プロローグ~キューピッドの矢のゆくへ
教育は舞台だった。でもあてがわては役は、明らかに自分ではなかった。
最後まで概ね書き上がっております。5月23日に完結まで投稿予定です。どうぞ最後までよろしくお願いいたします!!
小さな2人の女の子が遊んでいる
女の子
トン子ちゃん、お姫様ごっこしよう
トン子
うん!!しようしよう!!
女の子
じゃあ、私はお姫様。
トン子ちゃんは、召し使いね。
トン子
うっ、うん…。
*****
十数年後
とある高校の教室で、キューピッドが、矢をつがえている。
(キューピッド、弓矢は人間には見えない
キューピッド
2年E組の、
モテ男とトン子とやらを、
くっつけてやるかな。
矢を放つとそれはモテ男に命中する。
キューピッドはもう一本の矢をトン子めがけて放つ。
矢はトン子に少しだけ刺さるが、すぐに抜けて、
側にいた演鶴子に命中する。
しかしまた矢は抜けて燃えてしまう。
キューピッド
しまった!!よりによって、
演鶴子に…。
髑髏を持った西洋の外国人の青年が現れ、
キューピッドを笑う
(この青年も人間には見えない)
キューピッド
馬鹿にしやがって、
これでも食らえ、鉛の矢だ!!
怒ったキューピッドは、鉛の矢をつがえて、青年めがけて放つ。
青年はひょいとよけると、矢はトン子に命中する。
青年
あははは、こりゃ、滑稽な舞台が見れそうだぞ!
そう言って消える。
キューピッド
なんということだ…トン子に刺さってしまった!!
もう、取り返しがつかない
キューピッドも、翼を広げて、どこかへ飛んでいった。
*****
講堂のステージの上
生徒たちの演劇
ナレーション
昔々、デンマークという国に、
ハムレットという名前の王子様がおりました。
ハムレットの父王の亡霊
私を殺したのは、弟のグローディアス
ハムレット(トン子)
叔父が?
そして母上と結婚して国王になった。
なんと言うことだ、
グローディアスめ!!最低だ!!
ああ、父上!!
ハムレット父王の亡霊
復讐するのだ!!
ハムレット(トン子)
うーん、復讐か。
でもいきなりそんなこと言われてもな
ハムレット父王の亡霊
誓え!!
……
*****
2年E組の教室
トン子
(独白)
教室は舞台だった。
でも、あてがわれた役は、
明らかに自分ではなかった。
この物語はフィクションです。登場人物はすべて架空の人物です。
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