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転生特典で完全没入型VRMMOが作れる才能を貰ったので1人で作ってみる  作者: 愛板


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第9話 空想でしかなかったシステム

主人格「なぁみんな昨日のこと覚えてる?」


思考4「もっと詳しく言え」


主人格「言葉が強い…いや、あの配信者さんのやつだよ」


思考2「もちろん覚えている。というか私たちは忘れない」


主人格「あ、はい…いやさ、2日後に販売するノベルゲー、『恋色リフレイン!』だけどさ、宣伝って何もしない予定だったよね?」


思考3「肯定、主人格が宣伝せずに売れる方がかっこいいとか戯言を言ったので宣伝なしで販売する予定まぁほかにも幾つか理由はあるが」


思考4「何度聞いても呆れ理由で草」


主人格「良いだろ別に!!じゃなくてさ、これ配信者さんに依頼するのってありなのかな?」


思考3「なるほど、理解した。だがその場合かなりの額が必要になるが大丈夫か?」


主人格「そうなの?」


思考3「情報を収集している最中だが…昨日のよろず氏に依頼した場合。最低でも300万程だろうな」


主人格「ウッソだろ…」


思考3「さらにスケジュール調整等もあると予測できるため…直近でプレイしてもらうにはかなりの金額を積まなければいけないと考えられる。」


思考2「付け加えるなら私たちの知名度の問題もあるためまず案件を受けてくれるかも不明である」


主人格「なるほどね…」


思考5「だが配信者に依頼するという手はとても良い手だ。ただし、配信者に依頼する際はたった1人の配信者に依頼するよりも複数の配信者に依頼しなければ狙った宣伝効果は得られない。が将来的には考えても良いだろう」


主人格「なるほどねーじゃあ今回は見送るって事で…」


思考3「了解した」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



やっぱこれ宣伝が難しいわ…ぶっちゃけると俺も思考達も広告というものの大切さはわかっているのだが…やはり資金がネックだ。宣伝にはお金がかかりすぎる…ほんとにすごーーーくかかる…。というかぶっちゃけると俺が作るゲームにかかる金額はほぼゼロと言っても良いのだ。だって全部1人で作ってるし、必要なのは声優さんのギャラくらいで、そう聞くと広告費出せるだろと思うがそうでは無い。


だって使えるお金は全て完全没入型ゲーム機の開発費に回しているからだ。それはもうすんごい金額を使っている。そのため余剰資金が無い。株や為替取引のための資金は必ず残しておかないと利益が大きくならないためそちらにもお金を残しておかないので…


「広告費は捻出できんのよ…」


いやぁ世知辛い…ただ、良い知らせもある。


俺が求めるレベルの完全没入型ゲーム機のスペックにもう少しで到達しそうなのである。


いやぁこの知らせを思考達から聞いた時はぶち上がったね。本当に…ちょっと泣いちゃったもん…


ただ問題もいくつかある。それは…量産が馬鹿みたいに難しいというか問題である。思考達が特典知識から得た技術を本当にフルに使出来た超高密度脳波センサー、神経刺激電極、光ファイバー神経通信、超伝導量子センサー、生体認証チップなどなどを搭載しているのだが…これらを作る素材がなぁ…これまた高いし、作るのに超緻密な作業しないといけないしで本当にやばいのだ。


今の段階で一般発売しようものなら一台150万位することになってしまう。

1台150万円のゲーム機。まぁ買うというか買える人はいるだろうし無理しても買う人はいると確信できるが…流石に50万円以内には抑えたい…出ないと普及率が終わる…ていうか50万円に抑えるのが精一杯な気がする…思考達がずっと値段を下げるために代替素材などを探してはいるが…実験するだけでお金がすっごく飛んでいく…泣きそうなくらい。


スポンサーとか付けばすぐに解決するんだろうけど、それは絶対にしたく無い。これは俺の俺だけゲームで世界だ。他人なんて入ってこさせない。だから…


「株と為替とゲーム以外の資金調達手段考えておかないとな…」


榊塾はぶっちゃけ欠片も儲かってないし…ゲームの方も大ヒットしたとしても目標金額には全然届かないどころか雀の涙くらいだろうからね。それでも本当にありがたいけど


さぁてどうしようかなー





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


主人格「という訳で資金集めに良いものない?」


思考4「現状ゲーム作りくらいしかない」


思考2「稼げる手段は多くあるが主人格が現在中学1年生という点が非常にきびしい」


主人格「やっぱりそこだよなぁ…」


思考3「私たちが持つ技術を売りにすれば直ぐにでも稼ぎは増えるがそれに付随して主人格が嫌悪する事柄が大量に舞い込んでくる」


主人格「…例えば?」


思考3「私達が持つ技術を使わせろと迫ってくる汚い大人」


主人格「それは本当にやだ」


思考3「現在私たちはギリギリ悪目立ちしない範囲での活動しか行っていない。株や為替に関しては大いに目立っているとも言えるがそこは正直運がいいの一言で片付けられる。運用している金額は膨大だがこの世界ではそれほど珍しい金額でもないからな。」


主人格「俺達が今やってる活動といえば…私塾とゲーム販売?」


思考3「そうだ。この二つはやろうとすれば普通の人間でも出来る。だが少しでも普通から逸脱してしまえば…そうだな…今思考4が考えていたAR、要するに現実拡張の機器の販売などを行った場合…私達は完全没入型ゲーム機の開発時間が取れなくなる可能性が高く、さらに先ほど述べた汚い大人がゾロゾロとやってくることになる。まぁ将来的に完全没入型VRMMOを出した場合もそうなるのだが、現時点でそうなるのは嫌だろう?」


