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dhifwarento world game

どうもこんにちは。

「ディファレントワールド・ゲーム」作者の朝比奈侑アサヒナユウです。

今回、私の作品を見ていただきありがとうございます。自分で言うのもなんですが、この作品は私が初めて書いた物です。

プロローグから第一章までの制作時間は8時間ほどです。どうか、楽しんで頂けたらと思っております。

「プロローグ」

        

「若き青年よ、ようこそ【ディファレントワールド・ゲーム】の世界へ。」

 俺は見知らぬおじさんの前に座っていた。

 寝る前の記憶がほとんどない。

「若き青年よ、お主は自らの判断でこの世界に来る事を望んだのじゃ·····。」

 この世界?この世界ってなんだ?俺は訳の分からない事を言われ困惑していた。 

「お主、【ディファレントワールド・ゲーム】は覚えておるか?」

「ディファレントワールド・ゲーム?なんだそれ?」

 俺は余計に困惑した。

「なに?覚えていないのか!?[#「!?」は縦中横]」

「まぁ~いい、ワシが一から教えてやろ。」

 そう言って長髭のピカピカと電球みたいな頭のおじさんが話してくれた。

「ディファレントワールド・ゲームと言うのはお主の居た世界のゲームの事じゃ。」

 そのディファレントワールド・ゲームの世界は史上最強で最悪の魔王が居て、その魔王が無数の悪魔達を引き連れて、人里を襲い世界征服を目論んでいるらしい、それを阻止するべく俺達プレイヤーが戦う、っとそんな感じらしい。

 なんとも言えないぐらい定番な設定だ。

 でも、一つ引っかかったのはこのゲーム世界に入ると魔王を倒さない限り元の世界には戻れないとらしい。

「ところでじぃさん」

「バカもん!じぃさんじゃないわい!」

 じぃさんは唐突に激怒した。

「ワシはどっからどう見ても神様じゃろがい!じぃさんじぃさん言いおってワシはお前さんのじぃさんじゃないわ!」

 なにがそんなに嫌だったのかすごく興奮して突っかかってきた。

「わ、わかった、ごめんって神様。」

 俺は必死に宥めた。

「で、神様、さっきの話しの続きなんだけどさ、そのディファレントワールド・ゲーム?の世界には俺以外にも行ってる人は居るのか?」

 俺は素朴な疑問を聞いてみた。

「よくぞ聞いてくれた青年よ。なんとその世界には、まだ、お前しか行く予定がない!![#「!!」は縦中横]」

 神様は自信満々に言った。

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!![#「!!」は縦中横]」

 俺は顔の穴という穴を全開に開いて叫んでしまった。

「このゲーム本当にあるのか?認知度低過ぎるだろ!」

「悪いな青年よ、もうちょっとしたら他のやつも適当に連れてくるわ。あは、あははは。」

 神様は苦笑いをしながらそう言った。

「その代わりと言っちゃーなんだが、お主に特別な力をやろう。」

 そう言って神様が俺の額に手を当て呪文らしきものを唱え始めた。

「よ~し、おわったぞ~。」

「なんだよその若者みたいな言い方わ!」

「て言うかなんとも無いんだが、これ何か変わったのか?」

「そりゃそうじゃよ、別に見た目を変えたわけでは無いからの~。」

 「今、お主に授けた特別な力と言うのは【イミテーション】と言う特殊能力じゃ、この能力は相手の技や魔法などを真似る事が出来る能力じゃ。そして一度真似た技や魔法はそれからずっと使えるのじゃ。」

「ちなみに、特殊能力は一人一つしか使えないのじゃ。その中でもこの【イミテーション】は無数にある能力の中でも最上級能力なんじゃよ。」

「だからこの力で魔王を討ち取れ!」

「バカヤロ!」 

 俺は物凄い勢いで言った。

「何が「この力で魔王を討ち取れ」だ!討ち取るも何もその世界にはまだ俺しか行く予定が無いんだろが!![#「!!」は縦中横]」

 神様は俺から目を逸らして口笛を吹きあからさまに聞いてないアピールをしている。

「まぁ~細かい事は気にするでない、お前さんが言った後適当に連れてくるからそれまで待っておれ。」

「分かったよ、じゃあ早くその世界には飛ばしてくれや!![#「!!」は縦中横]」

「よし、わかった。それじゃ、そこの魔法陣に立て。」

 俺は立ち上がり魔法陣の方に歩いていった。

「でわ行くぞ、」

 神様が両手を高らかに上げ転移呪文を唱えた。

「でわ青年よ。いや、戦士三神凉。己の力で魔を討ち滅ぼすのじゃ。」

 神様が最後の言葉を言うと突然目の前が強烈な光に包まれた。

 すると、そこは正に異世界って感じの街並みが広がっていた。

 「お、無事異世界に着いたか。」

「って言ってもこの世界、今俺一人しかいないし暇だな。」

「まぁ、神様から貰った初期装備があるからレベル上げでもしに行くか!」

 一人ではやる事が無いので俺は村の近くにいる貧弱モンスターを討伐しに行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新たなる仲間 その一」

