母親の敵討ち
「大塚紫苑、何故俺の母親を殺した!?答えろ!」
「面白いね君」
「何だと...?」
私は大塚紫苑、神樹【ユグドラシル】の分身の女だ。今、大塚渚の息子であるツードナ人とユグドラシルの混血の大塚照に怒りに形相で睨まれている。彼、今感情が高ぶって頭の毛が逆立っている。何か誤解しているようだけど。
「母親を殺したと思ってるんだね?」
「そうだ、サイボーグドラゴン事件以来家に帰ってきてない!」
「殺したというより枯れさせてあげただけだよ」
「同じじゃないか!貴様をここで......」
私彼の言葉を遮るように話す。
「お母さんに会いたい?」
「会いたい?だと......」
「嫌なら別にいいけど」
「......生死の判断が付しだい、お前を消し炭にする。いいな?」
「そんな怖いセリフいいなら会わせないよ」
「......分かった」
「付いてきて」
お、殺気が少し収まった。大塚照は渋々自分に付いてくる。地下室に付いたとたん私を追い越して実の母親を血眼で探す。そんなに慌てなくてもいいのに。これが『マザコン』って奴か。夫の剣奉明?事前に場所を移していて良かった。
「......母さん、おい、起きてくれ!今すぐここを出よう!」
「落ち着いて」
照が私の言葉の直後に話す。
「落ち着け?再開したと思ったら『死体』ご対面何て......」
「彼女は死んでいない」
この言葉を聞いて彼は驚きを隠せない。ユグドラシルは生物学的に『死』と言う概念は無い。それは私も同じで、殺しても全宇宙、並行世界の植物が一斉に死滅しない限り永遠に存在し続ける。
「何だと...?」
「ユグドラシルは死なない」
「そんな戯言を信じられるか!」
「生命エネルギー感じない?」
「......母さん?生きてる!植物の無限のエネルギーを感じる!」
「これからどうするの?連れて帰るの?」
「それは、まだ決めていない。今回の大災害に関わった以上。易々と連れて帰るわけにはいかない。もう十分だ、俺は帰る。どうした?出るぞ」
「先に帰ってて、私は用事があるから」
「.......ありがとうございました」
「また来る?」
「貴方が管理すればいい。後俺はマザコンではない!」
「分かったから、気を付けてね...」




