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爆転ニギリ スシブレード:ファンタジア ~The Lucifer Ascension~  作者: Mr.後困る
第六章:ダークネス・チョコレート・オン・ザ・アイス
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冷害

戦場のヤミ・アプレンティス達の状況は大別すると三つ。

一つは前線で戦う者、 二つは本陣に向かう者、 三つは現状維持のまま動かない者の三つである。


現状維持? と首を傾げる読者も居るだろう、 しかし仕方ないのだ。


「くっ・・・が・・・何という事だ・・・」

「ちくしょうめぇえええええええ!!」


嘆いているチビとノッポの二人組。

彼等はホット&コールドブラザーズ、 兄はホットコーヒー、 弟はアイスコーヒー。

二つのコーヒーの温度差で攻撃を仕掛けるコンビなのだが彼等は現在大ピンチである。


「どうすんだよ兄貴!! さっきの冷気で兄貴のコーヒーが冷めちまったじゃないか!!」

「ちっくしょうめぇ!!」


やみちゃんのスシブレード解放による冷気で兄のコーヒーが冷めてしまったのだ!!


「!! そうだ、 あがりの爺さんに聞けば良いじゃねぇか!!」

「あがりの爺さん!?」


あがりの爺さんとはヤミ・アプレンティスのあがりの事である。

彼はその名の通りあがりをスシブレードとしている。

普通のスシブレーダーに最も近い闇寿司と言えよう。

そして彼も温度が関係するスシブレードを使う。

彼の行動を見れば対処も可能だと踏んだのだ。


「あがりの爺さんは今何処に居る!?」

「は、 はい!! あがり様はワラビー様、 トリニティ様と

ソルジャースシの部隊を引き連れて撤退しました」

「逃げたああああああああああああああ!?」

「何やってんだあああアアアアアアアアア!?」

「冷めてしまい行動出来ないと・・・」

「あのやろおぉぉぉ・・・だからって逃げる馬鹿が居るか!!」

「ど、 どうする? 俺達も逃げるか?」

「馬鹿野郎!! 逃げたら責任問題になるだろうが!!

こうなったら・・・俺もアイスコーヒーで行く!!」

「あ、 兄貴!? 正気か!?」

「これしか手はねぇ!! こうなったら本陣に向かってもっとコーヒーを冷やすぞ!!」


本陣に走る兄。


「分かったぜ!!」


弟も追従する!!

本陣に向かい走る兄弟、 しかし横からスシブレードが飛んで来た!!

グリードのワサビジュピターだ!!


「ちぃ!!」


飛んで回避する兄弟!!


「敵か!!」

「不意打ちを避けられたか・・・」


グリードはワサビジュピターを手に戻した。


「舐めてくっ!!」


兄が吹き飛ばされる。

ラルフのシーエーチンだ!!


「兄貴!!」

「傷は浅い!! らぁ!!」


ホットコーヒー、 いや今や冷めたコーヒーか

兄がコーヒーを射出した。

しかし温度が低くスピードが鈍い。


「いける!!」


コーヒーに激突するシーエーチン!!

コーヒーは倒された。


「ぐっ・・・」

「兄貴ぃ!!」


弟がアイスコーヒーを射出する!!

シーエーチンは回避する!!


「本陣には向かわせないぞ!!」

「くっ・・・」


ラルフとグリードが兄弟の前に立ち塞がった!!

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