表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死神に生を語る  作者: 惷霞 愁灯
11/11

おまけ エピローグ

生まれ変わりというのは必ず存在する。なぜか。人は死んだら、その分人間界のバランスがとれなくなり、死神界、天界との境がなくなってしまうからだ。では、通常なら死ぬはずのない死神界、天界の住人はどうなるのか。それは……………


byムーちゃん

「もっと良い名前はなかったのかな……」





二人はあの後。お互いの死神を殺して、天に帰った。元々下界の調査をしにいったという記憶も戻り、私は女神として今ここにいる。謙二君とは結構上下の差があって最初は戸惑った。



「琴か、いえ、失礼しました女神様」


「仕方ないよ。しばらくは下界の時の呼び名にしようよ」


「ですが――――――」


「はい、決定ー」




二人ともとても良かったと思っている。いつも二人が見ていた人間界はどこか淋しく、穴が空いている様に思えたからだ。

でも実際はそんなことはなく、人間界は情や関係で溢れていた。死神に生きることを語れたのも、それほどに素晴らしいことだったから。還るのが惜しい、悲しいと感じれた位なのだから。

でも、死神達のおかげでそれを再確認することができた


あの死神達はもう、どこの世界を廻ろうとも、どこにもいないのだ。死ぬはずのない死神が死んだのだから。



ナディス…………




「琴華ちゃん」


「!?」


その時私はどこか聞き覚えのある声で呼ばれた気がして周囲を見渡した。けどそこにいるのは記憶の天使だけだった

幻聴?






すると、雲下の方から鳥が飛んできた。そしてその鳥は運命の女神の肩に止まった。


「琴華ちゃん、ありがと」



「!?」私は急に目線を肩に向けた。確実にこの鳥が私を呼んでいる。しかし、私にこの鳥の見覚えがない



「僕だよ。ナディスだよ」


鳥は確実にそう言って、その場を去り、その翼でそれ高くへと羽ばたいていった。





END

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