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黒い霧が少しずつ晴れていく。煙の中から陪審員の姿かたちがはっきり見え始めた。


全員フード付きのコートを羽織っている。金色に輝く王国の紋章が背中と肩が入っている。


紋章は神々しく輝きを放っていた。


8名はみんなフードを被っていて顔は見えない。


「それでは被疑者を入廷させてください。裁判を始めマス」


裁判長が落ち着いた声でそういうと、入口の方から鎖を引きずる音が聞こえてきた。


(あのマント、俺が今着ているボロよりかっこいい。替えてもらえんかな・・・)

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