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戦国時代の再現か?

どこの誰かは知らないがレッドさんとホワイトさんの間に決定的な一撃を入れることに成功した。

どこの誰かもわからない女性は去っていった。

なんとむごいことをするのか。


これで完全に和解の道はなくなった。

もはや後はどちらから攻めるかという状況だ。


さっきから肌にべたつく嫌な汗が流れている。

ここはもはや撤収しか選択肢はない。

皆に撤退の指示を出した瞬間だった。


「戦じゃ戦じゃ!!」


「であえであえ~~!!」


二つあった撤退するルートを塞ぐように戦装束をした者たちが集まっていた。

これはもしや上杉二十五将と武田二十四神将なのでは・・・

どちらも赤と白対極の二色の鎧を着ている。

不味い。不味いぞ。こんなお昼時の住宅密集地で戦闘が始まったら大惨事になるのは確実だ。

その前にお前ら今までどこに隠れていたんだ。


皆武器を持ち相手の軍に向かってにらみ合いが続いている。

よく見れば戦国武将たちは全員完全に、この状況を

というか一般人がいるんだからまずそれを何とかしようよ。

正義の味方が一般人のこと考えなくてどうするんだよ。

とりあえず、ここは一般人を装って反応を見よう。


「なんでこんなところにヒーローが集まってるんですか?!もしかして、そんなに強い怪人が出たんですかか?!」


パニックに陥った人間のふりをする。

そうすれば、一旦ここは仕切り直しになるかもしれない。


「調子に乗るなよ雑魚どもが、塩を送ってもらった恩も忘れよって!!おまけに何度何度も我らが主を裏切り追って!!」


「うるさいわ!我らが主を女ったらしと難癖をつけよって!」


「はぁ?!実際に女たっらしだろうが!」


その通りなんだよなぁ~。

レッドさん顔とコミュ力が異常に高いんだよなぁ~。

そこは否定できない。

そしてここにいる一般人をどうか巻き込まないでほしい。


「レッド貴様とは今ここで長きに渡る因縁に終止符を打つ!!」


「仕方がない。穏便にことをすすめたかったのだが、そちらがその気なら相手になろう。往くぞお前たちついてこい!」


「「「うおおおおお!!」」」


「正義は我らにあり!すすめー!!」


「うおらぁあああああ!!」


ああ、どっちも本気になっちゃたよ。

この状況をどうすればいいんだ。

悪の組織の一般戦闘員程度ではどうしようもない。


「ホワイト!ち、ちがうんだ。そ、その、なんというか・・・」


他のメンバーは全員が戦闘態勢なのにレッドさんだけはまだ変身していない。

そのせいかホワイトさんも攻撃しようか戸惑っている。

他の仲間たちはどうしているのだろう。

そう思って周囲を見渡すが、誰もいる気配はない。

無事に逃げ切ったのか?


俺を置いていったことは少し悲しいが、この状況では仕方あるまい。

ここは独力で乗り切らねばならない。

しかし、この場を乗り切る策が思いつかない。


「ブラックサンダー!」


その時、黒い稲妻が戦場に走る。


「先輩方何してるんですか?周辺まわりをよく見てくださいよ。」


轟君の言葉を聞いて周囲を見渡せば嵐にでもあったのかというぐらいひどいありさまだ。

全員が戦闘に夢中で気が付かなかったのだろう。

ホワイトさんは変身してるだけなので被害はゼロ。レッドさんは変身すらしていないので問題なし。


ここからは轟くんが警察や消防を呼んで被害は最小限になるように動いてくれた。

いいなぁ。轟君の能力をみて発現しないとわかっていても能力が欲しいなぁ。


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