主人格&他の思考「嫌すぎる」


思考3「という訳だ、なので現在は大きく動かずゲームを売り、儲け、その金で株、為替で増やす。これがベターだ。」


主人格「了解…」


思考3「そしてここで主人格に朗報だ。『夢鏡システム』が完成した。」


主人格「は?」


思考5「先ほどようやく完成した。」


思考2「肯定」


思考4「頑張った」


思考6「みんなすごいねぇ」


主人格「はぁ!?!?いやでも!開発には後数年はかかるって言ってなかったけ!?」


思考2「正直キセキだ。初めに検証を始めた技術が大当たりだった。安全確認等も完了している。あとはテスト運用をするだけで完成する。」


主人格「……資金集めの相談終了!!今から…俺らの理想の世界『エターナル』の創造を始める!!!ひとまず新しいゲームエンジンの開発を最優先!!」


思考2〜6「了解」


思考3「まぁゲームサーバーがないのでまだプレイは出来ないがな」


主人格「サーバールーム用にピックアップしてた土地買っといて、それと世界管理演算施設アカシア・コアの作成にも着手する」


思考3「ーー了解、資金がまた消えるな…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



うおおおおおおおおおお!!!!!たぎってキタァ!!思考達みんなマジ天才!!超すごいまさかまさかの『夢鏡システム』を完成させるなんて…まじですごい!!


というか出来ると思ってなかった!!出来たらいいなとは前世の時からずーーと考えてきた空想上の産物それが『夢鏡システム』である。


ゲーム好きのみんなは一度思ったことがないだろうか?寝てる時間にゲームできたら最高だよね、というか寝てる時間って勿体無くない?と


そう!つまり!この夢境システムというものは一言で言うなら


寝ながらゲームをプレイする事ができる装置である!!


ぶっちゃけ思考達が転生特典から引っ張ってきて何とか作り上げた技術なので転生特典に触れていない俺から説明するのは難しいのだけれど、この『夢鏡システム』は人が寝ている時に夢を見るという事象をコントロールして作り上げたものだ。


お、思考3からいい説明が送られてきた。

夢鏡システム


思考3「人間の睡眠中に発生する「夢」の認知領域へ安全にアクセスし、夢をゲーム世界へと変換する革新的な神経同期システム。覚醒状態だけでなく睡眠中もゲームへのログインを可能とした、24時間対応型VRシステムである。」


と言う訳だ!!もちろん夢のことなので直ぐ忘れるんじゃない?という心配もあったがこの『夢鏡システム』ではそれすらも完璧にコントロールする!つまり普通に起きている間のプレイ体験と同等の体験が出来るのだ!


ちなみに安全配慮も完璧!元々完全没入型ゲーム機に搭載する予定だったものがある。


一つ目生体監視システム

* 心拍数

* 血圧

* 血中酸素濃度

* 呼吸数

* 脳波

* 体温

* ストレスレベル


異常を検知すると即座にログアウトさせるもの!



二つ目!緊急強制切断エマージェンシー・ログアウト

* 心停止の兆候

* 呼吸停止

* けいれん

* 意識障害

* 火災・地震など外部センサーが危険を検知


これらを検知すると強制ログアウト!


三つ目!痛覚リミッター

ゲーム内の痛みを安全な範囲に制限。これないと完全没入型ゲームなんて無理!

例として挙げるなら

* 初期設定:現実の5%

* 最大でも30%まで

* 設定変更には本人認証が必要



四つめ!精神保護システム


* PTSDリスク検知

* パニック状態を感知

リアルすぎて怖い!ってなる人も絶対いるからね!



五つめ!時間管理AI


没入しすぎを防ぐための機能!これないと廃人になる!まじで!

* プレイ時間を管理

* 食事・水分補給を通知

* 長時間連続プレイ時は強制休憩、睡眠中を除いて




六つめ!現実優先システム

現実世界で重要な出来事が起きた場合の対処!

* 家族の緊急連絡

* 救急車の到着

* 火災報知器

* 地震速報

* 尿意、便意の通知、通知が来て5分ログアウトしなかったら警告


などを最優先し、万が一の場合自動的にログアウト。



そして最後!神経フィルター


脳への信号を監視し、

* 神経への過負荷

* 異常な刺激

* システムエラー

を検知すると接続を遮断。これないと安全上まずい、デリケートな部分だからね脳って



と、これらすべての対策をゲーム機には盛り込んでいるのでかなり安全だ。まぁそのせいで費用が跳ね上がってるんだけどね…


でもこういった安全機能は絶対にいる。ゲームはあくまでゲームだ。俺だって創り上げた理想の世界だけで暮らしたい欲求はあるけど、そんなことは出来ないだって俺たちはこの現実を生きているんだから。まぁ楽しめるだけ楽しむんだけどね!


開発者の特権として俺が1番先にプレイするんじゃああああ!!!!


とりあえず俺は弁護士先生に電話して土地を買う事を報告せねば!小学生の頃の俺には弁護士先生からの信頼がなく、思考達もこの人を頼っていいか半信半疑だったけどもう7年くらいの付き合いになるのでぶっちゃけ信頼できると断言できるし、弁護士先生側も俺のことをただの子供だと認識していないからいける!だって俺、この年齢で株や為替でえぐい金額稼いでいるし、私塾も開いてるからね!

元々成人してから買うつもりだったけどこの心の熱には勝てない!今直ぐ行動したい、というかする!


え?どんな土地を買うの?って?



そんなの決まってるじゃん、




山だよ?



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