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皇丸…その船の名は

作者:おみき
俺の名前は相馬、相馬 瞳。
妻と子供を連れて年に数度の墓参り。最近は減ってきた蝉の鳴き声を背に、いつものように掃除をし、線香を、供え手を合わせていた。お盆て事もあり、割と多くの人達が同じようにしている。
…さて、帰るかと、支度をしていた時、ふと目に入ってくる。

隅の方墓前に佇む男が1人。この暑さにも関わらず、漆黒のスーツを身に付け白いワイシャツ、黒のネクタイをしている。それでいて汗ひとつかいている様子は見られない。銀色のカフスボタンにネクタイピン、シルバーと黒のロレックス。いずれも一流の身嗜みで下品さもない。
上品な人間だと言う事は身だしなみや所作で大方分かるもの、そして俺は職業が刑事でもあるので人間観察が癖になっている部分もある。

小さな声で墓に向かい、話しているようだ。あまりジロジロ見るのも失礼かと思い、踵を返して帰途につく。

「…おい、相馬。久しぶりだな、俺に挨拶なしとはお前も偉くなったな…」

…!!!?黒スーツの男が身体は墓前に向けたまま、俺に声をかけてくる。それは、嫌な気持ちになるような声でも不審な気持ちになるでもなく、懐かしく温かい声だった…


ま、まさか……?全身の毛が逆立ち、俺は直立不動で男の方を向く。15年、15年ぶりの感覚だった。
序章
今の俺
2025/08/14 23:08
思いがけない再会
2025/08/14 23:17
第1章 それぞれの邂逅
昔の俺
2025/09/27 14:50
頑丈な男
2025/09/27 20:41
第2章 皇丸
その男、ここにあり
2025/09/27 22:23
その男動き出す
2025/09/27 23:08
第3章 それぞれの役割
任侠…893
2025/10/11 23:07
今を過ごす意味
2025/10/13 11:14
第4章 事の始まり
15years a go
2025/10/13 11:37
新興勢力
2025/10/13 12:24
第5章 あの日の詳細
あの日の詳細②亡霊狩り
2025/10/19 00:56
あの日の詳細④恐怖と狂気
2025/10/20 20:09
続・恐怖と狂気
2025/10/20 20:40
あの日の詳細⑤源田と藤原
2025/10/20 22:06
あの日の詳細⑥総長登校す
2025/10/20 22:45
あの日の詳細⑧全滅
2025/10/22 16:24
続々・恐怖と狂気
2025/10/22 17:42
最後のピース
2025/10/22 19:16
圧勝…完成
2025/11/03 14:46
第6章 動き出す
始動
2025/11/18 00:48
Story from the other side⑴
2025/11/19 21:57
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