【異世界編】サツマ超特急☆彡とクロネコの姫6
ボーが菊池西郷家に戻った日の夜。
ボーは千尋にソファーでホールドされていた。
「あやちゃん、ボーはお姫様だったんだよ。ね、サト姫様。ほら、ひめさまって呼んであげてね」
「ひめさま~。モフモフ」
「お嬢様まで……私は姫様ではありませんよぉ」
あわれ、クロネコの姫は、一番隠しておきたい正体がばれてしまったのでした。
こうしてまた、モフモフの日々が菊池西郷家に戻ってきたのでした。
「いまから、あやちゃんとお風呂に入ってくるね」
「え? いや、あの奥様、私があやちゃんとお風呂に入りたいです」
「あやちゃん、どっちとお風呂に入りたい?」
「ママと~!!」
「そうだよね」
千尋は娘のあやちゃんとお風呂に入った。
ボーには、どうしてもあやちゃんとお風呂に入りたい事情があった。
旦那様と目が合う。
「さ・と・ひ・め・さま。いや、ココノエ・サト三尉。いや、ココノエ・サト二尉、情報管理官」
「報告書、読ませてもらったよ。大活躍だったそうだね。皇帝に勲章までもらって、昇進までしたそうじゃないか。おめでとう」
「な・ん・で、千尋がサツマ超特急のエスコートをしているのか、説明してもらおうか?」
「君は千尋の監視役ではないのかね?」
「なんのことでしょう? 私はただのメイドでございます。」
旦那様の目は笑っていなかった。
「私はただの、パートタイムのメイドでございます」
「今度から、呼び名は『姫様』と『サト姫』、どちらがいい?」
そのとき、お風呂場から声がかかった。
「ボー、あやちゃんを拭いてあげて」
ボーは助かった。
だが、すぐに風呂上がりのモフモフ攻撃に巻き込まれるのであった。
後ほど旦那の誤解は解けた、
ちなみにイリーナをはじめ、偵察機乗員は速やかに本国に返されて
サツマ超特急の再開まで1年を要することになるのだった。




