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イノセントフラワー  作者: こじー
しおんの章
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29/90

2人の恋と寂しい自分

今日はかすみちゃんに会いに病院に行った。最近はそうた君がお見舞いに行ってるらしいんだけど、病院で心が苦しんでる所に男の人が優しく声を掛けたら、コロッと好きになって、良い雰囲気になって、付き合うみたいなドラマを何度か見た事ある。今流行りの俳優がやっていて、一時期話題になっていた。二人も見ていたらしく、その話で盛り上がっていた時を思い出す。更にかすみちゃんは気付かれて無いと思っているが、そうた君の事が好きだ。そうた君もかすみちゃんが好きな感じが出ている為、そうた君がかすみちゃんに近付き、


「俺と付き合ってくれないか?」


「でも、私、足は動かないし……。」


「大丈夫、俺はどんなかすみでも、好きだし、支えていくよ」


「そうた……」


「かすみ……」


そして、二人は熱いキスを……。


「あぁぁぁぁぁぁ!!!想像しただけでイライラしてきた!!」


私が病院に向かう道中に急に大声を出した為、周りの人がびっくりしてこっちを見ていた。私はしまったと思い、恥ずかしさで顔を赤らめながら早足でその場を離れた。

別に、かすみちゃんとそうた君が付き合うのが嫌という訳では無い。二人共が好きなら親友として喜ばしい事だ。しかし、付き合ってしまったらきっと二人の世界に行って、私は置いてけぼりになるだろう。今までどこいてもこの3人だった私からすれば、それなりに寂しくなるのだ。そんな事を考えていたらいつの間にか、病院に着いていた。私はドラマ的展開がありませんようにと願ってかすみちゃんの居る病室に入ったら、そうた君がかすみちゃんと話していた。


「お、しおんも来たのか。学校お疲れ〜」


「しおんちゃん、いらっしゃい!」


「あ、あわわわわ!ダメだよ二人共!ここ病院だよ!告白ならちゃんと公園とかロマンチックの所でして!」


二人に出迎えられた私はさっきの妄想のこともあり、私は変な事を口走ってしまった。


「な、何言ってるの!しおんちゃん!」


「そうだよ!こ、告白とか……」


二人は顔を真っ赤にしてぶつぶつと何かを呟いていた。自分がこの時に変な事を口走ったのは悪いと思うが、この二人の初々しい反応を見ると、早く爆発しないかな〜と思う自分と、これなら告白する勇気持ってないな、と安心する自分がいた。

今回はサブキャラ同士の掛け合いというか、しおんの妄想が暴走する話ですw

笑って頂けたりしたら嬉しいです!次回もよろしくお願いします!

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