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君と僕のココロ

初めての掲載になります

文字を扱うことに慣れておらず稚拙な個所も多々あると思いますが、どうぞご容赦ください


いつだって君は泣いていた

涙を流すことが出来ない私の代わりに

君は私に笑顔を教えてくれた

笑うことを忘れた私に


だから今度は私が君に渡す

例え私が私を失ってでも



「人々にはココロがあり、その中にはオモイデが溢れている

生を受けた時にココロを授かり、そのココロの中にオモイデを蓄積していく

やがて年が経ち、オモイデは徐々に薄れやがて潰えた時にココロは風化し、人はその姿を失う」

少年はこの本を読むたびに一人の少女の事を考える

生まれながらにしてココロの器が小さく蓄積できるオモイデの量が少ない彼女は、果たしていつまで自分の隣にいてくれるのだろうか

(また嫌なことを考えた・・・)

いつ彼女のココロが風化してしまうかなんて分からない

ただ、その瞬間が今ではないと言い切れる保証もない

そんなことを考えながら僕は隣で静かに座っている少女を見た

「・・・本は読み終わったの?」

僕の視線に気づいた少女が静かに口を開いた

「うん、もう読み終わったからね。それにカレンと一緒に居るんだし僕はカレンと話す方が好きだから」

「・・・そう」

カレンと呼ばれた少女は少し気恥ずかしそうに外を見た

「・・・私もアリスとお話しするのが好きだから・・・嬉しい」

(昔はこんな風に会話することも難しかったのに)


2人が出会った頃のカレンはまるで人形のように、ココロを持つ人間とは思えないほど悲しい瞳をしていた

そのカレンとは対照的にココロの器が大きく、オモイデを多く蓄積できるアリスは

(この子に僕のオモイデをあげたい)

それが善なのか偽善だったのかはまだ幼かったアリスには分からない

ただその時からアリスはずっとカレンのそばに居て、カレンにオモイデをあげていた


カレンは知っていた

自分のココロの器は小さく、恐らく長い間生きていることはできないと

それを知ったアリスが自分にオモイデを与えるべく常に寄り添ってくれていることを

何度も普通と違う自分を恨んだ

だが、今はそのおかげでアリスが隣にいてくれることに幸福を感じていることも

(どうかアリスと離れることにならないでほしい)

きっとアリスはこの気持ちに気づいていないだろう

だけどそれでいい、それでいいから・・・


2人は互いの思いを知ることなく、ただその日その時を幸せに過ごしていた

世界が壊れるその日までは









まずは味見程度のプロローグでしたが、いかがでしたでしょうか

右も左も分からずただ文字を走らせたような作品ですので、なにかとわかりづらい個所も多々あると思います

少しでも興味が出た方はぜひ今後の2人の運命に目を向けていただきたいと思います

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