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9輪


倒れた陽炎を保健室まで運んだ亜矢椿達は、陽炎を覗きこんだ


「なんかさ、広野江って最近よく倒れてねぇーか?」


「確かに……な」


瀧月の疑問を肯定する亜矢椿。


何かしらの(阿比王の連れてきた妖怪達を除く)事件がある際には、よく倒れていた


「身体には別状はないハズなのですが……」


「本当にそう思うか?」


「「「阿比王!!」」」


美咲の疑問に疑問で返す阿比王


そして阿比王はそれが本当に正しいのかと聞く


「普通に考えてもみろ、本来霊感の全くないヤツがいきなり強力な霊力を備えるなんてこと、お前らがこの学園にいてあったか?」


「あっ」


「そう言えば……」


そう、今までなかったのだ。霊感が全くない人がいきなり強大すぎる霊力を備えるなんてことは今まで一度も……


そして、陽炎は神陰学園始まって以来の異端児でもあった


「聞いてもいいか?」


「何をだ?」


「…神陰学園は陰陽師育成の為の学園だ。その為、陰陽師の血縁者なら簡単に入れるが、何故、本来なら霊感が全くないハズの広野江が神陰学園の陰陽科にこれたのか、いくら血縁者なら簡単に入れる学園だとしても、霊感が全くない場合は別だろ?そして、何故広野江に突如として霊力が現れたのか」


そう、彼らは何も知らない。陽炎の祖父が、自分の勝手な都合で陽炎に自分の霊力を渡したことも……


「それはこのバカが起きたら聞けばいいだろ?(アイツは妖怪大好きのバカでしかないからな)」


そう言って阿比王はまた何処かへ行ってしまった




―――――――――――


ここはどこだろう……


真っ暗で、痛くて冷たくて、孤独で……




でも、僕はコレを知っている……


暗く冷たい感覚……



あっ、でも………


僕の知っている感覚よりこっちの方が暗いな……





 闇より


    奈落より



       深く



         深く










  どす黒い位の










    復讐心




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