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転生特典で完全没入型VRMMOが作れる才能を貰ったので1人で作ってみる  作者: 愛板


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第6話 ゲーム作りは情熱だああああああ!!!

主人格「さてゲーム作りだ。アイデアを出していってくれ」


思考3「質問の意図が理解不能、元々作るゲームは決まっていたはず」


思考4「それな」


主人格「いや元々決まってたやつとは別のゲームだよ。正直さ、榊塾のせいでゲーム作る速度が上がりまくって余裕あるじゃん?だから元々決めてたやつともう一つ出そうと思ってさ」


思考2「肯定、小学1年生時に比べ作業速度は10倍になっているため可能ではある。」


思考5「主人格の意図は理解した。では5からの提案、ノベルゲームはどうだろうか?」


主人格「ノベルゲーム?」


思考5「主人格のイラスト技術の向上、ストーリー構成の向上、そして我々の力を使えば無数にエンディングのあるノベルゲームを作れると予想できる。さらに子供達から催促されゲームにBGMをつけ始めたおかげで作曲スキルも上がっているためかなりいい作品ができるはずである」


思考4「たしか主人格の趣味か可愛らしい女性のイラストの練習を死ぬほどしていたのでジャンルは恋愛ものとか推奨、というか練習してたイラスト使えばだいぶ楽できる」


思考2「確かにかなりの数のオリジナルキャラクターを作っていた記憶がある」


主人格「………」


思考3「主人格も問題ない様なので今回出すゲームは王道RPG、そしてノベルゲームに決定する。主人格はイラストの量産を、RPGの方はほとんど描き終わっている様なのでノベルゲームの方を。ただ思考2の書くストーリーが完成してからで構わない、思考2はストーリー構成を、RPGのストーリーは完成しているのでノベルゲームに注力してほしい。それと分岐は無数にあっていいので自重なしで構わない、思考3である私は株、為替、資産運用と並行してプログラミング補助を、思考4はプログラミング及びゲーム内UIも頼む。サポートは先ほど言った通り3が行う、思考5はBGM、オープニング曲の作曲、さらに並行してゲーム内アニメーション作成、RPGゲームのアニメーションはほとんど完成しているのでこちらもノベルゲームを優先してほしい、最後に思考6は榊塾の運営、さらに声優さんのキャスティングを頼む、予算はもうすでに組んでいるので脳内記憶フォルダ1648を閲覧してほしい」


主人格&思考2〜6「了解」


思考2「ストーリーについては1週間後に完成させる」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


という訳で作戦会議が終了したので俺は主人格用PCに保存してある数々の美少女イラストを思考2の専用PCに送っておく。


ははは…まさか俺のオリジナルキャラクター達がヒロインのゲームを出す事になるとは…俺の欠点である人物を描けないという点を克服してから数ヶ月間の間でほんとに馬鹿みたいに書いたからな…


あ、思考2からメールきてる。というかいちいちメールを送ってくるなよ…普通に脳内で言えばいいだろ…えーとなになに?


ーーーーーーー

描きすぎ


ただどれも良いキャラクターなので30人全員使わせてもらう。必要なスチルは逐次要求していくので、すぐに描け

ーーーーーーー


「うるせぇ……」


というかマジか…30人全員使うのか…それ容量やばい事にならないか?そう考えているとまたメールが来た。


ーーーーーーー

なる。恐らくRPGよりもすごい事になる。すでに思考3に追加の予算を要求している。声優さんの選定も思考6に依頼済み

ーーーーーーー


だから脳内で言えよ…そっか…RPGよりもすごい事になるのか…一応このRPGゲーム「創世のレガリア」は俺が目標としてるVRMMOの1000年前の世界を描いたゲームになるのでかーーーーなり力を入れている。世界観、設定全てやばいくらい詰め込んでいる。まぁそういう設定があるっていうだけでゲーム内での説明などは最低限にしているけどね。もちろんRPGゲームという事でルート分岐は一つしかなくそのルート分岐もストーリークリアにそこまで影響をあたえるものではないしエンディングは一つしかない。初めて俺たちが出すゲームという事でゲーム自体の値段を下げる為にキャラクターボイスはゲーム内にあるアニメーションの時にしか流れないし、ゲームクリアまでのストーリーボリュームもクリア時間30時間を想定しているものだが…


それでもかなりの超大作なんだけど…それを超えてくるのか…


ーーーーーーー

恋愛ものはキャラクターが命。キャラクター一人一人のストーリーをライトノベル1作品くらいの密度で書かないといけない。

ーーーーーーー


思ったより思考2が本気だ…といかやっぱりそれぞれの思考達の性格がかなり独自性を帯びてきてるんだけど…主人格である俺は前世そのままで転生特典の中にある知識に触れた思考達は俺の性格とはかけ離れてしまった。ということは把握していたが最近なんというか個性が出てきたのか?


思考2は主にストーリーを書く、設定を考えるという事を主に担当しているせいか小説好きが主人格である俺よりもすごい事になっている


思考3は冷静さが求められる株や為替、資産運用を主に担当しているせいかめちゃくちゃ冷静


思考4は…よくわからん……あいつまじでなんなの?脳内会議の時はよく主人格である俺を揶揄ってくることが多いが…まぁプログラミングが好きなのは分かるんだけど…だって思考達の中でもコードを書く速度が1番だし…


思考5は…うん、音楽大好きだな…それ以外わからん…


思考6はまだ生まれてきたばかりであまり掴みきれていないが…子供好きというのは確かである。


この様にかるーくあげただけでかなり個性が出てる。いやまぁ悪い事じゃないんだけどね?正直楽しいし


と、そんな事を考えているとまたまた思考2からメールが来た…もういいよ…俺はもう何も言わん…


ーーーーーーー

1人目のヒロイン大島鏡のシナリオが完成した。スチルが必要な部分は赤線を引いてあるので読め、アニメを流すところは枠で囲っているからそこは気にしないで構わない

ーーーーーーー


早いわ、どんな速度で書いてんだこいつ…まぁいいや取り敢えず読むか…メールに添付されたファイルを開き…………うん?え?ちょ……は?



