かすみの願い
「何この子めちゃくちゃ可愛いんだけど!!」
私は目の前の浮いてて喋る猫をみて無意識に声がもれてしまった。こんな夢を見るのは初めてだからテンションが上がったせいなのかもしれない。
「ねぇねぇ猫ちゃん!モフモフさせて!」
そう言って私はユーカリに抱きつこうとして飛び込んだが、ユーカリが避けたから私は顔面から地面にダイブした。
「だめだよ〜僕のふわっふわな毛が台無しになるからね〜♪」
笑いながら、馬鹿にするようにユーカリは言った。
「いたた……でもこんな夢は見ることないかもしれないから絶対モフモフする!」
私はあんなに可愛いのをモフモフのするためなら地面にダイブする痛みなんて知らないよ!と意気込んでいた。ユーカリは「はぁ…」とため息を付いた。え?今私ため息疲れるような事言った??
「あ〜やっぱり夢だと思ってたか〜。まぁ、夢だと思って僕を触ろうとしたのはかすみで3人目だし……しょうがないと言えばしょうがないけど〜」
「え、3人目?夢?あれ?そう言えばなんで私の名前知ってるの?」
「やっと気づいたの?はぁ〜、この先が思いやられるな〜。まぁそれでも、君は選ばれた訳だし、あの子よりも話しやすいかな〜」
ユーカリが何を言ってるのか分からず頭にハテナを浮かべてたいた。
「じゃあ改めて僕の名前はユーカリ!かすみ、あなたは今回選ばれた3人の中の1人だよ。かすみの1番の願いは何かな?それを1つ叶えられる方法を教えてあげるよ。ただし条件があるけどね!」
突然選ばれたとか願いを叶えるだとか意味が分からないことを言われて私は戸惑っていた。
「え、選ばれた!?なんの夢……?」
「これはね〜夢じゃなくて〜、今かすみは肉体は置いて精神だけこっちに持ってきただけなんだよ〜」
私はユーカリが何を言ってるのか全く分からず頭にハテナを浮かべた。
「まぁ簡単に言うと、今かすみがいる所は夢ではなく現実だよ、だけど魂だけここにいるって感じだね。そして願いがあればなんでも1つ叶えて上げようってこと!願いは何かあるかな?」
私は結局何を言ってるのか分からなかったけど、願いというのを聞いて1つだけ真っ先に思い浮かべた事を言った。
「じゃあ!私の友達のしおんちゃんって子の意識を取り戻させて!」
「それが願いでいいの?願いを聞いてもらうにはこちらの条件を満たしてもらう必要があるけど」
「それでしおんちゃんの意識が戻るなら」
これが夢だとしても、本当だとしてもどっちでもいい。何故なら私はしおんちゃんには本当に戻ってきて欲しいと思っているから。折角私は奇跡で治ったのだ。また話したり一緒に登校したい。だから真面目な顔で応えた。
「分かった。じゃあ願いはしおんちゃんの意識を戻すということで〜。その真剣な表情なら行ける気がするよ〜頑張ってね〜」
「え!?頑張るってなにを!?」
「あ、説明してなかったね〜でも3人一緒に集まった時に言うから〜君をここにまた呼ぶから〜」
「え、3人ってだ……きゃ!?」
突然私を強い光が包み込み、私は目を閉じた。するとさっきとは違う、見慣れた景色がそこにあった。
「あれ!?ここは病院!?」
そこは花が咲いている場所じゃなく、しおんちゃんがいる病院だった。
かなり空いてしまいましたが今年最後の更新です。
新しい小説を書き始めてるので、更新がまちまちですが待っていただけたら嬉しいです。ここまで読んでくださった方々ありがとうございました。これからも「イノセントふらわー」をよろしくお願いします




