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8輪

「なんて読むんだ?」


「ようひさ?ひびさ?」


「いや、そんなんじゃないだろ」


皆が首をひねって考えている


だが、それが間違いだと思いたかった。だってそれは……


その名は……


「陽日鎖」


「えっ?」


「陽炎今なんて?」


「そう、その名は『かげひさ』お前の祖父だ」


阿比王は肯定した。彼処に捕らえられていたのが祖父だって?


だって祖父は……


「そして、お前達が言う綺良姫結晶華の原本を作ったのもお前の祖父だ」


「何ッ!?」


「マジかよ……」


耳が痛い……


   耳鳴りが酷い……


何でこんなに……


闇に呑まれそうな感覚に



「広野江?」






どうしてなの?





  おじいちゃん……




―――――――――――


「広野江!!」


広野江が急に倒れ出した。それを近くにいた瀧月が松明を地面にほって駆け寄る


「広野江大丈夫か?オイ広野江!!」


広野江を支えながら体を揺らす


「瀧月揺らすな!!急いで保健室に行くぞ」


亜矢椿は直ぐに揺らすコトを止めるよう注意する


「広野江君はどうしたの阿比王!!」


「……多分、下僕(アイツ)の中の陽日鎖の力が疼いたんだろな」


「それっていったい……」


「んな話は後で良いだろ!はやく広野江を」


「じゃかましいわ!ゴミクズが1人倒れたダケでピーピーと喚くな!」


流石に阿比王のその言葉に亜矢椿も美咲もキレた


「ゴミクズなんかじゃない!」


「じゃあ落ち着いて物事をみろ、ただの貧血で倒れただけだろ」


「つまり、お前は私達が慌て過ぎているのに対して冷静になれと言いたいのだな」


阿比王の言葉を揚げ足をとるかの様に冷静にツッコむが、阿比王は


「はっ?煩いからとっとと黙って、とっととその邪魔者連れて行けって言ってンだ……変な勘違いしたら潰すぞ」


「「「(ツンデレ)」」」


三人は何故か阿比王に対してツンデレと言う言葉が浮かんだ……


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