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イノセントフラワー  作者: こじー
しおんの章
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キリンソウ

私は目を覚ますといつもの私の部屋の前にいた。私は『イリミネイト』が腐ったあの光景を思い出して、身震いしながらもう一度布団に入った。あの恐怖を忘れる為に。もう1度目を覚ました時には、学校ギリギリの時間で危うく遅刻しかけた。


「今日は珍しいね、しおんさんが遅刻しかけるなんて」


中村さんが笑いながら、走り疲れて突っ伏してる私に話しかけた。


「それが変な夢を見ちゃってさぁ……。頭に残って、忘れたくて寝てたら時間ギリギリに起きちゃって」


「何の夢見たの??」


「それが生き物が腐る夢を……って!なんで思い出させるの!?あぁ、また怖くなってきたじゃん!!収まってたのに!!」


「ごめんごめん!え、そんな夢見たの?怖いね……。そういえば、動物の死骸の夢を見たら要注意って、夢占いの本で見た事あったよ?」


「えぇ……更に不安を煽らないでよぉ……」


まぁ、夢じゃないから大丈夫だとは思うけど、言われると不安になるのが人間だ。私はよく人の事信じるから尚更怖いと感じた。今日は体調を悪いと先生に言って、1人で保健室に行った。


「すみませーん、具合が悪いので来たんですけど……」


私は保健室のドアを開けると先生はおらず、あんずが保健室のベッドで寝ていた。


「あれ?あんず?」


「あ、しおん……。しおんも体調悪いの?」


「あんずも?やっぱり昨日の『イリミネイト』だよね?」


「うん、そうなんだよね……。思い出しただけでも吐き気が……」


やっぱりあんずにとっても『イリミネイト』が腐った所は衝撃な事らしい。私もやばかった。


「あの時あんずが新しい力使わなかったら、多分3人共負けてたよ……」


「私も意識ギリギリ保ってたぐらいだけどね……。何とかなったよ……」


私達が話していると、保健室の先生が来て、元気なら帰ってねってあっさり言われた。私達は静かにベッドに潜った。

何とか一日中寝てたら、何とか気分が良くなった気がした。私達は帰りのホームルームはちゃんと参加して、学校を出た。

夜の8時に何もしたくなくて布団でゴロゴロ転がっていた時に、そうた君から電話がかかってきた。


「急にどうしたの?そうた君」


私はなんで電話がかかってきたのか分からないまま質問したら、そうた君から小声で言われた。


「しおん今何してるんだよ、今日はかすみの誕生日だろ?お前をずっと待ってたけど来ないから電話したんだぞ」


「え、ほんと?あれ?今日だったっけ?」


私はメモ帳を開くと、今日の日付に花丸を付けていたのを見た。そしたらしっかりと今日はかすみちゃんの誕生日と書いてあった。私は大慌てで着替えてかすみちゃんの病院へと向かった。

日常回です!!って最近日常回ばかりな気がしないでも無いのは気のせいだと思いたいです(泣)

次回もよろしくお願いします!

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