表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒いナニカ  作者: 「名無し」と「ナニカ」
ナニカの記憶
6/11

続編1「神様は嘘つきだ」

神様は、なんでも叶えてくれる。


優しくて。

あったかくて。

見てるだけで心が綺麗になる。


でもね。


神様にも、できないことがあるんだって。


変だよね。


だって神様なのに。


……ううん。


違うよ。


神様だから、なんだって。


悪い子の願いは叶えない。


昔から言うでしょ。


「いい子にしてないと、神様に見放されるよ」って。


でも僕は違う。


僕、いい子だもん。


ちゃんと静かにしてるし。


泣かないし。


叫ばないし。


赤い飴玉をくれたあの人の言うことをちゃんと聞いて。


今日はお願いしたんだ。


友達がほしいって。


神様へって書いた手紙を、枕の下に入れて眠った。


朝になって、急いで外へ出た。


公園に向かった。


ブランコに乗って待った。


誰が来るかな。


男の子かな。

女の子かな。


初めてのお友達。


ずっと待った。


お昼になっても。


暗くなっても。


誰も来なかった。


神様は嘘つきだ。


嘘つき。


嘘つき。


嘘つき、嘘つき、嘘つき。


……ううん。


違う。


嘘つきは神様じゃない。


願いは叶うって言ったのは、あの人だ。


「神様は、いい子の願いを叶えてくれるんじゃよ」


僕は悪い子じゃない。


ちゃんと、いい子なのに。


だから神様は、僕を見放してない。


嘘つきなのは――


あの人だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