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ブルーデージーの花を探しに

作者:あずみ
元々2021年冬童話の企画で書いたものですが、読み返してこれ童話?と思ったので通常のファンタジーにしました。

 幸運のブーケ、ブルーデージーのブーケを失くしてしまったビスクドール、メイ。
 彼女が目覚めたのは、人に愛され魂を持った人形が行き着く世界。
 そこは強い願いを持った人形が満天の星の下、行きたい時と場所を強く思いながら花の横を通り過ぎると、その世界、その時間の同じ花の咲く場所に連れて行ってくれるという不思議な世界。
 ただしあまり長く移動したその場所にいると、自分が消えてなくなってしまう危険がある。
 壊れる寸前のメイが最後に記憶しているのは、銃を向けられた自分の持ち主と、自分が割れてしまった音だった。
 壊れた為その後主人がどうなったかメイには分からないが、もしもあの時自分がブーケを持った幸運の人形だったなら、あの人をあの不幸から助けられるのかもしれない。そう思ったメイは時と時空を超え、ブルーデージーの花束を探しに過去へと行く。
 だが実はそれで過去に戻った自分が持ち主を助けており、最終的に自分を割ったのはそうなる為に行動した未来の自分自身だった、と気付く。

愛されたお人形が元の持ち主を愛し守ってくれるというファンタジー中編。
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