あんずの心
私はクラスの人に虐められた後、私は頬の痛みに耐えながら帰ろうと下駄箱に向かった。【イノセントフラワー】に願えば、こんな事も無くなるから私は耐える事にした。耐えて【イリミネイト】を倒せば、虐められる事も無くなるから。私は溜息をつきながら下駄箱に着くと、普通じゃいるはずのないしおんちゃんがいた。
「あんずちゃん!来たよー」
「しおんさん!?なんで待ってるの!?」
私は驚きを隠せ無かった。1年生の玄関と2年生の玄関は離れている為、まさか待ってるとは思って無かったのだ。
「えー、今日こそあんずちゃんと遊ぼうと思って!」
私はまさかの理由で待っていてくれてて、驚きを隠せなかった。私はあまりの驚きにほうけていると、しおんさんが私の顔を見て来た。
「あんずちゃん、頬が赤いよ。どうしたの?」
私は、虐められて付けられた傷を見せるのはまずいと思い、頬を手で隠した。
「これはね、廊下でコケちゃったから…あははー」
しおんさんに私が虐められてるなんて言えない。そう思って私は嘘をついた。
「ちょっとあんずちゃん!それは、面白すぎるよ!天然じゃん!」
かすみさんは笑ってくれて、私はバレてないと気付き、ほっとした。
「じゃ、あんずちゃん遊ぼ!」
「え?私はいいよ……」
私は、周りの人に虐められてるから、私と関わったら、しおんちゃんにも危害が関わるかもと思って、行かないことにした。私だってしおんさんともっと仲良くなりたい。そんな気持ちはあるのに、私のせいでしおんさんが辛い思いをして欲しくないのだ。
「今日なにか予定あるの?」
「ある訳じゃないけど……」
「じゃあいいじゃん!ね?いいでしょ?お願い!」
私にしおんさんの好意を無駄にはしたくない気持ちが出てきた。こんなに優しくされた事は学校に来てから1度も無かったから。こんな私にも友達と呼べる人が出来るかもしれないと少しでも期待があったから。
「……分かった。そこまで言うなら、遊ぼっか」
私は、心配半分嬉しさ半分でしおんさんと遊ぶことにした。
アロエさんはダメだったらしく、2人で遊ぶことになった。どこに行きたいかしおんさんが聞いてきたけど、私は遊べるだけでも嬉しいからしおんさんに決めてもらうことにした。
「んー。私は、しおんちゃんと行ければどこでもいいから……。しおんちゃんが決めて?」
しおんさんが私をじっと見ている。その時私は寒気を感じた。
「しおんさん?なんで私を見るんですか?もしかして私に取って良くないこと考えてません?」
「いやー、何を言ってるのか分からないなーあははー。あ、そうだ!プリクラ取りに行こ!ね?さぁ、しゅっぱーつ!」
返しに違和感があるんですけど!?その時しおんさんが私の手を掴んで走った。
「ちょっとしおんさん?引っ張らなくてもいきますからぁぁぁ!!」
私は叫びながらも、笑った。こんなに笑ったのはいつぶりだろうか。そうも思った。
プリクラを取った後、私はこんなに楽しいと感じたのは本当にいつぶりだろうかと思った。帰り道にかすみさんが急に涙を流して、私はしおんさんにかけよった。、
「あれ?なんで……涙が……」
「え!?大丈夫ですか!?どこかに怪我した!?」
「ううん。怪我はしてないんだけど……。私、楽しかったから。今日。あの時から、初めて……」
しおんさんが言うあの時はいつかは私には分からない。多分、しおんさんが【イリミネイト】と戦う時に言ってた「かすみちゃん」って人に何かあったんだろう。何があったかなんて私には聞けない。聞いてはいけないと思った。私もしおんさんに虐められてる事を隠してる。これからもずっと隠していくつもりだ。
でも、そんな後ろめたい気持ちが全部吹っ飛ぶような楽しい気持ちに今日はなった。しおんさんが泣いてるのを見て、私も自然と涙がでてきた。
「しおんちゃん。私も楽しかったよ?今まで生きてきた中で1番、楽しかったよ?ありがとう。だから、また遊んでね?」
「うん……。もちろん!」
私としおんさんは、お互いに涙を流しながら抱きあった。
どうもです!今回は、しおんちゃんとのショッピングモールの所をあんずちゃん視点で書きました!時々、視点が変わってお話をする所があるかもですが、よろしくお願いします!




