その場を離れようとしたら、声が聞こえた。

「誰かいんのかー?」

カナタの声だった。

ぼくは急いで隠れようとしたけど、すでに遅かった。

ぼくとカナタ(ついでにミオとギオウ)はバッタリ出会った。


次は緋絽さん!

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