↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イノセントフラワー  作者: こじー
かすみの章
PR
48/90

花の名前

「あれ!?私がしおんちゃんと会った所だ!さっきまで学校にいたのに……」


私はいつの間にか、夢で見たあの真っ白な世界にいた。しかし、1度見た事ある為、そこまで驚きはしなかった。私は前にしおんちゃんに会えたこの場所でまた会えるのではと思い、周りを見渡した。すると、立っているしおんちゃんが見えた。


「待って!待って!しおんちゃん!」


私は走りながら精一杯手を伸ばした。しおんちゃんはいつも通り遠くへ離れていく。精一杯手を伸ばした時、掴む感触がありやっと話せると思い、私は顔をあげた。


「しおんちゃん!やっと捕まえた!あ、あれ?」


「誰がしおんちゃんだバカタレが!今授業中に何寝てるんだ!」


「痛っ!先生痛いですよ〜うぅ〜」


いつの間にかいつもの教室におり、私は先生に教科書で頭を叩かれた。普通に痛い。クラスのみんな笑ってるし!でも今は授業中にしおんちゃんと叫びいきなり先生を掴んだ恥ずかしさが勝りこれ以上言葉は出なかった。


キーンコーンカーンコーン♪と終礼のチャイムがなり、放課後となった。


「ねぇねぇかすみ!さっきの捕まえた!って所とか……ぷぷっ!おもしろすぎるよ〜あはははは!!」


「ちょっとつくしちゃん!笑いすぎだって……ぷぷぷっ」


「ちょっと2人とも笑いすぎだよ!私恥ずかしかったんだからね!」


そう、私はさっきの恥ずかしいことを掘り返されていた。あぁこれで黒歴史がまた増えてしまった。他に何があるって?そんなの言えないよ!

私はあの夢を見てから病院で意識を失っている本物のしおんちゃんに会いに行こうと思った。


「ごめんごめん!ジュース奢るからさ!元気だしなよ!なんなら今からどっかでかける?」


「いや、つくしちゃんは部活でしょうが」


私は咄嗟にツッコミを入れた。実はサボりたいだけなのではと思った。


「いいんだよ〜1日ぐらいサボったって!」


私はやっぱり、と思うとつくしちゃんの誘いを断った。


「大丈夫。今日はしおんちゃんの所にお見舞いに行くからいいよ」


「そっか。じゃあ仕方ないね!また今度この3人でどこか行くってことで!私は部活に行ってくるわーじゃあねー!」


「じゃあねー!」


私とすみれちゃんはつくしちゃんに手を振って見送った。


「じゃあ、かすみちゃん。私も部活あるから!足には気をつけるんだよ?また怪我しないようにね!ばいばい!」


「すみれちゃんも部活頑張ってね!ばいばい!」


そう言って私は机を綺麗にしてから学校を出た。

私はしおんちゃんのいる病院に向かいながら足を見た。私は前に足を怪我をして寝たきりの生活を送っていた事を思い出した。

怪我をした理由はしおんちゃんと私で学校の帰り道に坂を下っていたら、後ろから自転車がかなりの勢いで走って来た。

私は後ろの自転車にしおんちゃんに当たるギリギリで気づき、しおんちゃんを押して私がその自転車と衝突した。

その時に私は足が動かなくなっていた。しおんちゃんは無事だったことに私はほっとした。

けれど陸上部をしていた私にとって足が動かくなくなることは致命的だった。

今も走ると痛みが走るから部活動はおやすみを頂いている。

今、何故歩けているのかと言われるとわたしにも分からない。

病院の先生はもう私の足は戻らないと言っていたから。

しかし、今は歩けている。その嬉しさをしおんちゃんと共有しようと家まで行ったら今度はしおんちゃんが意識を失っていた。

しおんちゃんのお母さんに話を聞くと意識不明になる前は様子がおかしかったらしい。

私にはそんな素振り見せなかったのに……そう考えているとしおんちゃんの病室に着いてしまった。しおんちゃんは未だに目を閉じている。


「しおんちゃん……帰ってきて……お願いします神様……」


そう言って私は急に眠気が来て、近くの机に頭を置いて目を閉じた。


「あれ?ここはしおんちゃんとあった所?いや、でも真っ白じゃなくて花が沢山咲いてる……綺麗」


そこには、誰もおらず、沢山の花が咲いていた。私は花が沢山咲いているところに1輪だけ透けてる花を見つけた。私はその花に興味を持ち、近づいた。


「この花なんて言うんだろう……綺麗」


「その花はイノセントフラワーって言うんだよ♪」


「ひゃ!?」


突然後ろから聞いた事ない声が聞こえて、私はびっくりして変な声が出た。すぐにその声がする方に向くと、1匹の猫がいた。


「こんにちはかすみ!僕の名前はユーカリ。よろしくぅ〜」


そう言って、ユーカリと名乗る猫が私の前で浮いていた。

第1章に出てきたユーカリが出てきました!!


これからまた始まる戦いとキャラに注目して頂けたら嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。