 

「あ~ひまだ。」

 俺はこの世界に転移して来てやがて一ヶ月が経とうとしていた。

「おい!あのハゲ神もうこの世界に来て一ヶ月が経とうとしているのに仲間どころかモブキャラ一人すら来ないじゃねーか!」

「誰がハゲ神じゃバカもん!ワシもハゲたくてハゲてないわ!」

 突然、聞き覚えのある声が聞こえてきた、そう噂のハゲ神だ。

「うわぁぁぁ!」

「なんで、俺の声が聞こえんだよ!」

「ワシは神様じゃぞ、話したい時は【テレパシー】意思疎通術で話す事くらい出来るわい。」

 神様は当たり前かのように話してきた。

「今日はそんな事を話しに来たんじゃない。」

「なんと、ついに!」

「なんと!」「なんとじゃ!」「ついに!」「ついにじゃ!」

 どうにも勿体ぶった様にしている神様に言ってやった。

「何勿体ぶってんだよ。さっさと用件だけ言えよ。」

 すると、神様は顔をムスッとした。

「なんじゃ、ノリが悪い奴じゃの。」

「まぁ、いい。なんとついにお前さんの仲間が増えるぞ!」

 俺は目を大きく開いて言った。

「本当か!神様!やっと一人ぼっちから向け出せるんだな!?[#「!?」は縦中横]」

「そうじゃよ。それから村のお店があるじゃろ、そこらに市民を配置して買い物とか食事が出来るようにする。」

 俺は目を輝かせて、まるで小さい子がサンタからプレゼントを貰ったかの様に喜んだ。

「わぁー、ありがとう神様!」

「ところでその新しい仲間ってのはどんなやつなんだ?」

 俺は新しい仲間について聞いてみた。

「う~そうじゃな、簡単に言えば普通じゃ。」

「ん?」

「なんだって?」

 俺はもう一度聞き返した。

「だから~普通の人じゃ。」

「特別力が強いとか、足が早いとか、物覚えがいいとか無いもうごく普通の人じゃ。」

「あ、でも安心せい、お前さんみたいに特殊能力は与えるつもりじゃ。そいつは今日の夕方頃に連れてくる予定じゃ、それまでまたレベル上げでもしとけ。」

「分かったよ。」

 俺は夕方までひま潰しにモンスター討伐に出かけた。

 

 それから神様が言ってた時間帯になった。

「なんだよ、全然来る気配無いじゃねーかよ。」

 俺は少し低めのテンションで村にある宿舎に帰って行った。

 すると、村の方から人の声が聞こえてきた。

「いらっしゃい!」

「今日はいい肉入ってるよ!」

 聞こえてきたのは呼び込みをする村の店のモブキャラだ。

「うわぁぁぁ!この世界に俺以外の人がいるぅぅー!」

 俺は無邪気な笑顔で喜んだ。

「よし、今日は沢山美味しい物食べよ!」

「って、あれ?」

「なにか忘れてるような気がするな。」

 俺は腕をくみじっくり考える。

「まぁ、いっか!」

「今日は沢山飲むぞ~!」

 それから明け方まで酒を飲みいつの間にか寝ていた。

 起きたのは夕日が沈みそうな頃だった。

「ん。そうか、あの後そんまま寝ちゃったんだな。」

「おい!戦士三神よ、いつまで寝ておるのじゃ。」

 ハゲ神登場である。

「いらん事は言わんくていいわ!」

「ところで昨日連れてきた仲間とはもう会ったかの?」

 神様がごく普通のテンションで聞いてきた。

「仲間?」

「あ!あぁぁぁ!そうだった!昨日新しい仲間が来るって言ってたんだ!![#「!!」は縦中横]」

「お主、まさかあんなに楽しみにしておったのに忘れていたのか。」

「ス、すみません。すぐそいつの所に行って参ります。」

 俺は慌ててその仲間を探しに行った。

 ちなみにその時初めて神様に敬語を使った。

 

「あ~れ?どこにもいないな。」

 俺は村の中や村の周辺をくまなく探したが仲間らしき人はいなかった。すると後ろから肩をポンポンと叩かれ後ろを振り向くと、俺と同じ歳ぐらいの青年が立っていた。

「あ、あの。あなたもしかして三神凉さんですか?」

 青年が話した。

「あ、そうですけど、アナタドチラサマデスカ?」

 意味をなくカタコトになってしまった。

「ふぅ…。よかった僕昨日からずっと貴方のこと探していたんですよ。」

「探してた?」

「って事はあんたが神様が言ってた新しい仲間か!?」

「はいそうです!わたしが貴方の新しく仲間になる雲隠泠です!」

 俺は泠の手を取り上下に振り言った。

「そうか!お前が新しい仲間か!よろしくな!」

 

 それが雲隠泠と言う新たな仲間との出会いであった。

今回私の作品を読んで頂き本当にありがとうございました。

作品の出来は全然まだまだと言ったところだと思いますが、初めて書いてわりには良くかけたかなと思っています。

良かったら感想等よろしくお願い致します。

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