表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/136

48輪

あきらかに落ち込んでいる山童に罪悪感を感じながらも、取りあえず森を進むかどうかを考えた


「人間嫌いの妖怪が多いってことは、戦わねぇーと無理なのか?」


「アン!」


「でも、出来ることなら戦わずに進みたいのですが……」


「アン!」


「無理だろうな。只でさえあんなにスピードの速い山姥がいたんだ。この先、何が起こるか……」


「アン!」


「ってかさっきから聞きたかったんだが……広野江、その犬どうしたんだ?」


さっきから皆の話の間に声をあげる子犬に、気にしないようにしていたのだろう瀧月君がとうとうツッコンできた


「あ……この犬は……」


「妖怪ですよね?」


「えっ!?ι」


何とこの子犬は妖怪だった


妖怪としての名前は『送り犬』、地方によれば『送り狼』等もいるらしいが、こんな人懐っこい子犬が妖怪だったのはビックリした


「で、どうするんだ?自分の式神にでもするのか?」


「しないよ!」


只でさえ、妖怪関連の出来事には不運が付きまとっている僕に、この送り犬を式神にしたあかつきには僕はどうなることやら……想像しただけで恐ろしい


「アン!アン!」


とうの妖怪なんて子犬がじゃれるような感じで、皆にじゃれている


うん。可愛いよ……可愛いケド妖怪なんだよね……



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