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その時の

おはようございます

先週は投稿出来ず申し訳ありません

これには深い訳があるのです

とりあえず言い訳は後書きにて

そして今回も短いです

「この町を…娘を頼む」

『おう』

冒険者の皆の声に少し安心する。

本当は自分で町に行き、あの魔王もどき(・・・・・)を倒してやりたかった。

しかし、儂は動けない。

儂は基本的に不干渉を強制されて居る。

本当に町の危機の時じゃないと動けない。

そうしないともっと恐ろしい奴が攻めてくるからだ。

魔王が人間を守ったと知られたら、その魔王は他の魔王に粛清される。

ただでさえ微妙な立ち位置の儂だ。すぐに攻めてくるだろう。

儂には、魔王と戦いながら町を守るほどの力は無かった。

元々守るために得た力だと言うのに、自分が不甲斐ない。

だから、あの少年にも本来なら動いては欲しく無かった。

あれで魔王であることを隠せてると思って居るのだからある意味すごい。

確かに魔力はしっかりと押さえて居る様だが、流れ出る覇気が自分の非凡さを自白して居る。

普通の人間には気づかれないのだろうけれど、見る人が見たら一目瞭然、人の域を超えている。

しかし、儂に止めることは出来なかった。

もしバレたらあの少年とは交流が無いことを明かしあの少年を差し出そう。

この町を守ったことは、あの少年が勝手にやったことなのだから。

実のところ儂は見て見たかったのだ。人間を守る魔王というものを。

結局の所見れなかったが。

いや、見ることができなかった。のだ、儂にも。

少年が張った結界は、恐らく魔王の力を出すため周りから見えない様になって居る。いや、それ以上、つまりは何も通さない差し詰め異次元の様になってるとも言えよう。

見れなかったのは少し残念だが、これで

他の魔王からの監視も逃れたであろう。それに関しては万々歳と言った所だ。

これで、結界を解いた後にわざわざ魔王の力を使わなければ、魔王に気どられることも無い。

そう思い、儂は安堵したのだった。



☆☆☆☆☆


王都に生える大量の建物の上を少女(・・)は舞う様に進む。

この程度の障害物はこの少女にとって障害にはなり得なかった。

いや、むしろ…

「障害物があればあるほど私は強い。」

そう、それこそがこの少女に与えられた武の真骨頂。

古流武術の一つ、龍ヶ峰流乱闘法拳の基礎にして根幹である。

元々この武術は、大人数に襲われた状況に対応するための護身術だった。

自分がどんな状況にあろうとも、周りのものを使って、回路を開く。

この少女はその武術を小さい頃から習って居た。

今では随一の使い手と言っても過言では無いほどである。

どんな物が落ちて居ても使える様に、大抵の武器の鍛錬は終わって居る。

棍棒の様な太い木が落ちていた時も、小石を使う時も、そこら辺の雑草でさえ使いこなしてこその龍ヶ峰流だ。

それに、この武術の強みはそれだけでは無い。

機動力。

目の前を邪魔する障害物でさえも足場へと変えてしまうこの武術は、そこに蹴る所さえあれば、縦横奥、それこそ縦横無尽に自由に動き回れる。

その跳ね回る様子はウサギの様にも見える。

障害物だらけの場所に置いて、この使い手のスピードに着いて来られる物は居ない。

あらゆる角度からの攻撃を可能にした武術なのだ。

かと言って、障害物が、その上物さえも無かったら何もできないのか。

そう言うことでも無い。

確かに、開けた場所でのスピードは格段に落ちる。

しかし、戦えないわけでは無い。あらゆる場面に対応するための武術なのだから。

龍ヶ峰流柔拳。

相手の技を武器として使う武術だ。

基本的に動きは相手の技を受け流すことに徹して居る。

そして、隙を突く。

これに関しては単純である。

あくまで、物がある場所へ逃げるための時間稼ぎでしか無いのだから。

兎に角、そんな古流武術の使い手がなぜこの場所に居るのか。

何を隠そう、先ほどまで魔王が居た王都にこの少女は居たのだ。

この構図、王都からものすごいスピードで遠ざかって行く少女を人が見れば、魔王から急いで逃げる少女に見えるだろう。

しかし、実の所この少女は魔王にあまり脅威を感じて居なかった。

「あのスピード。確かに厄介だけど、あんな単調な直進攻撃じゃ、避けてって言っているような物。正直私一人でも時間をかければ倒せると思う。彼があの街に居るのだから大丈夫だとは思うけれど。かと言って魔王、どんな力を隠して居るか分からない。私がどう動くかはお義父さん次第ね。兎に角お義父さんに会わなきゃ。」

