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3-8 顔合わせ その1

 世の女性諸君に是非言いたい。

 どれだけ強くっても股間はダメだ。

 耐久力とか防御力とかそんなんじゃなくて、

 なんかこう............ダメだ。

 それを君たちには知ってほしい。


「えっと.........だ、大丈夫か? なんかその.........悪い......」


 特に今、目の前でしおらしくしているこの猫耳には。

 猫耳は膝立ちになってアワアワとしている。さっきの威勢はどこへ行った?

 ていうか男の股間は蹴っちゃダメだってダディに言われなかったのだろうか。

 教育がなってませんよ教育が!


「あああ痛い......苦し、おうふ......あああ」


 そして俺はといえば、床に転がって苦しみ喘いでいる。男性の君たちならば分かるはずだ。アレは痛いのではなく、苦しいのだと。

 

「お前............エグ......」


 犬の人獣族が引き気味でそう呟いた。俺に同情の目を向けている。見れば、周りの男たちは全員不憫そうな顔をしていた。


 これが一種の絆というやつなのだろうか。


 違う気がした。


「えー、皆さん。こちらにいる方々が、新しい神金剛石ダイヤモンドのメンバーです」


 そう言ってハウルが俺たちを紹介した。

 って言うかハウル。もうちょっと早く言って欲しかった............。



*****♪***♪♪*******♪*****



「ウチは、アイルーン。さっきは悪かったな」


 猫耳が頭は下げずにそう言った。まぁ、いいだろう。胸を揉みしだいた代償と思えば安い............いや安くは無いけど、別にいいか。


「いや、いいよ別に。俺もその............すまんかった」


 胸のことを謝ろうとしたが、フェイの手前言いづらくてどもってしまった。だってバレてないんだから怒られたく無いじゃん。


 そんなことよりもステータスだ。


 レベルがどれくらいなのか知らないけど、あの敏捷性の理由が知りたい。俺じゃなきゃ対処できないんじゃ無いのあれ?


 そんなわけでレッツ鑑定じゃ!



アイルーン LV42

獣人族 冒険者

HP:2500

A:4300

G:2030

M:8200

S:14200

《魔法》

・身体強化魔法

・武器硬化魔法

《装備》

・凶猫爪:A

極小槍マイクロランス:A

音速靴ソニックブーツ:A

《スキル》

・疾風の加護

 魔力を消費して自身のスピードを上げ続ける。止まるとリセット。



 絵に描いたようなヒットアンドアウェイ型だ。思ったよりも低い攻撃力と防御力。が、魔力は思ったよりも高い。魔法は少し使えるみたいだが、ほとんど加護の方に持ってかれているようだ。


 加護。


 初めての加護持ち。加護もスキルに分類されるのか。まぁ確かに、似てるっちゃ似てるというかほとんど同じジャネ? 何が違うの?


 いや、それよりもレベルだ。だいぶ高い。かなりの経験を積んでらっしゃるようだ。実に素晴らしい。

 流石は俺たちみたいなポッと出では無い神金剛石ダイヤモンドだ。


 あとは、音速靴ソニックブーツ

 はぁ、ソニックブーツねぇ。上手いこと言う奴がいるもんだ。


「私はゲツェラと申します。見た目通りの魔術師です。同じ人族同士、仲良くしましょう。あ、魔道具が必要でしたら是非『ゲツェラ魔道具店』をご贔屓ください」


 最初にアイルーンと言い争っていた、ローブを羽織った痩せぎすの男が話掛けてきた。ああ、このまま自己紹介に移るノリなのね。

 こいつは冒険者と商人を兼業しているようだ。そんなのもできるのか。

 念のため、全員ステータスを確認しておこう。


ゲツェラ LV39

人族 冒険者 魔道具商人

HP:4320

A:3800

G:3090

M:12400

S:4200

《魔法》

・炎魔法

・氷魔法

・嵐魔法

・地魔法

・治癒魔法

《装備》

魔術師の外套(ウィザードローブ):A

・短杖:A

・乱魔の手袋:B

《スキル》

なし


 彼が言った通り、完全に魔術師です。しかし、ある程度の相手なら接近戦もいけるだろう。さっきのおっさん男爵とかなら、互角かそれ以上の戦いをするのでは無いだろうか。


 使える魔法は上位魔法ばかりだ。それぞれ、火魔法、水魔法、風魔法、土魔法、回復魔法の上位互換である。ちなみに、最上位魔法は、極炎魔法、極寒魔法、大気魔法、大地魔法、蘇生魔法だ。最後者を除いて、どれも広範囲に絶大な効果を発揮するものである。

