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イノセントフラワー  作者: こじー
かすみの章
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イノセントフラワーの真実

「質問しても、いいんだよね?」


「いいよ〜そういう決まりだからね〜3個までならいいよ〜」


私は、目の前にいるユーカリに真剣な顔で問いかけた。


「じゃあ質問1つ目の質問。【リリースリコレクション】を使ったら、記憶が無くなるって本当?」


「合ってるよ〜。そうそう、少しづつ無くなってるよ。無くなってることにすら気づいてないけどね〜。はい、1つ目の質問終わり。」


私はやっぱりそうなのかと思った。【限界突破】を使った時に表示が出たから、それが本当だったのか確かめたかったのだ。さらに確信を得るために質問をといかけた。


「じゃあ、2つ目の質問。そこまでして、記憶を無くさせる意味は何?」


「それは、この【イノセントフラワー】的には、意味があるんだよ。【イノセントフラワー】は、人の夢を栄養にして、成長させるんだよ。だから、【リリースリコレクション】や【限界突破】で奪った記憶は【イノセントフラワー】の栄養にする。そして、奪った記憶を元に、【イノセントフラワー】に自我を持たせるんだよ〜。はい、これで2つ目。最後の質問は?」


「じゃあ最後の質問。【イノセントフラワー】に自我を持たせる意味は?」


「それはね、この【イノセントフラワー】は僕の友達だったんだ〜。元々は花じゃ無かったんだけどね〜。この【イノセントフラワー】は僕の友達の死体を元にして作ったんだ。そして、僕は友達の体を再生させる所までは出来た。けど、感情が全部消えてしまった……抜け殻のように……。だから僕は、自我を再生するまでさせることまでは出来なかった。だから僕は他の人から記憶を集めて、自我を生み出そうとしたんだよ……」


【イノセントフラワー】には、そんな事情があったなんて……でも私は、無くなった記憶のせいでつくしちゃんと、すみれちゃんにあんな思いをさせたのだ。運が悪かったら、関係があのまま終わってたのかもしれないのに……だから私は、その怒りをユーカリにぶつけた。


「いくら自分の為とはいえ、人の記憶を奪っていいと思ってんの!?私は、記憶が無くなったせいで友達を失う所だったんだよ!?」


「友達ね……君は今の友達と、しおん、どっちが大切なんだい?」


とユーカリが真剣な表情で聞いてきた、


「そ、そんなのどっちも決まってるじゃん!!」


「どっちかって聞いたんだけど、もしかして、どっちも選ぶとか言わないよね?」


「それは……どっちも選ぶよ!これはなんと言われようとも変わらない!!」


「それって傲慢じゃないか……」


「今だって、【イノセントフラワー】に夢を叶えて貰って、しおんちゃんを元に戻したら、すみれちゃんとつくしちゃんと、そしてアヤメちゃんとシルビアちゃんも入れて友達になる予定なんだよ!!出来るよ!」


「じゃあ、君はしおんの為に頑張るんだろ?けど、これから来る敵とは誰が戦う?記憶が無くなるのに?記憶が無くなったら友達のことは忘れるよ。それをシルビアやアヤメに教えることは出来ない。それとも自分の為にあの二人に【限界突破】までさせて、倒させる?それじゃ、君は僕と同じことをするって言ってるのと同じ。僕に言う資格はないね」


「そ、そんな訳じゃ……」


「じゃあどっちかを選ぶしかない。はぁ……しおんはそのどっちかの選択の時に悩まず、君を選んだと言うのに……それなのに君は……真っ先にしおんを選んでやれないんだね……しおんは可哀想だな……」


「それって、どういうこと?」


私は最後に言ったユーカリの言葉が、今までで1番心を撃たれた瞬間だった。

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