「70万文字?????????」


は????


小さく書かれた文字数を見て思考停止していると思考3が脳内で緊急脳内会議を開始し始めた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


思考3「思考2…ヒロイン1人につきこの量なのか…?」


思考2「肯定、これでもかなり削った」


思考3「ーーーそうか…これはフルボイスを想定しているわけでは


思考2「フルボイスだが?」


思考3「……」


思考4「やっば」


思考3「思考5は声優さんに長時間のスケジュールを抑えられるかの確認も頼む…」


思考5「了解…思考3に問題を報告、1人目のヒロイン時点でもアニメーションシーンが多く思考5だけでは対応がふかの「頼む」………………………了解した。主人格に要請、現在5が使用している機械の増設を希望する…」


主人格「了解……」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


まずい事になった…思っていたより思考2が本気だ…えーと確か一般的なノベルゲームの文字数って…長編と言われるもので80万文字くらいだよな……うん、やっぱりそうだノベルゲーム一つでそれくらいの文字数だわ…え?待って?一つで?


「…俺らは何を作ろうとしてるんだ??」


これ容量もまずい事になるし販売金額もすごい事になる気が……


「うん、気にしないでおこう…」


考えすぎたらまずい気がする…無心だ。無心になれ…取り敢えず俺は思考5から要請された装置の増設に向かわないと…っと、そういえばこの装置名前つけてなかったな…んーそのまんま「第3の手」でいっか、この装置は「思考型キーボード」の技術をそのまんま使ってできたものである。簡単にいうなら手と同じ感覚で使える装置?だろうか、これがあれば思考達は自由に使える手を得たと言っても過言ではないくらい凄いものだ。まぁ見た目は気持ち悪いんだけどね、だってめっちゃ無機質なアームに繋がったまんま人間の手がついてるんだもの…さらにさらに人間本来の手なら生身の肉体という制約があるので早く動かすには限界があるんだけどこの装置「第3の手」はそんな制約はない。思考速度が化け物級になった俺の別れた思考達が使うと……


「気持ちわりぃ……」


アニメーターの人達の動きを倍速で流しているみたいな動きをする「第3の手」が俺の目の前にずらっと並んでいる。いやほんとに怖い…数年前に購入した5台の板タブに一心不乱に描き込んでいる「第3の手」達…そっか…ここまできたか…初めは一台だけだったのに…


なんで俺の思考達は別れた思考の中でさらに並列思考してるんだろうね……もう俺の頭の中が怖いよ…絶対人間1人の頭の中の収まっていい性能じゃないでしょ…俺このままじゃあの国民的海賊漫画の登場人物である天才科学者と同じくらい頭がデカくなるんじゃ……


そんな事を考えながら予備の「第3の手」を数台持ってきてこれまた予備の板タブの前に置き設定をしていく。えーと今回ので合計10台になったかな…?ははやっべ


正直この装置と思考達がいれば主人格である俺の仕事のイラスト作業は楽に終わる気もしなくもないが…何も言わないでおこう…俺に仕事が無くなったら流石に寂しいからね…







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あれから数ヶ月経った。今は夏休みになり、榊塾には夏休みの勉強をしに来た子がいた。俺はその子達に挨拶をしながら今日から数日間大人のお客さんが何十人もくる事を伝え、インターホンが鳴ったら教えて欲しいと伝えると皆んな笑顔で「いいよー」と返事をしてくれたのを確認しお礼を言ってから2階にある自室に戻った。うーんほんといい子ばっかりだわ…嬉しいねぇ…イタズラする子とか悪いことすることか意地悪する子には罰として死ぬほど怖いホラゲー(自作)をさせたり録画していた映像を親御さんに見せる事を続けたおかげで塾内で変な事する子は居なくなったからね。いやーしっかり成果が出るのは嬉しいね。


ピンポーン


お、もう来たのか早いな。チラリと時計を見ると約束していた時刻の10分前。おぉしっかりしてる…


「せんせーー!ピンポンなったよーーー」


下にあるバカみたいに広くなったリビングから子供達の声が聞こえたので「はーーい」と返事をして玄関に向かう。さて、本日からレコーディングの始まりだ。レコーディングスタジオ機材の代金、余っている部屋をレコーディングスタジオに改装した代金の回収のために声優さん達には頑張ってもらおう!


あ、思考達も頑張ってね?声優さんとの会話役は俺がするけどディレクター仕事とか録音エンジニアはできないから。


そんな事を思考達に伝えながら玄関を下り、インターホン越しに名前と顔を確認した後玄関のドアを開けた。


「どうも、依頼した榊裕一です。今日はよろしくお願いしますね」


俺がそう言うと目の前にいる声優さんは少し動揺しながらも「よろしくお願いします」と返してくれた。うん、その反応は予想通り、そりゃ俺の外見見たらびっくりするよね。明らかに子供だし。


「ではレコーディングスタジオに案内しますね?あ、一階は私塾を開いてて子供達が大勢いるんですけど気にしないでください」


俺はそう言いながらまだ少し困惑している声優さんを玄関に招き入れ、大量にある子供達の靴が置いてある靴箱の横に置いてある来客用スリッパを手に取った。



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