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黒いナニカ  作者: 「名無し」と「ナニカ」
ナニカの記憶
11/11

続編6:最終話「いただきます」

おはよう。


ちゃんと起きてる?


ふふ。


元気だね。


朝ごはん、もうすぐできるよ。


今日は大きなパンを焼いたんだ。


ひとりじゃ食べきれないけど、僕たちで食べれば大丈夫。


お父さんはジャムが好きだよね。


お母さんはマーガリン。


君はどうする?


……そっか。


じゃあ半分こしようね。


チン。


できた。


ふわふわで、いい匂い。


みんなちゃんと席についてる。


えらいね。


いただきます。


もぐもぐ。


おいしい。


みんなも嬉しそう。


よかった。


ひとりで食べるごはんは、寂しいもんね。


でももう違う。


だって僕には、みんながいる。


お父さん。


お母さん。


僕の、たったひとりのお友達。


みんな一緒。


ずっとこうしたかったんだ。


神様は願いを叶えてくれなかったけど。


大丈夫。


僕が叶えたから。


今日は特別な日なんだ。


だからお昼は、僕の大好きなハンバーグ。


家族みんなで食べる、初めてのごはんだから。特別だよ


僕は椅子から降りて、裏庭へ向かう。


材料はまだたくさんあるよ。


この世界には、たくさんあるんだ。


大人には見えないんだ。


ううん。


見ようとしてないのかな。


黒いナニカ。


歩いてて。


喋ってて。


笑ってて。


でも、ちゃんとあるんだ。


だから大丈夫。


みんなには見えない黒いナニカ。


僕たち子供だけで、たくさんたくさん食べようね。

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