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転生特典で完全没入型VRMMOが作れる才能を貰ったので1人で作ってみる  作者: 愛板


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17/30

第17話 連載決定とプレゼント(泣)

なんか紆余曲折あり持ち込みに行った当日の午後に急にウチに来て契約したいと持ち込んだ出版社の編集者さんである山本さんがおっしゃったので俺も大急ぎで思考達に俺が絶対に求める条件を纏めた書類を準備してもらいながら弁護士先生に電話しすぐに来てもらい万全の状態で契約に挑んだ。


まぁその日は本格的な契約ではなくこういった契約をしますよという説明だけだったのだが思考達が作ってくれたおかげで権利関係の問題はしっかりと伝えることができた。それに俺が作ったゲームの話も伝えると山本さんは『創世のレガリア』の未来の話なのか!?と驚いていた。どうやらしっかりとプレイしてくれていたらしい。嬉しい限りである。


発売しているゲームの続編みたいなものということもあって山本さんとはかなり念入りに打ち合わせを行い編集部側に俺が絶対に守って欲しい要綱も伝えることを約束し(書類にして渡してある)それを守らないと別の出版社に持っていくと脅s…じゃなく伝え……





そんなこんなで1ヶ月後


「裕一先生の漫画家デビューを祝して!かんぱーーーーい!!」


「「「「「「かんぱーーい!!!」」」」」


場所は現在俺が所有している山に作ったキャンプ場(グランピング施設)である。


いやはや山の開発ついでに作っておいたらいつか使う時が来るかも?とか考えて作るだけ作って放置していた施設をまさか俺のお祝いで使う事になるとは思ってもみなかった…


まぁグランピング施設といっても建物は一棟しかないし家具も必要最低限の物だけだ。一般開放とかはしてないし俺の知り合いが使いたいっていったら貸してあげるよ。くらいのゆるーい施設である。今の所利用した人は弁護士先生とそのご家族さん、しずこさんの息子さん夫婦だけである。マジ身内


そんな施設に今子供が101人その保護者さん(希望者だけ)達、そして俺がいる状態である。

いやーほんとに広く作っておいてよかったよ…建物自体の広さはまぁかなり広いんじゃない?くらいの規模感なんだが建物周囲を整備して遊べるようにクッソ広くしているので鮨詰め状態ではなくまぁまぁの人数の大人達が焚き火を囲んでかなりいい椅子(俺が今日の日のために買った奴)に座ってゆっくりするくらいの広さと子供達全員が走り回って羽を伸ばし遊べるくらいは普通あるのだ。まぁほとんどの人が今はBBQを楽しむために炭に火をつけたりお肉を焼いたりしているから一箇所にしかほとんど人がいないんだけどね?


あ、大人達が速攻でお酒開けてる…おいずるいぞ!俺だって飲みたいのに!!

というか!この人たち運転が必要ないからっていう理由で陽気満々だろ!くそ、こうなるんだったら送迎のためにバスを運転手さんごと数台呼ぶんじゃなかった!!というかあんたら子供の面倒見なくていいのかよ!!


確かにこのグランピング施設はセキュリティ完璧で例え遭難しようとも速攻で発見できるように俺が開発した監視カメラをえげつないくらい設置してるし、危なそうな場所には立ち入った瞬間警告音がなる装置とそれに連動してその場所の位置情報を知らせてくれるでっかいモニターを目に見えるところに置いているとはいえ油断しすぎだぞ!!


え?なんだって?ここまでガチガチに安全設計された山で怪我したり遭難するような子は『榊塾』にはいないって?


……それはそうだけどね!危機感はやっぱり必要じゃん!?一応子供だし!!一応施設内には小さいとはいえ川だってあるんだよ!?


