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破滅世界の俺、エルフ。(2025.12)  作者: MAYAKO
第一章 日常

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第六八話 日常 急襲     


「オトネ、意見が聞きたい」

「トリはどげん思うとね?」

「俺か?俺としては覚醒者を集め、討伐隊を組みたい、まずは装備の充実とそのラスボス級の情報か?」

「うん、よか答えたい、ロクハチさん、じゃ今感じる中で、一番強い覚醒者はどこにおるるか分かるね?」

「一番強い覚醒者?」

「そう、そぎゃんたい、そいつと手を組みたか」

「それはできないのでは?」


 出来ない?なんでだ?


「はい?なんで?」


 俺は思わず質問した。


「エルフ、君だよ、一番強い覚醒者は」

「!?」


 お、俺!?

 これを聞いたオトネが即、動いた。


「トリッ!」

「な、なんだ?」


 オトネは大声で叫んだ。

 どしたん?


「ここを離れっぞ!急げっ!」


 コケ-!?

 直感!


「そういうことかっ!」


 回避だ!


「一番に狙われるのは、俺だっ!」


 ここが一番に狙われる!

 俺達が向こうを感知したように、向こうも俺達を感知しているはず!

 俺に憑依しているエルフが過剰に反応する!

 余程の敵なのだろうか?

 前の世界で、何かあったか?


「まだ覚醒が浅か、潰すなら早かがよか!なら来るはず!皆でトリを守らんといかん!」

「違う!オトネ!ここから俺が離れる!おそらく目的は俺一人のはず!」


 俺は猛ダッシュで美術館の扉を開き、外に出る!

 走りながら感覚を研ぎ澄ます。

 どこだ?どこが一番俺の力を発揮できる?


 ピン!


 ああ、観蛇か?あそこには門王の塚があったはず!


 ピン!


 こっちだ!方向は間違っていない!

 確信を持って全力疾走する!


「!?」


 足下に黒い影を感じた。


「来たかっ!?」


 俺はジャンプし、ビルの側面を走る!


 ドオオオオオオンッ!


 アスファルトの道路が破壊され、黒い蛇のような物体が現われる!

 うねうねと不気味に動くそれ。


「!?」


 タコの脚!?

 大きさはバスくらいか?長さは20m以上はある!

 その長く太い触手が何本も大地から突き出てくる!


「……マズいな、刀で斬りつけたくらいでダメージあるか?」


 俺は観蛇を目指し走り続ける!


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