49輪
「そういやさ、お前らって何で森に入ったんだ?」
「それはね……」
とりあえず三人と一匹に事の経緯を話した。(祖父のことを話して良かったのかは微妙だったが、亜矢椿先輩達が何も言わない以上は別に大丈夫だと思う)
すると三人は驚いた顔をして、僕に訊ねてきた
「お前の祖父ってこの村をも買ったって本当かッ!?」
「イヤ、僕自信は知らないよ!阿比王からの情報だったし!」
「阿比王ってさっきの妖怪だよね?また何処かに行ったけど」
「何でまた面倒事を増やすの!?」
「やはり猫だな」
「とりあえず犬ではないよな」
「二人とも、ボケないで下さい」
亜矢椿先輩がいきなり阿比王のことを猫と言った後、瀧月君が悪のりしてきたが、美咲さんにツッコまれた
とりあえず全員を落ちつかなせないと……
―――――――――――
全員が落ち着き始めてから、なぜこの子達があんなに驚いたのかをきいた。すると、答えは直ぐに出てきた
「「「だって、妖怪の味方をした変わり者の陰陽師ってその人のこと(だもん)(だから)(ですから)」」」
……………間
「えぇぇぇえぇえぇぇえぇぇぇッ!?」
「広野江、お前の祖父は結局何がしたいんだ?」
「知らないよ!おじいちゃんは何がしたいのか、昔ッからわからなかったし!」
僕が小さい頃、祖父は洗濯機というものがあるのに対して、今(生前)まで、タライと洗濯板、そして石鹸で洗濯物を洗っていた位の『時代錯誤もいいところだ!!』と言われる位……
そして、この合宿の宿舎等のことをふまえても祖父が何をしたいのか、僕にわかるハズがなかったのだった