「その川さっき見てきたけど水深私の膝下くらいじゃない…」


「それでも危ないよ翠ちゃん!だって自然は雄大で怖いんだから!」


「確かに自然は怖い物だけれどガッチガチに管理されてるでしょ?あんな水深のくせに救命用のロープとか川の周辺に設置しまくってるし、見た事ないレーザー光線みたいなやつも照射されてたし…」


ちなみにレーザーに人が当たるとその人が溺れているかどうかを内部のAIが自身で判断して溺れている判定を下されると自動的にその人物の元に縄と救命道具が投げ込まれる仕組みになっている。


「…やっぱりやりすぎ?」


「やりすぎよ、塾メンバー皆んなもうすでに中学生、というか私みたいに高校生も居るんだから…小学生なのはうちの妹の瑠璃と後3人だけよ?しかも其の3人も6年生だし…」


ぐうの音も出ないくらいその通りな事言われた…でも心配なんだよ…皆んな小さな頃から見てきてるし…やんちゃだった時の記憶が抜けてないというか…


そう思いながら目の前で俺のためにお肉を焼いてくれている翠ちゃんからいい感じに焼けたお肉をお皿に入れてもらいタレにつけて食べ用とした瞬間野菜を乗せられた。


「俺ピーマン苦手なんだけど?ていうかなんでBBQでピーマンをそのまま焼いてるの?」


「しずこさんにちゃんと野菜を食べさせてねって頼まれてるからよ」


しずこさんめ…確かに俺はピーマンが苦手とはいえここまでする必要ないでしょ!


「せめて半分に減らしてもらう事は…」


「ダメよ」


「うっす」


ぴえん、くそう…ならせめて野菜炒めにしてくれればいいのに…それなら食べられるのに…


「というか、しずこさんが言ってたわよ?ここ半年ずっと部屋に引きこもって漫画描いてたから体調が心配だって、あんたしずこさんに心配かけてんじゃないわよ」


「うっす…」


はい、気をつけます。そういえば漫画描くのが楽しすぎて習慣になってたランニングも辞めちゃってたしな…そりゃ心配かけるか…


「……それと、その…あの…お、おめでと!連載決定!」


「え?あぁ、うんありがとね」


翠ちゃんは目線を逸らしながら俺に向かってそう言ってお祝いしてくれた。びっくりした。話の方向性が変わりすぎて反応が少し遅れた。ピーマンの話はどこに行ったんだ?


「そ、それでハイこれプレゼント!!」


「ーーえ?まじ?ありがと!開けていい!?」


マジか!翠ちゃんからプレゼントだと!?初めてもらうぞ!?他の塾メンバーは何かと俺の誕生日だとかゲーム発売記念とかにくれていたけど翠ちゃんだけはくれなかったからなぁ…かなり嬉しい。


「い、いいわよ!開けても!」


何故か顔を真っ赤にしながら開けてもいい許可をして貰ったので取り敢えず小さめの紙袋をゴソゴソとしてみ…


「え゛」


なんかすごい有名時計ブランドの名前が書いてある箱が入ってるんですけど…え?待って?嘘でしょ?


少し、いやかなり慌てながら周囲を見渡すと俺と翠ちゃんを見ながらほんわかしている人たちの中に「あ、裕一くんの反応的にマジであれをプレゼントしたのかお姉ちゃん…」という心の声が聞こえてきそうな顔で見つめている小学生の瑠璃ちゃんと目があったので、頑張って目線で「これまじ?」という意図を込めて見ると「…」と言った感じで目線を逸らされた。

おい!?瑠璃ちゃん!?知ってたならとめてよ!?ここのブランドの値段はマジでやばいんだよ!?


「い、一応!?アンタの好きな色のやつを選んだんだからね!」


なんか翠ちゃんがそう言っているので、流石にこのまま静止しとくのは無理があると思い紙袋から明らかに時計が入ってそうな箱を恐る恐る取り出す。


そしてその箱を取り出した瞬間、高校生組(女子だけ)と大人組がめちゃくちゃ綺麗な二度見をした。もの凄く綺麗な二度見だった。


だよね!?そうだよね!?これあの有名ブランドだよね!?勘違いじゃないよね!?


