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ハッチ(ビット)
カタカタカタ、タン!
とあるPC
たった今データが産まれた。
カチカチ。カチッ
ダイアログの送信ボタンが押され、
数十キロバイトのデータ達が旅に出る。
「みんな待ってよー」
他の子達を追いかける小さい子。
先頭の子が声をかける。
「早くしろよなー」
「ええと、ドコに行けばいいんだっけ」
「オマエそんな事もわからないのかよー
首から下げた名札に書いてあるだろー」
「あ、うん。えーと」
名札を見る。
──────────────
名前 :ハッチ
送信元 :192.168.xx.xx
行先 :203.xx.113.xx
パケット :12 / 12
データ長 :8ビット
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「コレってどっちだろう」
「旅は初めてかい?どれどれ見せてごらん」
親切なオジさんが声をかけてくれた。
「あぁ、コレならその大通りを行けばいい」
オジさんが指を指す方を見る。
ドゥをぅわー
アジアの国の朝の通勤風景のカブの如く
沢山のデータがすごい勢いで流れてる。
そろりそろりと半歩だけ踏み出す。
「うわわー」
流れに飲まれるハッチ。
旅が始まった。




