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イノセントフラワー  作者: こじー
しおんの章
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23/90

新しい力

私達3人はまた真っ白な世界にいた。今日も【イリミネイト】と戦うのかと思って身構えていた。


「あ、今日は【イリミネイト】は来ないよ〜」


「え?じゃあなんで今日はここに連れてこられたの?」


きょとんとした私達。あんずちゃんはほっとしていたように見えた。


「今日は、君達3人に新しい力を渡そうかなっと思って〜」


「新しい力?」


私が質問すると、ユーカリはうんうんと頷き、続けて言った。


「君達はこれまで3体の【イリミネイト】を倒して来た。これからの敵はもっと強くなってくる。だから、それに対応して新しい力を渡そうと思って呼び出したんだよ〜」


「新しい力。ということは、敵も最後に近付いてきてるってこと。もう少しで私の夢も叶う」


アロエちゃんは目をキラキラさせて言った。そう言えば、あんずとアロエちゃんの夢を聞いた事無かったなと思った。


「じゃあ、ビー玉をみんな出して」


私達3人は変身する為のビー玉をユーカリに渡した。ユーカリが目を瞑ると、ビー玉が光り、そして、数秒した後に光りが消えた。


「はい、終了したよー。これは返すねー」


見た目はあまり変わって無いが、新しい力が使えるようになったらしい。


「ところで、どんな新しい力が使えるようになったの?」


アロエはぴょんぴょんカエルみたいに跳ねながらユーカリに聞いた。


「それは、僕にも分からないね〜。この力は人によって違うから」


「人によって違う??」


「そう。その人に合わせた強い力が手に入るんだよ〜」


「この力を使うには、リリース・リコレクションと言わないといけないんだよ」


リリース・リコレクション……なんかかっこいい……!私は何度も何度も忘れないように呟いた。


「じゃあ、そういうことで〜次回もよろしく〜」


そして、目が覚めたら、自分の部屋にいた。


「やっと、ここまで来たよ、アイリス……。これからが本番だ」


ユーカリはニヤリと笑った。


◇◇◇


転校してから友達がいなかった僕は、ある女の子と出会った。女の子の名前はアイリス。6年前、僕が小学5年生の時に転校して友達がいなかった僕に話しかけてくれた人。

アイリスは皆に優しく、誰からも人気の人だった。その時に話しかけてくれたアイリスに僕は恋をした。しかし、その気持ちを伝えられずに、アイリスと僕は違う中学校に行った。


高校2年の時、アイリスが僕のクラスに転校生として来た。俺はすぐに気づいたが、アイリスは僕の事を覚えていないんじゃないかと思って、話しかけようとは思わなかった。


けれど、アイリスは僕の所に来て


「ユーカリ君、久しぶりだね。私の事、覚えてるかな?」


僕はその時、柄にもなく照れた。その日から、アイリスと僕は6年ぶりに話し始めた。


少し時間が空いてしまいましたが、更新しました!

次回はもう少し早めに投稿しようと思うのでよろしくお願いします!

やっと、1話で登場したユーカリの伏線(?)の回収をしました!(かなり遅い)

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