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イノセントフラワー  作者: こじー
しおんの章
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13/90

学校で再会

【イリミネイト】を倒した翌日の学校の放課後に、あんずちゃんと玄関で待ち合わせをした。


「あ、あんずちゃん!」


「しおんさん、こんにちわ。ごめんね、遅れちゃって」


「ううん。大丈夫!でも、あんずちゃんって本当に先輩だったんだ……」


私の学校は制服のリボンで学年が分かるようになっている。1年生のリボンは緑色なのに対し、2年生のリボンは青色。3年生のリボンは赤色。という感じだ。あんずちゃんのリボンは青色だからあんずちゃんは2年生という事だ。


「ちょっと!本当に先輩だったんだってどういうことですか!」


あんずちゃんは怒ったが、その姿も可愛かった。


「あれ?あんずちゃん髪の毛濡れてない?雨降ってないのにどうしたの?」


この時期はまだプールもない為、髪の毛が濡れる事が無い。


「あっ、これはね。うん。ちょっと髪の毛が跳ねてたから濡らしたんだよ」


「そうなんだー。あんずちゃんちょっと抜けてるところがあるんだねー。女の子には髪の毛大事だよー」


「う、うん。あははー」


あんずちゃんは苦笑いをしていた。


「大丈夫?今日元気ない感じかな?」


「う、ううん、大丈夫だよ!じゃあ今日はライン交換して、また後で話そっか」


私はこの後遊ぶつもりだったから、あんずちゃんのその言葉に不満を漏らした。


「えぇ!!遊ばないの?」


「また今度にしよ?アロエちゃんも混ぜてね」


「あ、うん!そうだね!アロエちゃんだけ仲間はずれは良くないね」


「じゃあ、そういう事でじゃあね、しおんちゃん」


「うん!じゃあね、あんずちゃん」


そう言って、私はあんずちゃんと別れた。

新しく友達が出来たことを、かすみちゃんに伝えようと私は病院へ向かった。


「あ、アロエちゃんのLINE貰ったから何か話そうかな?えーと、こんにちわ。しおんです。この度は急な追加ですみません。あんずちゃんからLINEのIDを頂いたので、挨拶に来ました。っと、そーしん!」


私はこの完璧な文章を送って満足した。この文章送るのにかかった時間はなんと5分ですよ。こんな短時間で完璧な文章打てる私は天才じゃないだろうか。いつもかすみちゃんには、文章が固いって言われるけど。よく分からない。


数分後にアロエちゃんから返信が来て、なんて来たか返信を見てみた。


「wwwwww」


「え!?!?なんで笑われてるの?私?」


wwwって帰って来たんだけど!?え、完璧じゃなかった?あ、そっか。完璧過ぎて笑っちゃったんだね。なぁんだ。

ほら、アロエちゃんはちゃんと分かってくれてるんだよ!かすみちゃんに後で報告しないと!

嬉しい気持ちになりながら病院へ歩いていると、アロエちゃんからまた1件LINEが来た。何かなと思って見てみたら


「何?その文w面白いね、かすみさん。今までで1番の面白さだよw」


はぁぁぁぁ!?なんで!?褒められるどころか、笑われてたんだけど!私はその時、かすみちゃんが私の反応を見て、笑ってる様子が見えた気がした。なに、この子。超可愛い。イライラしないんだけど。凄いね、私の妄想。

私はありがとう!とアロエちゃんにLINEを返して、かすみちゃんがいる病院に着いた。


「かすみちゃん、こんにちわ」


私は目の前のベッドで寝ているかすみちゃんに挨拶をした。

もちろん、かすみちゃんから何か返答が来ることは無かった。「しおんちゃん」と言って欲しい。

もう1度かすみちゃんに名前を呼んで欲しい。

その願いのために私は【イリミネイト】をこれからも倒すしか無い。


だから、これからあんずちゃんとアロエちゃんと3人で一緒に倒す。そして皆で願いを叶えて貰う。


私は祈り続けた。この先、あんな未来が来るとも知らずに。私は皆の幸せを祈った。


次回から日常回になります!

そこを楽しんで頂けたら嬉しいです!

よろしくお願いします

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