第14話:大会エントリー
ついに第二クールや!!!✨️
第14話:大会エントリー
魔女エナガとあけびの日常に、新しい依頼票が舞い込んだ。
「ねえねえ魔女エナガ!!これ見て見て!!」
あけびが興奮気味に、一枚の貼り紙を持って駆け込んでくる。
「なによ騒がしい。……『魔道士大会・出場者募集』?」
「優勝景品、見て!『デラードフォームになれる魔法石』だって!!」
貼り紙を覗き込んだ魔女エナガの目の色が変わる。
「……これ、本気で強くなれるやつじゃない」
「でしょでしょ!!僕、出る!!魔女エナガも一緒に出よ!!」
「言われなくても出るわよ。あんたと違って、私は元から実力あるんだから」
「ぐぬぬ……でも僕だって最近強くなったし!」
そこへ、ガラガラと戸が開く音。
「……なんの騒ぎだ」
ルートが眠そうな目のまま、貼り紙を一瞥する。
「あ、ルート! 見て、大会だって! 一緒に出よ!」
「……いや、俺は個別で出る」
「え、なんで!?」
「別に理由なんてない。強いて言うなら……身内と組むより、ソロの方が身軽なだけだ」
魔女エナガがジト目でルートを見る。
「……ふーん。まあいいけど。負けても知らないから」
「お前にだけは言われたくない」
そんな言い合いをしている二人の背後で、師匠が大きな荷物を抱えて玄関に立っていた。
「さーて、私はそろそろ行くとするか」
「あ、師匠。どこ行くの?」
「バカンスだ、バカンス。たまには羽を伸ばさせろ。うへへ」
肩の上には、スプレッドがちょこんと乗っている。
「留守番よろしくな〜。大会、頑張ってこいよ」
「え、師匠応援に来てくれないの……?」
「行かないったら行かない。若いもんだけで頑張れ。それに」
師匠は一瞬だけ、いつもより少し柔らかい目でエナガを見た。
「お前ら、もう十分強い。私が隣にいなくても、大丈夫だろ」
「……師匠」
「うへへ、じゃあな!」
師匠はスプレッドを連れて、あっさりと出発してしまった。
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大会当日。会場には、各地から集まった腕自慢の魔道士たちがひしめいていた。
「うわぁ……なんかみんな強そう……」
あけびが、周囲を見渡しながら少し気圧された声を出す。
「びびってんじゃないわよ。あんたも今まで散々鍛えてきたでしょ」
「そ、そうだけど!」
離れたところで、ルートが一人、静かに戦況を見極めている。
「……この中で本当に厄介そうなのは、数人ってところか」
そして、対戦表に書かれた一つの名前に、彼の目が止まる。
「……あけびの初戦、これか」
対戦相手の欄には、まだ見ぬ名前が刻まれていた。
ファード
ノシ




