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白魔族再び

あ、あ、あ、何ヶ月さぼっていたんだろう。。

考えない、考えない。。。

「さて、白魔族か。」理沙姉が言う。


「出会った感じ、アモナとは違う雰囲気だった。」詩織が言う。

「あぁ、でも、気を許せない存在だね。」理沙が語気を強めて言う。


「普通に出会ったら、討伐対象。」理沙姉が落ち着いて言う。

「私達とは相いれない存在って事?」涼音が言う。

「そう、魔族とはそういう存在。」詩織が言う。


「ふ~ん。」


********


 そして、白魔族は来なかった。

 実際には、森が変わって、其処との繋がりが無くなったからだ。


 当然、ドワーフの国との繋がりも切れた。


「良かったのか、悪かったのか。」理沙姉が思案顔で言う。

「面倒が無くなったと思えば、良い事じゃない。」シー姉がカウンターにうっぷしながら言う。

「そう言う事にしておくか。」理沙姉が納得して言う。


「で、涼音と桃花。」理沙姉が突然話題を振って来た。

「うえ?」

「はい?」涼音と桃花が驚きながら返事をする。


「新しいダンジョンが出来たみたいだから、見てきて。」


「え~、帰ってアニメを見ようと思っていたのに。」涼音が抗議の声を上げる。

「バイト代5000円でどうだ?」理沙姉が悪い顔をして言う。


「それ、一人分?」涼音が聞く。

「勿論。」理沙が答える。


「よ~し、行くよ、桃花、シャイナ!」涼音が態度を変えて言う。

「ふぇ?」

「あら、あら。」


「ちょっと待て!」キャラが声を上げる。

「?」涼音がどうしたのって顔でキャラを見る。

「何で、私に声を掛けないんだ?」キャラが鼻息を荒くしながら言う。


「え? オーバーキルかなって思って。」涼音が答える。

「私は、涼音の友達ではないのか?」キャラが悲痛な顔をして言う。


「ごめん、ごめん、一緒に来てくれる?」涼音が言う。

「喜んで。」キャラが立ち上がった。

 桃花は、店の奥で巫女装束に着替えた。

 エルフの羽衣が、桃花の肩の上で嬉しそうに漂っている。


********


 森迄の道で違っていたのは、シャイナが身を隠していない事だった。

「誰も気にしていないね。」桃花が言う。

「理沙姉が、大々的に発表したからね。」涼音が答える。


 そうこうしている内に、森の入り口に着いた。

「チェンジ!」涼音が叫ぶ。

 着ていた制服が、一瞬で体操着に代わる。


「もっと、色々教わりたかったな。」涼音がそう思うが、森の意思は容赦ない。


「で、ダンジョンは何処に出来たの?」桃花が問う。

「あ!」涼音が呆けた。


「聞いてないや。」てへへと笑いながら涼音が言う。


「あら、あら、それは、それは。」シャイナが笑いながら言う。

「行き当たりばったりだな。」キャラも言う。


「順番に行けば、その内当たるっしょ。」涼音はあっけらかんと言う。

「あらー、そうですね。」

「まぁ、何とかなるか。」シャイナとキャラは通常運転だ。


「何で貴女達は、通常運転なの!」桃花が叫ぶ。


「あたし等に、必要だと思う?」涼音が問う。


「あ!」桃花も一瞬で納得した。

「あたしを含めて、人外だった。」桃花が何かを諦めた。


「さぁ、行こうか。」涼音がそう言いながら森に入って行く。

「あら、あら。」

「腕が鳴るな。」シャイナとキャラも其れに続く。


「置いて行かないで~。」桃花も半泣きで其れに続いた。


 ダンジョンは境森にあった。


「おっと、いかにもな入口だ。」涼音が言う。

 そこに有ったのは、石造りの入り口。


 いかにもダンジョンの入り口だと言うような入口を見て全員がため息をつく。

「涼音、これはいかにもって思って良い?」桃花が言う。


「許す!」涼音が言う。

「何で上から目線!」桃花が抗議する。


「こんな、いかにもって言う入口はヤバいね。」涼音が言う。

「あらあら、困りましたね。」全然困らなそうにシャイナが言う。

「こりゃ、トラップダンジョンだね。」キャラも嬉しそうに言う。

「ねぇ、皆の反応変じゃない?」桃花が、涙目で言う。

「え? そう?」涼音があっけらかんに言う。


「絶対におかしいよね!」桃花が叫ぶ。


「久しぶりのダンジョンだからねぇ。」涼音が言う。

「ふふふ、楽しみです。」シャイナが舌なめずりをする。

