学校で再会
【イリミネイト】を倒した翌日の学校の放課後に、あんずちゃんと玄関で待ち合わせをした。
「あ、あんずちゃん!」
「しおんさん、こんにちわ。ごめんね、遅れちゃって」
「ううん。大丈夫!でも、あんずちゃんって本当に先輩だったんだ……」
私の学校は制服のリボンで学年が分かるようになっている。1年生のリボンは緑色なのに対し、2年生のリボンは青色。3年生のリボンは赤色。という感じだ。あんずちゃんのリボンは青色だからあんずちゃんは2年生という事だ。
「ちょっと!本当に先輩だったんだってどういうことですか!」
あんずちゃんは怒ったが、その姿も可愛かった。
「あれ?あんずちゃん髪の毛濡れてない?雨降ってないのにどうしたの?」
この時期はまだプールもない為、髪の毛が濡れる事が無い。
「あっ、これはね。うん。ちょっと髪の毛が跳ねてたから濡らしたんだよ」
「そうなんだー。あんずちゃんちょっと抜けてるところがあるんだねー。女の子には髪の毛大事だよー」
「う、うん。あははー」
あんずちゃんは苦笑いをしていた。
「大丈夫?今日元気ない感じかな?」
「う、ううん、大丈夫だよ!じゃあ今日はライン交換して、また後で話そっか」
私はこの後遊ぶつもりだったから、あんずちゃんのその言葉に不満を漏らした。
「えぇ!!遊ばないの?」
「また今度にしよ?アロエちゃんも混ぜてね」
「あ、うん!そうだね!アロエちゃんだけ仲間はずれは良くないね」
「じゃあ、そういう事でじゃあね、しおんちゃん」
「うん!じゃあね、あんずちゃん」
そう言って、私はあんずちゃんと別れた。
新しく友達が出来たことを、かすみちゃんに伝えようと私は病院へ向かった。
「あ、アロエちゃんのLINE貰ったから何か話そうかな?えーと、こんにちわ。しおんです。この度は急な追加ですみません。あんずちゃんからLINEのIDを頂いたので、挨拶に来ました。っと、そーしん!」
私はこの完璧な文章を送って満足した。この文章送るのにかかった時間はなんと5分ですよ。こんな短時間で完璧な文章打てる私は天才じゃないだろうか。いつもかすみちゃんには、文章が固いって言われるけど。よく分からない。
数分後にアロエちゃんから返信が来て、なんて来たか返信を見てみた。
「wwwwww」
「え!?!?なんで笑われてるの?私?」
wwwって帰って来たんだけど!?え、完璧じゃなかった?あ、そっか。完璧過ぎて笑っちゃったんだね。なぁんだ。
ほら、アロエちゃんはちゃんと分かってくれてるんだよ!かすみちゃんに後で報告しないと!
嬉しい気持ちになりながら病院へ歩いていると、アロエちゃんからまた1件LINEが来た。何かなと思って見てみたら
「何?その文w面白いね、かすみさん。今までで1番の面白さだよw」
はぁぁぁぁ!?なんで!?褒められるどころか、笑われてたんだけど!私はその時、かすみちゃんが私の反応を見て、笑ってる様子が見えた気がした。なに、この子。超可愛い。イライラしないんだけど。凄いね、私の妄想。
私はありがとう!とアロエちゃんにLINEを返して、かすみちゃんがいる病院に着いた。
「かすみちゃん、こんにちわ」
私は目の前のベッドで寝ているかすみちゃんに挨拶をした。
もちろん、かすみちゃんから何か返答が来ることは無かった。「しおんちゃん」と言って欲しい。
もう1度かすみちゃんに名前を呼んで欲しい。
その願いのために私は【イリミネイト】をこれからも倒すしか無い。
だから、これからあんずちゃんとアロエちゃんと3人で一緒に倒す。そして皆で願いを叶えて貰う。
私は祈り続けた。この先、あんな未来が来るとも知らずに。私は皆の幸せを祈った。
次回から日常回になります!
そこを楽しんで頂けたら嬉しいです!
よろしくお願いします




