第一章「新たなる仲間その一」
今回は第1章です。
どうぞお楽しみください。
「あ~ひまだ。」
俺はこの世界に転移して来てやがて一ヶ月が経とうとしていた。
「おい!あのハゲ神もうこの世界に来て一ヶ月が経とうとしているのに仲間どころかモブキャラ一人すら来ないじゃねーか!」
「誰がハゲ神じゃバカもん!ワシもハゲたくてハゲてないわ!」
突然、聞き覚えのある声が聞こえてきた、そう噂のハゲ神だ。
「うわぁぁぁ!」
「なんで、俺の声が聞こえんだよ!」
「ワシは神様じゃぞ、話したい時は【テレパシー】意思疎通術で話す事くらい出来るわい。」
神様は当たり前かのように話してきた。
「今日はそんな事を話しに来たんじゃない。」
「なんと、ついに!」
「なんと!」「なんとじゃ!」「ついに!」「ついにじゃ!」
どうにも勿体ぶった様にしている神様に言ってやった。
「何勿体ぶってんだよ。さっさと用件だけ言えよ。」
すると、神様は顔をムスッとした。
「なんじゃ、ノリが悪い奴じゃの。」
「まぁ、いい。なんとついにお前さんの仲間が増えるぞ!」
俺は目を大きく開いて言った。
「本当か!神様!やっと一人ぼっちから向け出せるんだな!?[#「!?」は縦中横]」
「そうじゃよ。それから村のお店があるじゃろ、そこらに市民を配置して買い物とか食事が出来るようにする。」
俺は目を輝かせて、まるで小さい子がサンタからプレゼントを貰ったかの様に喜んだ。
「わぁー、ありがとう神様!」
「ところでその新しい仲間ってのはどんなやつなんだ?」
俺は新しい仲間について聞いてみた。
「う~そうじゃな、簡単に言えば普通じゃ。」
「ん?」
「なんだって?」
俺はもう一度聞き返した。
「だから~普通の人じゃ。」
「特別力が強いとか、足が早いとか、物覚えがいいとか無いもうごく普通の人じゃ。」
「あ、でも安心せい、お前さんみたいに特殊能力は与えるつもりじゃ。そいつは今日の夕方頃に連れてくる予定じゃ、それまでまたレベル上げでもしとけ。」
「分かったよ。」
俺は夕方までひま潰しにモンスター討伐に出かけた。
それから神様が言ってた時間帯になった。
「なんだよ、全然来る気配無いじゃねーかよ。」
俺は少し低めのテンションで村にある宿舎に帰って行った。
すると、村の方から人の声が聞こえてきた。
「いらっしゃい!」
「今日はいい肉入ってるよ!」
聞こえてきたのは呼び込みをする村の店のモブキャラだ。
「うわぁぁぁ!この世界に俺以外の人がいるぅぅー!」
俺は無邪気な笑顔で喜んだ。
「よし、今日は沢山美味しい物食べよ!」
「って、あれ?」
「なにか忘れてるような気がするな。」
俺は腕をくみじっくり考える。
「まぁ、いっか!」
「今日は沢山飲むぞ~!」
それから明け方まで酒を飲みいつの間にか寝ていた。
起きたのは夕日が沈みそうな頃だった。
「ん。そうか、あの後そんまま寝ちゃったんだな。」
「おい!戦士三神よ、いつまで寝ておるのじゃ。」
ハゲ神登場である。
「いらん事は言わんくていいわ!」
「ところで昨日連れてきた仲間とはもう会ったかの?」
神様がごく普通のテンションで聞いてきた。
「仲間?」
「あ!あぁぁぁ!そうだった!昨日新しい仲間が来るって言ってたんだ!![#「!!」は縦中横]」
「お主、まさかあんなに楽しみにしておったのに忘れていたのか。」
「ス、すみません。すぐそいつの所に行って参ります。」
俺は慌ててその仲間を探しに行った。
ちなみにその時初めて神様に敬語を使った。
「あ~れ?どこにもいないな。」
俺は村の中や村の周辺をくまなく探したが仲間らしき人はいなかった。すると後ろから肩をポンポンと叩かれ後ろを振り向くと、俺と同じ歳ぐらいの青年が立っていた。
「あ、あの。あなたもしかして三神凉さんですか?」
青年が話した。
「あ、そうですけど、アナタドチラサマデスカ?」
意味をなくカタコトになってしまった。
「ふぅ…。よかった僕昨日からずっと貴方のこと探していたんですよ。」
「探してた?」
「って事はあんたが神様が言ってた新しい仲間か!?」
「はいそうです!わたしが貴方の新しく仲間になる雲隠泠です!」
俺は泠の手を取り上下に振り言った。
「そうか!お前が新しい仲間か!よろしくな!」
それが雲隠泠と言う新たな仲間との出会いであった。
今回では新しい仲間が増え市民も誕生して、凉も嬉しかったでしょうね~!
また次もよろしくお願い致します。