いや、まて榊裕一!落ち着け、落ち着くんだ!有名ブランドと言っても値段が控えめの時計とかあったりする可能性があったりするだろ!!このブランドのモノでは聞いた事ないけど!!あるよな!?俺が知らないだけであるよな!?


そうだよ、そうだよな!?


えぇい!!ままよ!男は度胸!!女の子からのプレゼント持っていつまでも静止できないし開けるぞ!!いくぞ!!


パカリ、これ絶対いい素材だろっていう手触りの箱を開けると…


「ッスゥーーーー………」


「「「「「「……………」」」」」」


これ絶対高いやつだ…見ただけでわかるよ…見てよ周りのみんなも実物を見て絶句してるよ…あっっきらかに高級なやつだよ…前世で時計欲しくて調べてたときに、やっばwwなにこの値段wwwって笑って見てたやつだよ


「ど、どうかしら!?ちゃ、ちゃんとお店に行って私がアンタのために選んだんだからね!!」


うん…その行動自体はものすごく嬉しいんだけど…


hey思考s、これいくらか調べられる?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


思考3「検索完了、現在の価格……………聞かない方がいいぞ主人格…」


思考4「草も生えねぇ…」


主人格「た、頼む教えて!?マジで怖いって!?」


思考5「…400万以上とだけ言っておこう…」


主人格「は?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「み゛!?」


「ぶふぉっ!?」


あ、周りの大人達が俺と翠ちゃんに隠れてスマホで調べてるな…そんで価格見てお酒吹いてる…それと同時に高校生組中学生組の女の子達は全員が頭を抱えて崩れ落ちてる。…後で女子組に事情聴取をしておこう…絶対何か知ってるだろ…おおかた翠ちゃんから相談受けてて色々一緒に考えてあげたとかだろうけど…

たぶん、止められなかったんだろうなぁ…翠ちゃん一度そう決めたら止まらないから…


「ーーーこ、これほんとにもらっていいの?す、すいちゃん?」


全力で平静を保ちながら翠ちゃんにそう尋ねる。


「あ、あったりまえでしょ!?アンタのために選んだんだからね!!」


と、返事が返ってきた…嘘じゃん…流石にこれ貰えねぇって!?400万!?400万だよ!?ていうか親御さんは止めなかったのか!?確かに翠ちゃんは子役としてめちゃめちゃ人気で引っ張りだこだったから貯金はかなりの金額あるだろうけどそれでも400万はやりすぎだろ!?あ…もしかして翠ちゃんの稼いだお金の管理を親御さんじゃなくて翠ちゃんがしてたりするのか!?


「こ、これでもかなり高いやつだよね…?」


「そうだけど…」


「さ、流石にこの値段の時計は…」


「?でもアンタに貰ったこの髪飾りよりは安いわよ?」


え゛?いや待って?絶対そんなことないと思うんだけど!?だよね?そうだよね思考達!?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


思考3「あぁ、彼女にプレゼントした髪飾りにつけているダイヤは工業用の人工ダイヤのためそのような値段になる事は…」


思考4「ーーまさか天然物のダイヤだと勘違いしてる?」


思考2「あっ…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そっかー、勘違いかぁ…まずい!?今更その髪飾りに使ったダイヤは人工のものだよ!とか言えねぇ!?だってもうすでに400万の時計買っちゃってんだもん!?待って!?ほんとに待って!?


こ、これどうすればいいの!?まじでどうすればいいの!?こういう高級時計って返品とかできたりするの!?


そんな感じで全力でパニックを起こしていると翠ちゃんが心配そうな顔になってきた。


「も、もしかして気に入らなかったかしら?一応時計の裏側にあ、アンタと私の名前入れてもらったりしたんだけど……」


「ーーーいや!?めちゃくちゃ気に入ったヨ!?マジで最高だよ!!ほんとにありがとね!?というか裏側に!?マジで!?」


全力で急ぎながら尚且つ絶対に落とさないように時計を持ち上げ裏側を覗くとアルファベットで確かに俺と翠ちゃんの名前が刻まれていた…


え゛………


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


思考3「ーー返品不可だ………」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


…俺って翠ちゃんと恋人関係だったりしたっけ…?