王都と言う場所は彼女のテリトリーだ、空に逃げられると厄介だけど、逃げてくれるならそれはそれで良し、もし地上に攻めてこよう物なら、建物だらけの地上に魔王の逃げ場は無い。

しかし、それでも相手は魔王なのだ。

魔王と言ってもやはり所詮は魔物。お義父さんはよく言って居た。魔物は低脳なんだ、と。人間が最も高等なんだと。

それを言って居た義父の姿はなんだか誇らしげであり、少し自分に言い聞かせる様であった。

だから、少女は魔王に負けない。お義父さんに魔王を倒せと言われたら、少女は命を捨てでもそれを実行するだろう。

でも、その前にはとにかく家に帰らなければならない。彼女の義父に会うために少女はまた跳んだ。


☆☆☆☆☆


私が家に着いた頃には、既に魔王との戦いは終わって居た。

と言うのも、一瞬にして魔王の気配が消えたのだ。

誰がやったのか想像は着く。

この先少し大変だろうなと思いつつ、楽しそうに頬を緩める自分に気づいて自分がどれだけあそこに染まってしまったかを実感する。

しかしそれは嫌悪する感覚では無かった。

私が家の門を開けると庭では十数人の子供達が遊んで居た。

此処では、子供達皆が遊べる様に庭は広く大きい。

家自体は確かに古い見た目ではあるが、決して老朽しているわけでもなく、広さも小さい学校ほどはある。

恵まれた施設(・・)と言えよう。

施設というからには、ここは普通の家では無い。『ローラック孤児院』私含め23人の子供達を養う孤児院だ。

この孤児院を経営しているのは、ここに住まう子達の義父である、ガイル・ローラック一人。

かつては、名の知れた冒険者で、何か素晴らしい功績をあげたとかで、貴族籍を授与され今の身分になった。

公爵である義父の仕事が何なのかは分からないが、少し危ない仕事であるのは分かる。

この孤児院では、14までの間で自らを守れる技術を磨き、14を超えると社会勉強として、義父の仕事を手伝う様になる。

私も去年から手伝って居るのだが、その大半が、他の公爵家から資料をとってきたり、公爵の息子につけいったりと言う物ばかりだ。

幼いながらも、義父の仕事が少し危ない事には気づいている。

良いことなのか、まだ人を殺したことは無いけれど、既に成人して立派にお義父さんの側近を勤めている兄達は多分既に人殺しに手を染めて居るのだろう。

けれど、私は実はあまり怖く無い。

お義父さんが殺せと言ったのならば、きっと悪いのは相手なのだ。

それだったらどうって事無いのだから。

私の夢は立派にお金を稼げる女になって一人で孤児院を経営している義父を助ける事だ。

だから、無理を言って町に住まわせてもらって居る。

もちろん仕事は家の仕事が優先だし、お義父さんに呼ばれたら帰る様にしている。

兎に角、事態はもう収まった様なので、久しぶりにお義父さんに会おうと思っていたのだけど、今は居ないみたいだ。仕方ない。

なんでも、あのおっさんにバレたら流石の俺でもまずいからな、とか言っていたとか。

お義父さんの考えて居ることは難し過ぎてよくわからないのだから、そんな事を考えて居ても仕方の無いことだ。

長い事ここに居ると、此処を離れたくなくなるだろうから早めに帰ることにしよう。

私は町でも、新しい生活が始まって居るのだから。

宿題がぁ宿題がぁ

新学期始まってすでに一週間が経ちますが

宿題がまだ終わって居ません

今回の話も宿題の、途中合間合間に書き進めました。

先生にも怒られてしまいました

そりゃそうだ。

と言うことで今週から月曜投稿になりますがよろしくお願いします。

それではまた後ほど

おやすみなさい

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