 個人的には極寒魔法がヤバイ。寒がりなんです。

 短杖は金属樹人メタルトレントの腕からできているらしい。

 金属でできた樹の人ってどういうことだろ.........。


「ドワーフのバイガローだ。戦えるし、武器も作れる。俺以上の武器職人なんていないと思え」


バイガロー LV40

炭鉱族ドワーフ 冒険者 武器職人

HP:8010

A:7240

G:5050

M:2700

S:2640

《魔法》

・火魔法

・土魔法

《装備》

・ブロンズメイス:A

紅蓮槌レッドハンマー:S

鉱物手袋メタルグローブ:A

《スキル》

なし


 バイガローは俺の知ってるドワーフとちょっと違う。

 何かというと、太ってない。

 俺のイメージのドワーフは樽のようなブヨブヨの腹に逞しい腕、そしてモッサモサのヒゲなんだが、彼は太ってなどいなかった。

 ただし、線が細いわけではない。

 やばいくらい筋骨隆隆としている。

 どうやったらそうなるんだというくらいに隆起した腹筋胸筋背筋その他諸々etc.........。

 足の筋肉で俺の胴回りくらいありそうだ。

 そんな彼は元は白かったであろう黄ばんだタンクトップにダボダボの長ズボンを履いている。さながら炭鉱で働く親方のようだ。

 叔父貴とでも呼んでみようか。


 そして彼のステータスだが、体力、攻撃力、防御力がそこそこ高くなっている。バランスがいいというか、突出して良いところがないというか.........。

 しかし、彼の特筆すべき点はそこではない。

 自称最高の武器職人と言うだけはある。まさかSランクの武器を持っているとはね。

 フェイのエクスカリバー以外で初めて見た。

 俺の武器も作ってくれないかな?

 気難しそうだから作ってくれないかもしれない。


「俺は巨人族のマゼランだ。よろしくな」


 そう言ってマゼランは握手を求めてきた。しかし彼の腕が大きすぎて握手にならなかったので、中指をがっしりと掴んでおいた。


マゼラン LV42

巨人族 冒険者 背信者

HP:15230

A:6400

G:8410

M:1400

S:1320

《魔法》

なし

《装備》

巨大棍棒ヒュージバット:A

大盾ビッグシールド:A

・巨人族の腕輪:S

《スキル》

・体重変化

 自分の体重を自在に変えることができる。


 マゼランは体力タイプと言ったところか。しかし、高くはない攻撃力たが、5メートルの巨体から放たれる攻撃は、他とは一線を画すものになるだろう。十分な破壊力を兼ね備えている。

 敏捷性は低い。でもこれスキルでカバーできるな。軽くなるって結構な脅威だ。それに、うまく使えば飛ぶこともできるはずだ。そこから一気に体重を重くして敵を押しつぶすこともできる。

 あと、背信者ってこいつ何したんだろ。

 ついでに巨人族の腕輪の効果が知りたい。


「.........サクヤ。よろしく」


 素っ気ない態度で挨拶をしてくる翼人族の女。なぜか知らんが、こいつもなかなか可愛らしい顔をしている。

 翼人族に手はない。手がある場所には翼があって、物を掴んだりするのは鳥の足を使用する。

 しかし俺は握手をする。

 握手というか、翼に触りたい。どんな感触なのか知りたい。


「ひゃん!」


 ............あ?

 翼を握った途端、サクヤが嬌声を上げてその場に座り込んだ。赤い顔でこちらを射殺さんばかりの目で睨んでくる。

 やべぇスッゲエ興奮すげふんげふん。


 えーと、何? 翼人族って、翼が敏感だったりすんの?


 もう一回握ってみる。


「あひんっ」


 .........マジか。


 マジですか!


「ははははははは‼︎」


 高笑いを上げて翼を撫でる俺。

 よーしよしここが気持ちいいのかねよーしよしよし。


「......! ふぐっ!.........あん!......〜〜〜〜‼︎」


 はっはっはっはっは!

 なんだこの愉快な生物は!


 サクヤは逃げようとしているが体に力が入らなくて倒れてしまった。

 そのせいで、さらに扇情的なポーズになる。


「.........やめっ......あん! ......やめて.........! おねがい......おねがいします...............おねがいだからぁ!」


 しかし撫でる手を緩めない俺氏。

 すまんちょっと自制が効かない。

 そんなに嫌なら抵抗するがいい!


「.........おねがいします何でもするから......!やめて.........やめてよぉ!」


 ............ちょっと罪悪感が湧いてきたからやめた。


 だってここまでお願いされたらねぇ?

 そりゃやめますよ。


 サクヤはちょっと物足りない顔をして、しかし安堵して倒れてしまった。


 可愛いけど強い意志を感じるクールな感じの子だったが、少しエッチなところがあるようだ。


 とりあえず、床に寝かせておくのは可哀想なのでベッドに連れて行こう。この部屋にはベッドが無いので、俺が召喚した。


 適当な場所にベッドを設置。ベッドを召喚した時、他の神金剛石ダイヤモンドたちがかなり驚いていた。あ、いや、続きをするんじゃ無いですよ。


 サクヤをお姫様抱っこしてベッドに置く。その際に忘れず鑑定しておいた。


サクヤ LV36

翼人族 冒険者

HP:5080

A:6240

G:5760

M:6300

S:7010

《魔法》

・歌魔法

・風魔法

《装備》

・毒爪×8:A

小盾バックラー:A

《スキル》

・空気抵抗軽減

 飛ぶ際に、空気抵抗を軽減する。


 サクヤはバランスタイプだろうか。良く言って何でもできる。悪く言って器用貧乏。

 あまり特筆すべき点が無い。

 このスキルだって種族固有スキルっぽいし、歌魔法って言っても何と無く分かるし.........。

 まぁ、普通よりは全然強いんだけどさ。


 次にいこう。


 そう思って振り返ると、ルイにボディブローされた。全然痛くない。

 周囲を見ると、女性陣は引き気味、男性陣は半分がいいものを見たと俺にサムズアップしてきた。残りの半分は軽蔑の視線を送っている。


 .........ごめんなさい。ちょっと調子乗りました。

 少し違和感があったので、ちょこっと変えました

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