待って?


え?


うん?


「…あの…もしかしていや…だったりしたかしら…?」


あ、翠ちゃんがなきそうになってるうううう!?


「全然!?ほんとに嬉しい!?マジで最高!!超最高!?いえーーーい!!」


内心全力でパニックになりながらも反射的にそう言って翠ちゃんにお礼を言って体全身で感謝の気持ちを表すためにササっと時計の箱を閉じて机の上に置き翠ちゃんを抱きしめ、ぐるぐると回転を開始した。うおおおお!!って軽いな翠ちゃん!!!!


「翠ちゃんマジでありがとう!!超嬉しい!!」


くっそパニックになっているがここで翠ちゃんを曇らせるわけにはいかねぇ!!全力で感謝を伝えろ!!頑張れ俺!!女の子を悲しませたらダメだ!!そんなことしたらしずこさんに怒られる!!


「な、な、な、ふひゅ……………」


「ありがとおおおおおお!!!!」


「待って裕一くん!お姉ちゃんショートしてる!!止まって!?お願い!お姉ちゃんが女の子がしちゃいけない顔になってる!!ヨダレ出てる!?」


うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!












はい、冷静になりました。


翠ちゃんは現在瑠璃ちゃんとママさんズに運ばれ建物内の中にあるベッドで休んでいるようだ。なんかキャパオーバーになったらしい。何がキャパシティを越えたんだ…


というか俺の方がキャパオーバーなんだけど!?どうすんのこの時計!?マジでどうすんの!?いやさ、確かに今の俺の資産的に見たら普通にポンと買える値段の時計ではあるけど高校生の女の子に貰ったものとして考えたら流石にまずい…


さっき急いで翠ちゃんのご両親に電話してこんなプレゼント貰ったんですけど!?と伝えたら普通にドンマイと言われ電話を切られた。思わずスマホをぶん投げてしまった俺は悪くないと思う。


くっそマジでどうしよう…


なにか対策を考えないと……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


思考2「提案、あと数日で翠の誕生日である、その日にお返しとして同じ値段のものを贈ればいい。というかそれしかない…」


主人格「そ、それだあああああああ!!!!!!時計をもらったんだったら俺も時計を返せばいいんだ!!!」


思考5「いや、待て、少し待て主人格、同等な価値の物を贈るのはいい案だが。懸念点がある」


主人格「懸念点?」


思考5「あぁ、次の我らの誕生日の時だ。彼女視点では主人格が髪飾りを贈ってくれたからそのお返しとして同等の値段であるその時計を贈っている可能性が高い。その為またも高価な物をプレゼントすると…さらに高価なものがお返しとして返ってくる可能性がある」


主人格「た、確かに…え?じゃあ詰んでない?」


思考5「だからこそここにきてまたも手作りの物をプレゼントするんだ。もちろん使う素材は高価な物にして時計と同等の値段のものを作り上げ、渡すときにこういうんだ!次の俺の誕生日は翠ちゃんが手作りしたものが欲しいな!と」


主人格「て、天才かよ思考5…、そうする!絶対そうする!というかそれしかない!それをすればブランド物爆弾を回避できる!作るものは…どうしよう…時計の作り方とかしらねぇんだけど…」


思考3「やけに時計に拘るな…作る物は別に何でもいいだろうに…まぁすでに時計の作り方を調べ始めている。任せておけ主人格」


主人格「し、思考3!!さすがだよ!えーと翠ちゃんの誕生日は3月3日だから後1週間はあるな!よし!すぐに準備を始めよう!みんな手伝ってね!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


なんか余計なタスクが増えた気がするけどまぁ別にいいや。


いいものが作れるように頑張ろう…マジで


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