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おしまい

 




 沢山の色が混じり合う亜空間へと飛ばされた。


「ほお。貴女様のお陰で我が主人は救われたのですか。ありがとうございます」


「違うのです。救われたのは私です。話せば長いのですけどね」


「是非聴かせて下さい。時間は飽きるほどあります」


「それもそうね。あっ来たみたいね」


 ダークと運命の女神の声が聞こえた。キョロキョロと亜空間の中を探すと2つの人影が見えた。感情が溢れて涙が溢れてきた。


 ーー私ってこんなに涙脆かったんだ。


 私は走った。優しく微笑むダークが私を待っていた。


「おめでとうございます。女神になったのですね」


「ダークッッ!! 会いたかった!!もう離さない!!」


 私は感情のままにダークに抱きついた。ダークは優しく私を包み込む。


「悲しませてすいません」


「許さない! 自分が死ぬより辛かった!」


「すいません」


 ダークが私の頰に手を当てて顔を覗いた。熱を帯びたその瞳にドキドキして目を閉じるが……


「おっほん」


 わざとらしい咳が聞こえて慌ててダークから身体を話した。


 ーー忘れてた。運命の女神がいたんだった。しかもこの女神は別の時空の私とダークがいちゃついてるのを見て辛そうにしてたわ。


「ごめん女神」


「いえっ。いつまでも大人になれない私もいけないのですよ。ええ。運命の女神なのに恋人同士のイチャイチャを見て平然と出来ないのは情けないです」


 ゆるーいウェーブのかかったピンクの長い髪の女神様は眉間に皺を寄せていた。


「あー私も恋人欲しい」


「こっちの時空でのエミリーはファビアンが好きだったんだけど、好きな人いないの?」


「……はっ。そうですか。気弱な人間はちょっと苦手なのよ。てか私一応5人コンプリートした元人間なのでね。もはや神様レベルしか満足出来ないわね」


 ーーエミリーすまん。もしかするとこの女神のが性格歪んでるかもしれん。5人コンプリートしてるのかなとか思ってたけど、本当にリアルでしてたんだ。


「……5周したんだ。でもどうやって?」


 運命の女神はふっと笑った。


「貴女の力でよ。愛の女神様」




  END

これで終わりとなります。ここまで読んでいただきありがとうございます(^ ^)

またばっちぃとして小説を届けれることを願ってこれにて閉幕とします。

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