「なに、危ない場合は、我が助けよう。」キャラが張り切って言う。


「マジで、オーバーキルだね。」涼音は思う。


 涼音たちは、ダンジョンに入った。

「光あれ。」涼音が呪文を唱える。


 その場を照らし、罠を周知する魔法。


「そこの宝箱は、ミミックだよ。」涼音が言う。

 その宝箱を開けようとしていた桃花が固まる。


「では、砕きますね。」キャラが宝箱を砕く。


 全員に経験値が入る。


「あはは、何だろう、この安定感。」涼音が言う。

「このメンバーなら、ダンジョンを攻略できそうだな。」キャラが言う。

「あら~、簡単にできそうですね。」シャイナが言う。


「ははは、何だろう、私いるかな?」桃花が言う。

「勿論だよ、誰かが怪我したら、宜しく。」涼音が良い顔で言う。


「涼音だけで充分だよね。」桃花の声は涼音たちには届かなかった。


**********


「涼音、あれ何?」桃花が言う。

「う~ん、オークかな?」涼音が答える。

「オーク?」桃花が問う。

「うん、私達女子を苗床にする害獣。」涼音が嫌そうに言う。


「我らの敵です。」キャラがその集団に向かう。

「即殲滅が基本!」シャイナもそれに続く。


「ねぇ、涼音、聞いて良い?」桃花が言う。

「なに?」

「オークって、私達を犯して子供を作るの?」桃花が言う。


「オークだけじゃなく、ゴブリンもそうだよ。」涼音が答える。

「うわぁ。」桃花は全身が震える。


「殲滅しました。」シャイナが戻ってくる。

「雑魚だな。」キャラが言う。


「ははは、やっぱりオーバーキルだね、このパーティ。」涼音が言う。


「ねぇ、涼音。」桃花が言う。

「何?」涼音が言う。


「私、場違いじゃない?」桃花が言う。

「いや、全然、桃花の神威は最終兵器だよ。」涼音が涼しい顔で言う。


「いや、違うよね。」桃花は何かを訴えるように叫ぶ。


「ほい、お客さんだ。」涼音が言う。


 グレーターデーモンが召喚された。


「あらあら、これは。」シャイナが嬉しそうに言う。

「仲間を呼ばせて、レベル上げが出来るな。」キャラも嬉しそうに言う。

「ふえ? レベル上げ?」桃花が怪訝に思う。


「あぁ、グレーターデーモンは呪文を封じれば、美味しいレベル上げの獲物だよ。」涼音が言う。

静寂モンティノ。」涼音が呪文を唱える。


 グレーターデーモンは呪文が封じられた。


「よし、目標100匹だ。」キャラが言う。

「あらあら、それだけですの?」シャイナが答える。


「桃花殿のレベル上げなら、その程度で良いだろう?」キャラが答える。

「あら~、そうですね。」シャイナが言う。


「私のレベル上げ?」桃花が叫ぶ。

「キャラもシャイナも、桃花のレベル上げに協力してくれるんだって。」涼音が言う。


「其れで良いの?」桃花が言う。

「私達からのお礼だよ。」涼音が言う。

「お礼?」桃花が途惑う。


「お弁当を食べさせてくれたよね。」涼音が言う。

「え? そんな事で?」桃花が呆ける。


「そんな事が、私達の対価になるんだよ。」涼音が言う。

「えぇ、美味しかった。」キャラが言う。

「食べたことのない物の対価です。」シャイナも言う。

「そんな。」桃花が驚愕する。


「ぐもぉぉぉ!」グレーターデーモンが召喚された。


「では、私から。」キャラがグレーターデーモンに攻撃する。

 一撃でグレーターデーモンは塵になった。


「ぐもぉぉぉ!」更にグレーターデーモンが召喚された。

「あらぁ、私の番ですね。」そう言いながら、シャイナが魔法矢を放つ。


 グレーターデーモンは塵になった。


「ぐもぉぉぉ!」更に現れたグレーターデーモン。

「私の番だね。」涼音が忍者刀を抜いて、駆け出す。

「ほい。」涼音がグレーターデーモンの首を撥ねる。


「楽勝。」涼音がブイサインをしながら言う。


 その後、キャラの言う通り、グレーターデーモンを100匹倒すまでそれは続いた。


 桃花の巫女レベルが52になった。


 因みに涼音も忍者レベル22になった。

 シャイナやキャラも数レベル、レベルアップした。



「ふふふ、これが裏昇級(レベル上げ)?」桃花が言う。

「ノーコメントで。」涼音が目を逸らした。


この元ネタが解る人は、超月のマブです。

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