星を待つ庭
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
空と海のあいだに
誰にも見えない小さな庭がある
そこには、名前をもらう前に風になった子や
誰かの腕を待ちながら眠ってしまった子たちが
星の種を抱いて暮らしている
庭には朝も夜もない
ただ、やわらかな光が満ちていて
花は泣くように咲き
水は歌うように流れている
子どもたちは、その庭で遊ぶ
まだ歩けなかった子は
雲の上を裸足で駆ける
まだ声を出せなかった子は
鈴のような笑い声で鳥たちと話す
誰にも名前を呼ばれなかった子には
風がそっと名前をつける
「君は、朝露」
「君は、小さな灯」
「君は、眠る月」
その名を聞くたび
子どもたちは不思議そうに笑う
庭の真ん中には
大きな白い木が立っている
その木は、地上で言えなかった言葉を吸い上げて
葉に変える木だった
「抱きしめてほしかった」
「おなかがすいていた」
「こわかった」
「でも、ほんとうは生きたかった」
葉は風に揺れながら
ひとつひとつ、星になって空へ昇っていく
ある日、ひとりの小さな子が
白い木の根元でたずねた
「ぼくたちは、どうしてここにいるの?」
すると、木は静かに答えた
「君たちが悪かったからではないよ」
その声は、毛布のようにあたたかかった
「生まれられなかった命も
守られなかった命も
消えてしまったわけではない
誰にも見つけてもらえなかっただけで
ちゃんとここに光っている」
子どもは、星の種を胸に抱いた
「じゃあ、ぼくたちは何になるの?」
白い木は、空を見上げた
「いつか、誰かのやさしさになる」
庭に風が吹いた
星の種が、ぽつり、ぽつりと光りはじめた
その光は、地上へ降りていく
泣いている誰かの手を止めるために
小さな命に気づかせるために
抱きしめることを思い出させるために
子どもたちは、空を見上げて笑った
自分たちの小さな光が
どこかで誰かを少しだけ優しくするのなら
それはもう、立派な明日だと思った
空と海のあいだの庭で
今日も子どもたちは眠る
怖い夢は見ない
冷たい夜もない
ただ白い木が
ひとりひとりの名を呼びながら
そっと枝を揺らしている
「大丈夫…
君たちは、忘れられていない」
そしてまた一粒
小さな星が生まれる




