家族旅行から帰宅【完結】
家族旅行2日目。
朝食後、チェックアウト。
荷物をホテルに預かってもらって観光。
昨日の午後よりは観光客は少ない。
パパとママ、さくらねえとアタシ。
集合時間を決めて別行動する。
(夫婦水入らずにしてあげるなんて
なんて親孝行な娘なんでしょう)
2時間後、ホテルに集合して帰路に着く。
電車の中で食べる駅弁は美味しかった。
ーー4時間後ーー
最寄り駅から歩いて帰宅。
何となしに家を見上げるとさくらねえの部屋の小窓が開いているに気付いた。
「さくらねえ、小窓が開けっぱなし」
「ほんとだ、気がつかなかった」
アタシの指差す先を見て、さくらねえは頭を掻く。
「ひばり、あなたの部屋、電灯消し忘れてる」
ママがアタシの部屋の窓から漏れる光を指差す。
「マジか、ウッカリしてた」
アタシは鼻の横をポリポリ掻いた。
「ママ、リビングの雨戸を閉めてないよ」
パパがリビングの窓を指差す。
「あらまぁ、あらあら」
ママはオデコに“ポン”と手を当てた。
「あれ、パパ、帽子被ってない」
さくらねえがパパの頭を指差す。
「あれ、帽子どうしたっけ?」
パパは自分の頭を触って慌てる。
「帽子ならここよ」
ママが肩に下げたトートバッグからパパの帽子を取り出した。
「ホテルのロビーでさくらたちを待ってる時に脱いで肘掛けに置いて、そのまま行っちゃたから回収して渡すの忘れてたわ」
家に入りリビングのソファに座る。
「ふぅ」 みんな揃って息をついた。
パパはアタシたちの顔をぐるっと見回すと
「やっぱり家が一番だね」
お約束のセリフを言った。
ウチの家族、みんなどこか抜けている。
でも、大きな問題は起こらない。
小鳥遊一家は、本日も晴天なり!
(おわり)
小鳥遊家の日常はいかがでしたか?
今回のエピソードで、雨戸を閉めますね。
もしママが雨戸を開けっ放しにしたら、
アタシがこっそり顔を出すかもしれません。
その時に、またみなさんと会えたら嬉しいです。
追伸、次回作の宣伝です。
「女子高生の世界は廻っている」
2026年8月26日(水)連載開始です。
もし良かったら読んでくださいね。




